窓からの景色。

古いもの好きの方には ご理解いただけることと思うのですが、古いものには 自分が幼いころの風景や景色を感じることが出来ます。それに 自分が何を思っていたかとか 感情を呼び起こしてくれる感覚が得られるのです。

○○風インテリアとか そんなくくりでは語れないものです。普段から 懐かしいものに囲まれ そのえもいわれぬ自分だけの思いに浸ることが出来る・・・そんな暮らし方は 誰でも出来ることではなく、まさに自分自身だけの暮らし方。自分の生き方そのものなのです。だから、ぞんざいに出来ないし、広く深くしていきたいものなのです。○○風インテリアは いつまで好きで居られるのでしょう。流行や 誰かの影響でインテリアを決めることほど 無駄なことはありません。自分を一番知っている自分自身が 気持ちよく暮らせる環境は 誰にも出来っこないのです。自分で作っていくしかないわけです。好きなものと出会い、いろんな物に触れ、自分を知ること・・・それこそが 自分流の暮らしを作っていける 唯一の手段なのだと思うのです。

私には 幼いころの大切な記憶があります。遠足や運動会の朝、「どうか晴れていますように・・・」と願いながら カーテンを開けて、てるてる坊主の下がった窓から見た 今にも降り出しそうで、降らなさそうな 微妙な空模様を眺めたときの気持ち。お小遣いが無くて、店の窓から眺めただけのおもちゃやプラモデルのうずたかく積まれた景色・・・昔の窓ガラスから見た景色は ガラスがゆがんでいて 何やらゆらゆらとした景色でした。きっと、今の子供たちには 分からない景色なのだと思います。それが 裸電球でキラキラ輝いて・・・えもいわれぬ景色だったのです。

だから、こんな古い窓に何かを感じるのです。

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インテリアに取り入れるには 少し工夫が必要です。それでも お部屋に居ながら いつか眺めた景色に出会えそうで・・・どう取り入れようか・・・考えるのも楽しくなってくるのです。

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暮らしの傍らに。

昔からお世話になっているお客様から 家具の製作のご依頼がありました。以前お作りした食器キャビネットに合わせて カウンターとして使いたいとのご依頼でした。

お客様が見えたときは カウンターに・・・普段は ミシン作業のテーブルとしてお使いになるそうです。こんな風に 飾り台としても・・・いろんな使い道が広がりそうです。

家具にとって いろんな使い道があることはとても重要です。既存の家具と合わせられるのも オリジナルならでは。暮らしに密着した普段使いの家具として 活躍してくれそうです。

久々の製作依頼だったので 少し緊張しながら・・・でも、お使いいただいていることを想像しながら 慎重に丁寧に作業にあたりました。

暮らしの傍らに 自分が思い描いたものがあること・・・やはり、ちょっと素敵です。

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ずっと続く幸せを・・・。

お店の立ち上げのときから、チョコホリックは うちにとって無くてはならない存在でした。古いものを扱うに当たり、雑貨屋として ただの懐かしいものを扱う店にはなりたくなかったからです。

古いものとの相性がよく、普段の生活の中で ずっと「可愛いな。」と思いながら付き合っていける雑貨・・・その役割を担ってくれていたのがチョコホリックだったのです。

生産終了の発表がされ、全国の店舗が徐々に閉鎖されていく中 チョコホリックに対する代わりの利かないその存在感を ただ大事に思い返す日々を送っています。

消費者側にたてば 待っていれば新しく紹介される可愛い雑貨を手にすることが出来たけれど、作り手の側に立ってみると それはもう大変な苦労があったに違いありません。ただ 安ければいい訳でもなく、一般受けすればいい訳でもなく、社会に対して 「可愛いものと暮らす文化」を育て続けるには とてつもないパワーが必要だったに違いなのです。そうやって走り続けてくれた チョコホリックも いよいよ最後の新商品のご紹介となりました。

お店を始めてから こんな日が来るとは思いもしませんでした。でも、チョコホリックの雑貨は 食べて一瞬で消えてしまうような幸福感みたいなものじゃなく、買ったはいいけど 後々どうでもいいものになってしまうような一時の幸福感でもなく、流行に乗るような優越感でもなく・・・手元にある限り ずっと続く幸せを与えてくれるものだと 私は思っています。新しい商品は 今後生み出されることは無いけれど 今まで作ってきてくれたものがある限り、幸せは 続きます。手に入れたことによる幸せではありません。子供と過ごした時間を思い出させてくれる存在・・・。仕事に向かう勇気を後押ししてくれた存在・・・。暮らしの中に 可愛く、やさしく、温かみを感じさせてくれた存在・・・。幸せと感じる時間を ふとした瞬間に思い出させてくれるもの・・・。私にとってのチョコホリックは そんな存在なのです。

ずっと続く幸せを 長い間どうもありがとう。ずっと大切にしていきますね。

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追伸

10月11日(水)はお休みをいただきます。

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植物と暮らす。

春先に咲いたバラが 秋を向かえ2度目の花を咲かせてくれています。春は これから暖かくなるわくわくを知らせてくれますが 秋のバラは 綺麗に咲いてくれてはいるけれど どこか 寂しげで、儚げです。これも季節の移り変わり・・・自然の営みです。

部屋の中にも 植物は年中あります。中には 15年以上も元気に育っている観葉植物があります。最初は 小さな鉢に入った青々としたたただの草でしたが 今ではぐんぐん伸びるので 何度か切っていますが それはもう ある意味、立派な木に成長しています。

私は 一度もお世話したことがありません。すべて かみさんがお世話をしてくれています。気付けば こんなに長い間、枯れることなく生き生きとしているのは いつの間にか かみさんがお世話を続けてくれているからです。すごいことです。

うちの植物たちは いつも決まった場所にあり、インテリアと一体化しています。インテリアに似合う植物を配置しています。植物が好きで 集めるのとはちょっと違います。小物や雑貨を飾るように 植物があるのです。

古いジャンクな家具に 素朴な植物はとても似合います。今では そこにあることが当たり前になっています。もし、植物が無かったら・・・きっと 寂しく殺風景に感じることでしょう。

「植物をお部屋に置きたい。」そういう方も少なくないでしょうし、たくさんの方が 植物と暮らしていらっしゃいます。でも、私が思う植物との付き合い方は 植物中心ではいけないということです。インテリアの延長上にあるものとして 植物を取り入れることです。家具も大切、雑貨も大切、植物の役割も ともに暮らす上でとても大切なのです。

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自分らしさ。

私は若いころ、「VAN」という洋服ブランドと出会い アイビーとかトラディショナルという洋服の考え方に感化され、以来 普遍的なものとして 自分のいろんな物に対する考え方の基本としてきました。どんな時代がこようと 変わらずにいることが大切なんだという考え方です。

いわゆる、毎年変わる洋服のトレンドの基本は伝統的なものをアレンジしたものに過ぎず トラディショナルを知ることは 何をどう着ればいいかという迷いを払拭することにつながるわけです。基本を知れば アレンジは自由ということです。

その基本を知るために 若いころはいろんな雑誌を読み、いろんなお店を見歩きました。その中でも トラッドの基本といわれる「Brooks Brothers」に 一番の憧れを抱き、いつか着こなせるようになりたいと思っていました。若造が簡単に手にできるような価格帯ではありませんし、何よりも 似合う年齢になればという壁も感じていて、いつか・・・いつの日か・・・と夢見て来ましたが、若いころの憧れはいまだ実現できず 暮らしに追われる日々というわけです。

でも、暮らしに余裕があれば(そんな日は来そうもありませんが) 躊躇無く着る準備は出来ています。店員さんの手を煩わせることなく 自分で好きなものを選び、アレンジしながら楽しみます。あ~ そんな日が来るのが 夢ですね。

で、若いころ頂いてきた パンフレットを大事に持ち続けているわけです。

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1980年から1982年の古いパンフレットカタログです。復刻版ですがTAKE IVYもいい教科書です。

普遍的なものというキーワードで、スタンダードジャズにも出会いましたし、何よりも 暮らしを共にする素敵なものたちとの出会いもありました。自分のそんな考え方に ぴったりとしっくり来るものたちです。それが 懐かしく、温かみを感じられる古いものです。自分には 高尚なアンティーク・・・猫足の家具や、一級品は似合いません。着心地・・・いや 居心地が悪いのです。子供のころ見かけたような 気軽な古いもの。それがしっくり来るのです。

洋服も一気に揃えることは無理としても お気に入りの一品ずつなら、出来そうかな・・・そんな風に 一つ一つの出会いを重ねて 自分らしさの中で 暮らしていきたいと こいねがっているのです。

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ハードなのに。

私には 目を閉じると、幼い頃 田舎で過ごした 様々な風景が脳裏に浮かびます。

綺麗な色の駄菓子が入ったブリキのガラスケース・・・自転車屋さんの錆びた看板・・・古い校舎だった学校の誰もいない教室や理科室・・・路地裏の水を張ったたらいに ぷかぷか浮かぶすいかやトマト・・・個人病院の白く小さな診察室・・・床屋さんの大きな椅子と大きな鏡・・・

そんな景色の背景にあるものは 錆びの浮いた鉄のもの。椅子や机、たらいや洗面器、棚や照明器具・・・業務用家具や金物などは 丈夫であることが重視され、家に置く家具などの温かみみたいなものが無く、ともすれば 冷たく無機質な印象です。

でも、脳裏に浮かぶどの景色も どこか暖かく、寂しさも感じるけれど ぬくもりにあふれています。そんなぬくもりを求めて 家の中にもジャンクなものを取り入れるようになりました。

錆びたものや欠けたホーローなどは 汚く感じる方も多いかもしれませんが 部屋に味わいを与えてくれる大切な存在です。でも、あまりにひどいものは いくらジャンクといえども新しい住宅には不釣合いです。古い家で そういうものに囲まれた環境に似合うものです。だから上手に取り入れられればこんなに素敵なものは無いと思うのです。

このテーブルと椅子も およそ普通の家庭向きではありません。けれど、きっと素敵なひと時を与えてくれそうです。ハードなはずなのに 柔らかなひと時になりそうな気がします。

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お部屋のアクセサリー。

女性にとってのアクセサリーとは どういうものですか?

アクセサリー自体が綺麗で 美しいもので、そういうものを身に着けることで 自分を輝かさせ 自信を与えてくれるもの・・・私は 男なのでそういうものの見方しか 残念ながら出来ません。ファッションの表現方法の一部という役割もあるのでしょうが、見た目だけではなく・・・内面を輝かせてくれる役割が きっとあるに違いないと思います。

男にとってのアクセサリーは 腕時計ということになるかもしれません。語らずして 自分を表現する道具・・・そういう見方でもの選びをしたい。そう思います。

人目に触れることには 少なからず、そういう気配りみたいなものは 誰にもありますが そんな自分が暮らすお部屋には どんな気配りがあるのでしょう・・・お部屋にも 暮らしを彩るアクセサリーを・・・じっくり考えて 取り入れてみたいものです。 

少しずつですが新しい商品も入ったこともあり、お店の雰囲気を少し変えてみました。モダンな雰囲気を取り入れたい方には 見ていただきたいレイアウトです。インテリアにとってのアクセサリーとしての役割を きっと感じていただけるはずです。

なるほど・・・雑貨はお部屋のアクセサリーです。自分なりの表現を探し続けることは 大事なことだと私は思うのです。

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言葉を大切に。

携帯やパソコンの普及とともに メールの便利さを知り、手紙やはがきを書く機会が めっきり減っています。私も もともと筆不精なのでそんなに手紙を書くこともありませんでしたが 年賀状の発行枚数の減少でも分かるとおり 世の中は肉筆離れが進んでいるようです。

メールで伝える内容というのは 簡単に破棄されてもいいようなことですから手軽です。でも、活字にすることというのは 少しかしこまったことにもなりますから とっつきにくく、書きにくいものです。だから メールの便利さと 活字を書くことの両方を 使い分けていくことを忘れてはならないと思います。

時に、はがきや手紙は 重要なものとなります。簡単に捨てられる物ではなくなります。そこに良さがあるのです。相手を想い、肉筆で伝える言葉は 双方の心の通い合いとなります。そういう 言葉を書きたいし、文面から感じてもらいたい・・・メールが普及すればするほど 大切にしなければならないと感じるのです。

そんな手紙をそっと仕舞っておける場所も重要です。それは 大切なものと思うが故に用意する場所ですから。

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しっとりに包まれて。

先日 急なお休みを頂きましたが 明日、13日(水)は 定休日としてお休みを頂きます。

今日は 久しぶりの雨模様。気温も低いので すっかり秋の気配です。お店も どこかしっとりした空気に包まれて・・・こんな風景が 心にしみてきます。

時計の鐘の音も、落とした照明も こんな一日にしっくりくるのです。

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いい天気です。

急なお休みを頂き、ご来店くださったお客様には 本当に申し訳ありませんでした。

今日から また、日常に戻りました。これからも変わらぬ日々を 積み重ねてまいります。

色々思うこともあるけれど・・・とにかく、日差しも明るく 風も爽やか・・・いい天気です。

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