沁みる色。

先日、お店のパソコンを 初めて最新のものに変えました。それまでは 型落ちの古いバージョンのものを使ってきましたが いよいよ限界を感じ、初めて新品を購入したのです。

不慣れな私にとって 初期設定など、面倒で苦手で うまく切り替えできるのか・・・という心配がありましたが さすが最新。むしろ こんなに簡単なんだ!と関心しました。しかも 最初に写った写真の画像の綺麗なことといったら・・・目に飛び込んでくる鮮やかな色合いは まさに目の覚めるような美しさ・・・そんなことに感動したのです。

古いパソコンを使い続けてきたから、その使いやすさや 画像の綺麗さは 実に タイムスリップして 昔から現代に飛び越えてきた感覚です。技術革新とは 改めてすごいものだと感じました。

でも、反面・・・あまりの色鮮やかさには 慣れ・・・というか、どんどんすごいものでなければ納得できなくなってしまうこともあるのではないか と感じてしまいます。いいものに慣れてしまうと もっともっと良くならないと、その感動は得られなくなってしまいます。人とはそういうものです。新製品の開発は そういう勝負に終始していくのではないでしょうか。そうなると・・・いったいこの先の技術は どこへ向かっていくことになるのでしょうね。

古いもの好きの私としては それを追求する気持ちは 毛頭ありません。せっかくの最新のパソコンを大切に少しでも長く使いたいと考えています。

鮮やかで綺麗な色合い。それにも感動を覚えましたが 私には いつまでも心に残る色というものがあります。それは 昔のなんともいえない くすんだ淡い色合いです。学校の廊下の腰壁のくすんだ淡いグリーン。床屋さんの店先のドアのくすんだ淡い水色。木造家屋の窓枠のくすんで淡いベージュ。塗装することは 木材を保護する役割を担っています。でも、ただ色を塗るというだけではなくて なぜくすんでいるけど あんなに淡い、グリーンや水色やピンクやベージュに塗り分けられたのでしょう・・・。それは 知る由もありませんが 幼い頃の心の風景の色合いとして 今もしっかり残っています。

綺麗な画像の色鮮やかさは 感動を生みます。でも慣れてしまえば きっとなんとも思わない日がきそうな気がします。でも、心に残る くすんだ淡い色合いは 飽きることなく、いつまでも心に染み渡っていくのです。

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『冬のマルシェ』

大きな道路も排雪が進み 道幅も広く、車での移動がしやすくなってきました。このまま 穏やかな日が続いてくれれば・・・と思うのですが きっとそうもいかないことでしょう。まだ 2月も初旬。もう少し 冬は続くと思っていなければなりません。春まで もうひと頑張りです。

そんな折、毎年の恒例イベント 『冬のマルシェ』を今年も開催いたします。

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 ~「冬のマルシェ」~  
 2月10日(土)~28日(水) *お休みなし

今回のマルシェは メンバーズの皆様へのシークレットセールを行います。

店頭は 通常営業ですが お会計の際、メンバーズカードのご提示で 店頭の商品 全てが
10%OFFになります。アメリカのヴィンテージも含めて すべての商品が対象です。

しかも、セール品のスタンプの捺印は通常していませんが 今回は特例で スタンプも捺印いたします。

新商品も続々入荷中です。とてもお得な 冬のマルシェ。メンバーズカードを持って 是非ご来店くださいませ。

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これからの人に。

私がインテリアに興味を抱き始めたのは 20代の前半・・・古いおもちゃを集め始めて、それが ある程度の数になり、ある場所で 古いおもちゃをインテリアの一部として 綺麗にショーケースに並べて飾っているのを見かけた時からです。

そこは 古い建物で、インテリアも古いものしか置いていないカフェでした。木枠のショーケースにずらっと並べられたブリキのおもちゃが 電球の明かりに照らされて・・・それは 素敵な光景でした。興味の中心は そのおもちゃでしたが 自分も どうせ家で飾るなら、こんな風に飾りたい・・・そう思ったことをきっかけに 古い家具を探し歩く日々が始まったのです。

もし、若い頃に おもちゃを集めていなかったら・・・きっと お店も始めていませんし、違った暮らし方をしていたはずです。それが いいだけ家財道具の揃った後でのことだったら・・・生き方すら 変わっていたのかもしれません。

現在、うちには その頃のものが 残っていて、ある意味 その家具にあうようなものでインテリアは出来上がっています。どんな 流行が起ころうと 好きなものを持ち続けて 今の暮らしがあるのです。若い頃に 出会えてよかった。本当にそう思います。

気付けば ようやく春の足音が遠くのほうに かすかに聞こえてくる時期になりました。春は 旅立ちの時期。一人暮らしをはじめる季節でもあります。もし、若い人が インテリアを想像するとき・・・古いものに惹かれるという 一風変わった考えの持ち主であった場合、こういう家具が お勧めだったりします。

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ちょっと渋いのですが 古い家具ならではの味わいを実感できるテーブルと飾り棚です。シンガーの網脚に フラットな天板を乗せ、引き出しなどのアクセサリーもそのまま活かしました。本棚は 木彫りのお花の装飾に可愛さがあり、決して地味なタイプではありません。使えば使うほどに その味わいを増していくことでしょう。

始まりがこういう家具であれば その暮らしぶりも、使う調度品も その家具の持つ雰囲気がきっかけとなり、行く末の暮らしぶりが 見えてきそうな気がします。こんなインテリアで暮らす自分・・・そんなワクワクする夢が実現できそうな気がするのです。

最初の独立は 何も無いところからのスタートだから 不自由でなければなんでもいいか・・・と思いがちですが そうしてしまって後悔していらっしゃる方も 多いはずです。お店に来る人に 「こんな暮らしがしたいな~」って 何度言われたかわからないくらい繰り返し言われます。「置くところが無い。」「うちの雰囲気に合わない。」そんな 理由で断念される方が とても多いのです。

そんな方には お勧めはしません。思い付きで手に入れたものほど 飽きる場合が多いからです。古いものに 本当の価値を見出し、これからでも 先の暮らしぶりを夢見ることが出来るなら、何も無いところからはじめる若い人であろうが すでに暮らしぶりが決まっている人であろうが、これからの人にかわりはありません。

「古いものに囲まれた暮らしをしてみたい。」そう思っている方にとって、いいきっかけとなる素敵な家具だと思うのです。

追伸  2月7日(水)は 月に一度のお休みを頂きます。

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今までありがとう。

チョコホリックの最終便が届きました。これで最後かと思うと 本当に寂しく思います。

パスティーユが開店してから11年。オープン当初に この店のイメージをお客様に ものを語らずに伝えてくれたのが チョコホリックでした。懐かしく、可愛いものと暮らすこと・・・古いものと新しい雑貨の仲を取り持つ重要な役割を長い間 担ってくれました。様々な 日常雑貨を色んなアイテムで提案してくれて、普通に仕入れできないような ものをたくさん作ってくれました。次の新商品は 何だろう・・・とわくわくさせてくれて、それをお客様にご紹介する楽しみも教えてくれました。可愛い雑貨だけではなく たくさんの思い出も残してくれたのです。

ちょうど 10年ほど前、オープンしたての頃に これぞチョコホリック!というものが新商品として紹介されました。それが このTINシリーズのキャビネットでした。昔、どこかで見かけたような・・・そんな 素朴で懐かしい感覚で 眺めていたのを思い出します。

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長期間、倉庫で眠っていたようで 先だって紹介されたので 最終便の目玉として 発注しました。所々、へこみがあったり 錆が浮いているものもありますが 中古品ではなく、デットストックの新品です。むしろいい味でています。あの頃の感動と再び 巡り会えたようで 感慨深く思うのです。

今までありがとう。この先も、ずっとずっとたくさんの思い出とともに暮らしていこうと思います。

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素晴らしきかな。

この冬、野菜が高くて困ってしまいます。先日 ちょっと奮発して食べたキャベツの千切りの美味しいことといったら・・・どか雪の除雪作業に、燃料費に、野菜不足・・・北海道は 忍耐が無ければ暮らせませんね。

ここのところの連日の除雪作業で ほとほとお疲れ気味ですが お店もいつにもまして のんびりとしんみりとしています。雑貨は 食品などの生活必需品ではありませんからね。この時期は しょうがないと思うよりほかありません。

店を 見渡していると、いくつかの雑貨が目に留まりました。昔 配られたノベルティ雑貨であります。ノベルティをつけることで 販売促進が期待できますが 現代の事情と昔の考え方の違いは あまりにも歴然たる差があるような気がしてなりません。もらえれば何でも良いわけではないという点において、考え方の違いに気付くのです。

キャラクター頼りのノベルティは 昔もたくさんありました。その一方で 独自の色を強く打ち出し メッセージ性を感じさせるものが 昔は多くあったような気がするのです。

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例えば この初代クラウンの置物は 煙草入れになっています。実車を忠実に再現し、オーナーとしてのステイタスを感じさせる 素晴らしいものです。手前のライターは ロンソンタイプのオイルライターですが 朝日生命の名が刻まれています。憩いのひと時を・・・と言う意味か、健康へのいましめか・・・。それでも 簡単に壊れてしまうようなものではありません。また、小さなガラスのキャニスターは マックスウェルというインスタントコーヒーの刻印があります。刻印があるということは このノベルティのためにデザインされたものということではないでしょうか。チューリップのデザインが可愛くもあり、かっこいいです。アメリカマクドナルドのノベルティマグは 冬春夏秋がデザインされ たくさんの幸せが訪れますように・・・とメッセージが込められています。このデザインも素敵です。本当なら レアアイテムなのですが 状態がいまいちなので お手頃価格にしています。そして、森永のビスケット缶のデザインの奇抜さと かっこ良さといったら・・・デザイナーさんの個性が光る一品だと思います。

いずれも、時代が変われば捨てられても仕方の無いものです。ビスケットの中身が無くなれば 用済みとなる単なる入れ物ですし、思い入れも無くただ もらえるからもらっとこう。というものであれば 真っ先に処分されてしまったことでしょう。でも、どんなノベルティにしようかを考え、素敵なデザインをひねり出したデザイナーの 仕事に向かう姿勢は、とても素晴らしいと思います。こういうものを生み出してくれた 昔の企業家の考え方に共鳴できるのです。おまけだから・・・と考えなかったことで こうして、今のノベルティ事情との違いを感じることが出来るのですから。

素晴らしきかな 昔の人の考え方。素晴らしきかな 昔のノベルティ。そう思うのです。

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お休みのお知らせ。

お正月のお休みを頂きましたが 1月24日(水)は 月一度としてのお休みを頂きます。

休み明けには 素敵で、面白いものをご紹介できるといいですね。近々、チョコホッリクの最終便も届く予定です。また改めて ご紹介させていただきます。

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探求のお伴。

毎日の暮らしの中で いろんな場面で欠かせない飲み物は コーヒーです。私は 豆や入れ方にこだわりは無いので、インスタントでも何でもかまいません。ただ、朝飲むとき以外は ちょっと特別感のある飲み物だと思っています。

例えば、何か調べ物をするのに 本を読むときや 知識の無い興味の引かれるものに出会い、知りたい!と好奇心を刺激されたとき。そんな場面に コーヒーは欠かせない飲み物だと感じているのです。

本当は その深い香りや味わいにこだわれれば もっといいのでしょうが、コーヒーに関しては そういう気持ちが湧いてきません。残念ながら。それでも 好奇心を高めるのに大切な お伴としてのコーヒーが好きなのです。

ただ、そんな場面では コーヒーそのものよりも 読みたい本にあわせて カップを選ぶことにはとても興味があります。あったらいいだろうな・・・そう思っているのが このカップです。

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1950年代から60年初め頃まで製造された ファイヤーキングの「ゲームバード」というシリーズのマグとクリーマーです。鳥好きの方の間で人気・・・と言うことらしいですが 私は 少し解釈が違います。ゲームバードとは 狩猟の対象として重要な鳥類という意味らしく、古くから 狩の対象として狙われた鳥類な訳です。人が生きる営みとして狩猟というものがあり、それは 後に欧米の紳士のスポーツ・・・というか 限られた人の趣味的なものへと捉えられるようになりました。決して 狩猟に憧れるとか、やってみたいとか そういう気持ちはありませんし、狩猟する人の気持ちを理解できるものではありません。でも、その背景を思い描くとき、軽い遊び心とか 理性を取っ払ったものでないことを想像します。そこには 男たる紳士たる物腰というものを感じるのです。

狩猟に出かけるときのいでたちは エルボーパッチの貼られたノーフォークジャケットに ハンティングキャップ、足元は 編み上げのハンティングブーツと 伝統的なファッションに身を包むという紳士の作法がありました。それが 後にメンズファッションとして 確立され現代に至っています。それらのアイテムも 本来の姿を変えた解釈で 伝わっており、現代では何でもありの男服になってしまいました。ハンティングキャップは ハンチングと言われ、編み上げのハンティングブーツは アウトドア用のお洒落アイテムへと変わってしまったわけです。

当時においても、狩猟と言うのは一般的ではなく 一部の紳士のたしなみでありました。でも、メンズファッションに 取り入れられたのは 何でもありになってしまったファッション(昔にもそういうことがあったのです。)に もう一度伝統的な 紳士たる身だしなみを・・・と取り入れられたものでした。当然、狩猟に出かけるためではなく スポーツ観戦や T・P・Oに合わせるためのアイテムだったのです。トラッドを扱うお店のディスプレー小物にデコイが飾られていたのもその背景があったためです。

伝統を守り、それを現代ファッションに取り入れることは 繰り返し行われてきました。でも、その背景を知っているのと 知らないのでは あまりにも違いが生まれるのです。それこそ、今 そんな格好をしようものなら 時代錯誤もはなはだしい。と指を指されかねませんが 私は一向に構いません。出来るものなら そういう場面では そういう身だしなみに身を包みたいのです。(でも、悲しいかなそんなメンズファッションのリバイバルは もう絶対に来ないでしょう。)老舗のバーに出かけ、「おや。今日はスポーツ観戦の帰りですか?」などと バーテンダーとの会話を楽しみたいのです。

そんな事を思いながら、読む昔の雑誌や本のお伴には コーヒーが欠かせないのです。ツイードのジャケットとゲームバードのマグカップ。選ぶ背景には そんな意味があるのです。

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思いっきり。

70年代 家具も家電も暮らしにまつわるものは とてもカラフルでした。カラーテレビが普及したということもその影響かもしれませんが ポップで華やか 身の回りには色があふれていました。

レトロポップといえば 花柄のグラスやホーロー鍋、プラスチックでできたキッチン用品やポットや電子ジャーやトースターなどなど・・・思い出される家庭用品に良く見られるデザインです。文字通り 懐かしいものの代表みたいな感じで、どんな家にもありました。当時の電気屋さんや食器屋さんは さぞ賑やかだったことでしょう。家事に携わる奥様たちは その現代的なデザインや可愛いもので 家の中を華やかにして 来るべき新しい暮らしを夢見ていたのではないでしょうか。

その夢見るようなポップな感覚は 今でも私たちに 現代にはない明るさや可愛さ、何にも増して はつらつとした元気を与えてくれます。集めながら、普段使いするという方も少なくありません。

そんな 素敵な雑貨をより素敵に飾るには 当時のレトロポップな飾り棚が理想です。でも、意外と見つからないのが このタイプの家具。実際、在りそうでないのです。

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しかも、水色・・・扉の窓のデザインも可愛くて、当時の大流行のデザインシールも綺麗に残っていて はがしてしまうのはもったいないのです。大切な レトロポップなコレクションを飾りながら使いながら 思いっきり楽しめそうです。

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そんな風に選べたら。

昨夜、テレビがあまりにも興味のないものばかりだったので リビングのポータブルプレーヤーで レコードを聴きました。

さて、何をかけようかと レコードを選ぶのですが 出しては仕舞いを繰り返すうちに、好きなレコードばかりのはずなのに 「今聴きたいもの」となると案外見つからないのです。家族も揃っていたので せっかくなら聞かせたいものを選ぼう・・・ただ自分が聞きたいというだけのものではないもの・・・2枚ほど選んで 針を落とします。30年ほど前に買ったレコードが 決していい音とはいいにくいポータブルプレーヤーのスピーカーから聞こえてきて・・・若い頃の感情が ふとよみがえってきます。何故この唄が好きになったのか・・・今も変わらない思いで 聴けること・・・いつでもそんな感情に触れられること・・・これからもずっといつまでも・・・。そんな風に思いながら音楽を楽しみました。

心に残る音楽・・・初めて聴いた時の気持ちを思い起こさせてくれるもの・・・そういうものはとても少ないけれど 人生の折に触れ、必ず存在します。出会えたことの喜びは きっと その時の感情を閉じ込めて置けるもの・・・。そう 思うのです。

音楽だけに限らず、暮らしを共にする道具も そんな風に選べたら・・・きっと素敵だな・・・そう思うのです。

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不思議なもので。

状態が とても良かったもので、古いままで 飾っていた文机がありました。いかにも 日本風なその佇まいのせいか しばらく売れずにいたので 思い切って塗装することにしました。本当は その元のままの姿をお楽しみいただきたかったのですが 古風で日本風なものは やはりうちには 似合わないのかもと再認識した次第です。

でも、塗装してみて 納得いたしました。古いものには間違いありませんが 色を塗ることで ある意味、洋風なものへと感じが変わったからです。これであれば ソファの前において センターテーブル代わりに使ってもいいのではないでしょうか。

ディスプレーは 色んな場所で出会ったものをごちゃごちゃと・・・でも、なんだかこの感じが 個人的にとても好きです。生まれた場所も 使っていた人もばらばらなのに こうして集まってみると なにやら楽しげです。一つ一つは がらくたなんですけれど。

不思議なもので 色を塗っただけで・・・がらくたを集めただけで・・・こんなに楽しげになるのですから。

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