砂時計。

ご存知の方も多いかもしれませんが、先日 インターネットニュースで取り上げられた通り、来年の1月末をもって 雑貨ブランド「SWIMMER」、「CHOCOHOLIC」が終了すると発表されました。前もって メーカー様からはご連絡を頂いていたので 覚悟はしていましたが 正式に発表されたことを受け、寂しく 力の入らない日々を送っています。

うちがオープンしてから一番大切にしてきたブランドで、お店を今までやってこれたのも チョコホリックのおかげといっても過言ではないと思っています。たくさんのお客様と出会わせてくれて、次はいったいどんな新商品が届くのか ワクワクさせてくれて、お店の中を・・・自宅を可愛く彩ってくれました。お付き合い自体は たったの10年程ですが、途中 うちのお店の名前である「PASTILLE」とプリントされた商品が登場し 偶然であれなんであれ 嬉しかったこともありました。そんな 雑貨たちと日々 お店で過ごせたことは、今更ながら 幸せなことっだと感じています。でも、この先も新商品は届きますし 1月までは時間がありますから 落ち込んでばかりはいられないと思っています。

その発表後初めての新商品がチョコホリックから届きました。

Photo

やっぱり可愛い。この感覚は 唯一無二です。

Photo_2

女性の暮らしを長い間 可愛く彩り続け その歴史もあと半年ほどで終わろうとしています。

しばらくの間 新商品のアイテム数が 少なかったこともあり、スイマーの商品も扱わせていただく機会を頂きました。たくさんは 仕入れできないけど うちらしいご提案をしていきたいと思います。

Photo_3

これからの日々は 長く感じるのか、短く感じるのか・・・さらさらの砂が 少しずつゆっくりと落ちていく砂時計のように 穏やかな日々を 一日一日大切に過ごしていきたいと思うのです。 

| | コメント (0)

汚れは誇り。

私の教科書は 昔の海外のジャンクな生活を写し出した写真集です。古い家具に囲まれて 小物まで生き生きと写し出された写真には 「いいなぁ~」がいっぱい詰まっています。

時々、日本のインテリア雑誌も斜め読みしますが どこか違和感を感じることがあります。古いものは インテリアとして雑誌にもたくさん取り上げられていますが 海外とのそれで一番の違いは キッチンの綺麗さです。

日本のキッチンは とても綺麗。手入れが行き届いています。綺麗好きの日本人らしいところです。でも、外国のキッチンが綺麗じゃないかって言うと そうではありません。古いものは いい雰囲気をかもし出す 小物として飾られるのに対し、いいものを使い続けて古く、ぼろくなっていっても 機能的に使い続ける環境を整えているのとの違いです。

いい物を長く使い続け、汚れたり欠けたりしても 使えるものをキッチンの風景の一部として機能的に収納する工夫があること。そこに 違和感の理由を感じるのです。

おばあちゃんのキッチンには いまだに古いホーローなべや レードルがあり、キッチンの風景を作り出しています。底が焦げ付いても ふちが欠けていても使い続けられた結果です。家族のために料理を作り続けた証です。格好良くは無いかもしれないけど 海外のキッチンの写真に共通する意思を感じます。

毎日の家事は大変なものです。そんな時、モチベーションをあげてくれるのはいい道具や可愛らしいものだったりします。それを大事に使い続け 使いやすく収納することは たとえ汚れて古しくても 毎日がんばってきた誇りなのだと思うのです。

Sheruf_2

| | コメント (0)

小さいけれど。

人には様々な趣味があり、思い入れがあって 収集するものも人それぞれです。もし、大切なコレクションがあるとして、どのように飾り 収納しているのでしょう。

誰しもがうらやむようなコレクションなら 人に見せて自慢したくなるものです。しかし、残念ながら それこそ趣味は あくまで個人的なもの。人に見せたところで へ~とかふ~んとか 気の無い返事が返ってくるだけ、余程の共通理解が得られなければ 凄い!羨ましい!とは言われません。そういうものです。

あえて集める必要も本当は無いのかもしれません。大切に持ち続けていられるものは どうしても捨てられないもの。人も羨むようなものではないにしろ、自分にとってはかけがえの無いもののはずです。そういうものが 大切なコレクションといえるのではないでしょうか。 

それに たくさんあればいいってものでもありません。少数であっても その人が思い入れを持って集めたものは 何よりも大切なコレクションとなるのです。量ではありません。思い入れの深さです。そういうものをちょっとだけ 特別に扱ってあげるなら こういうキャビネットが 収納にぴったりだと思います。

久しぶりに巡り会えた小さめキャビネット。脚をつけて 少しよそいきな雰囲気に。小さいから たくさんは収納できないけど、大切にしたいという思いは きっと深く大きくなるはずです。

Photo

| | コメント (0)

うまさ ほとばしる。

私が幼いころ ジュースやアイスクリームなどは(虫歯になるからと言い聞かせられて) 滅多に買ってもらえませんでした。子供に対して必要とされないものは 贅沢品。おもちゃもお菓子も ある意味贅沢品だと 幼心に理解していたものです。

だから、風邪を引いたときにしか買ってもらえなかったりんごジュースや おばあちゃん家で 好きなだけ飲めたサイダーなどは 普段飲み慣れないものだから そのうまさたるや、ほとばしるほどでありました。夏の暑いときに飲む 氷が入ったグラスに注がれる シュワシュワした飲み物。ほとばしるというのはこういうことか!と思ったものです。

しかも、ケースやたくさん買わないともらえない特性グラスで飲めるなんて・・・なんて贅沢なんだろうと 悦にいっていたものです。

今は 普通にジュースやお菓子やおもちゃなども 気軽に買い与える時代になってしまったので そんな、うまさがほとばしるような経験を味わうことがあるのでしょうか。飲みなれていれば当たり前になってしまうものです。初めてのジュースなら そう感じるかもしれないけど、新商品といえど どれも似たようなもの。ほとばしるような衝撃は得られないのかもしれません。

我慢の先に その体験が出来たのだとすれば、ある意味 親に感謝です。そんな体験を思い出せるのも こんな場面があってこそ。集まってきた仲間たちと 記念撮影です。

Photo

| | コメント (0)

洗濯物が風に揺れて。

しばらく気温の低い日が続き、待ち遠しかった気持ちいい季節が 北海道にもようやく訪れようとしています。でも、暑い夏は苦手という人も少なくありません。少しでも暑さを快適に変えるなら お部屋のファブリックは重要なのではないでしょうか。

カーテンを涼しく感じられるものに替えたり、ソファカバーを夏仕様の柄にしてみたり・・・。インド綿のマルチカバーは 手軽に使えてとてもいいものです。夏らしい ボールドストライプやブロックチェックなら 見た目にも爽やかなお部屋の印象になりそうです。

大きめサイズなので その使い道は工夫次第。テーブルにかけたり、ベットカバーにしたり、カーテン代わりにしたり、ソファを覆ったり・・・。

洗濯物を外に干すと とても気持ちよく感じます。洗濯物が風に揺れて・・・そんな風景も気持ちいい風景です。暑い夜の ソファでのうたた寝も きっと気持ちよくしてくれることでしょう。

Photo

| | コメント (0)

夢見る時間を。

良い読み物は 夢見る時間を与えてくれます。私は 温故知新・・・古きものを訪ね新しきを知るで、昔の読み物に感銘を受けることが多く 前回のお話でも触れた 中原淳一さんこそ 今の時代にいて 伝えて欲しいことがたくさんあると思っています。戦後の日本の少女たちに夢を与えてくれた 素敵なイラストと読み物なのです。

Photo

良い読み物とは 暇つぶしにパラパラめくる雑誌や スクープばかりを追いかける雑誌の中にはありません。ファッション誌やインテリア雑誌の中にも見つけることは 難しいでしょう。なぜなら、読み手が頭の中で 考えて、夢見るような問いかけが無いからです。

「こうありたいものです。」と提案してくれたものに感銘し、その一つ一つがつながって 初めて見えてくるビジョン。想像や憧れは そこに至るプロセスが無ければ ただの妄想です。一つ一つ積み上げていくプロセスが無ければ、思い描くことも出来ないのです。先月はこれ!だったけど今月はこれ!と ぶつ切りの情報には 積み上げることの虚しさしか残りません。良い読み物を積み上げていきたいものだと思うのです。

雑誌「ひまわり」の中に “あなたの小さなお部屋にお客様をまねく”という文章があります。昭和24年発行の文章です。あなたは御自分の部屋をお持ちですか。という一文から始まる特集記事です。戦後数年で 疎開先から帰れない家族や 一家で手狭な暮らししか出来なかった人が多い中、もし・・・あなたのために三畳の部屋が与えられたと仮定して、どんな風にこの部屋を使ったらよいかを考えてみましょう。と問いかけたのです。そして、どこにでもありそうなタタミ敷きの三畳の部屋のままで、少女の生活と夢とを盛ってみようと考えてみたのです。と イラストで具体例を紹介しているのです。

Photo_2

自分なら・・・・そんな風に考えるのは きっと、今も昔も同じだと思うのです。タタミ三畳分のスペースが与えられたと仮定して・・・あなたならいったいどうするでしょう。そんなスペースは無いと諦めますか。考えるのも面倒だから 触れずに置きますか。こうしてみたい!こうならいいのに!と夢見る時間は きっと楽しいことなのです。今も昔も。

良い読み物をたくさん見つけて、積み重ね 夢見る時間をいっぱい持って欲しいと思うのです。

Photo_3  

| | コメント (0)

乙女心をずっと・・・。

私は 乙女心という言葉が好きです。女性だけに与えられた素敵な言葉だからです。

幼いころに純粋に感じた 綺麗とか可愛いとか憧れとか・・・そういう気持ちは 永遠であって欲しいと願うけれど 大きくなるにつれ、周りの環境や 与えられる情報で そういう純粋さは いつか自然と消えていくものなのかもしれないと、思うようになったわけです。

かつて、雑誌「ひまわり」を作られた中原淳一さんは 紙面を通して、訴え続けられました。乙女の時代に感じられることを大切にして欲しいと・・・。様々な暮らしの場面を事細かに丁寧に伝えようとされたのです。私が生まれる前の ものが無く 不自由と感じられる時代に・・・。

「宝箱を持ちましょう。」みたいな記事には、出かけた先で 何か一つ思い出として持ち帰りましょう。その景色や 感じたことをいつでも思い出せるように・・・。そして、お菓子の空き箱などに好きな千代紙などを貼り付けて 持ち帰った思い出をその箱にしまっておくのです。いつか 見返した時、それは あなたに大切なことを思い出させてくれるのですから・・・。ということを 乙女たちに訴え続けたのです。

それからずいぶんと時がたち、その素敵な教えが深まるかと思いきや むしろ逆行しているように感じるのは やはり時代のせいなのでしょうか。そういうことを 訴え続ける場所や媒体が無いからなのでしょうか。そんなことを思う時間さえも取れないからなのでしょうか。

だとすると、いつか乙女心という素敵な言葉は 消えてなくなるのかもしれません。

私より上の世代の方には 多くいらっしゃいます。乙女という時代は とうに超えていらっしゃっても、乙女心を大切にしていらっしゃる方々です。

腕組をして眉間にしわを寄せて、店内を歩かれる方は きっと目的が違うのでしょう。連れていらっしゃるお子さんの表情とは 明らかに違います。自分は どうあれ、大切にできるべきことは伝えて欲しいと願います。

幼いころ、多感な時期・・・そのとき感じた乙女心をずっと大切にして欲しいと思うのです。

Photo

| | コメント (0)

憧れは今でも。

日本人にとっては ファイヤーキングよりも馴染み深いパイレックス。耐熱食器メーカーとして 長い間 日本の食卓を華やかに彩ってくれました。

輸入品だけではなく 日本で製造していたことが その大きな理由の一つです。結婚祝いなど贈答用としても重宝され、どのご家庭にも一つや二つ 必ずあったはずです。日本のものは 独自に花柄などのプリントが施され たくさんのシリーズが生まれました。懐かしく感じられる方も少なくないと思います。アイテムも豊富で 調理が楽しくなるような工夫と 使い勝手のよさが喜ばれたのではないでしょうか。

そもそも パイレックスが誕生したのは1915年のアメリカでのこと。オーブンと冷蔵庫を行ったり来たり出来る丈夫な食器として その後一般家庭にも普及し始めたのです。当時のアメリカの暮らしについてはわかりませんが パイレックス誕生の歴史を紐解くと 近代的な暮らしの背景があったことが想像できます。オーブンで料理し、冷蔵庫で保存できる暮らし・・・当時の日本は どうだったのでしょう。

パイレックスがアメリカから輸入され始めたのは 1960年代のこと。その当時でさえ オーブンだの冷蔵庫だのは 庶民にとっては夢のまた夢。当然、耐熱食器は 高嶺の花。使う理由も無かったはずで、一握りの お金持ちにも普及していたかどうか・・・冷蔵庫やオーブンレンジの普及なくして 耐熱食器の普及はありえませんから。日本でパイレックスが製造され始めたのが ようやく1970年代に入ってのこと。その頃には ようやく日本も 電化製品が一般家庭にも行き渡り、本格的に耐熱食器が普及し始めることとなるのです。

電化製品が憧れの的だったとすれば 同時に耐熱食器も憧れの的だったと推測できます。洋風な暮らしへの憧れをみんなが夢見ていた頃のお話です。

1960年代から70年代にかけて 輸入されたパイレックスと極稀に出会う機会があります。日本の一般家庭でも使われていたということです。いくつかのシリーズが輸入されていたようですが ずいぶん前にご紹介した 蓋にデイジーのプリントが施されたシリーズとグリーンのグラデーションが美しいヴェルデという ヤドリギのプリントが施されたシリーズ。オールドタウンブルーやバタフライゴールドは有名ですし、あとバタープリントも確認しています。そのほかにもあったのかもしれませんね・・・そして 今回ご紹介するシトラスという 明るい黄色からオレンジへのグラデーションで販売されたボウルは 実は2回目の出会いです。憧れの暮らしをしていた方が確かにいたという証拠です。

Photo  
本来、ミキシングボウルは SサイズからLLサイズの4種類ありました。薄い黄色からオレンジへのグラデーションです。セット売りではなくバラで販売されたようなので それこそ全部揃うのは難しいと思います。MとLが揃うことも 奇跡と言えそうです。右に写っているのは ヴェルデのシンデレラキャセロール。グリーンのグラデーションのうちの薄いほう ライム色です。赤のリフは プライマリーカラーというシリーズで この中では一番古いかも。手前は 10ozキャセロール発色が美しい。柄物にも興味を惹かれますが 無地であってもこんな色合いなら なにやら元気がもらえそうだし、何より食器棚が可愛いくなります。

これらの食器が売られていた頃には その暮らし方に対する憧れがあったのでしょう。今は 当たり前に電化製品も揃っているけれど こういう食器を普通に使う暮らしに憧れるのです。

| | コメント (0)

佇む姿。

家にいて 普段どんな姿で過ごしているか・・・そんなこと考えることありません。一人でいれば 誰に気兼ねすることも無く あられもない姿でいることのほうが もしかすると多いかもしれませんし、誰かいても 気を使わないでいられるのが家族という存在ですから 家はくつろぎの場なのですけれど、素敵に暮らすことを 思うなら ちょっとだけ たとえ一人で過ごしている時でも 自分を俯瞰で見てみる瞬間があっても良いと思うのです。

振る舞いは 普段の生活の積み重ねからにじみ出るものですからね。

かといって、がちがちでは息が詰まります。背筋を伸ばすこと。そんなことを意識しているだけで ずいぶん違うような気がするのです。

お気に入りの椅子と出会いました。ビニールレザー張りの懐かしい感じのする椅子ですが この華奢なデザインが好きなのです。背もたれの 細くすっと伸びたシンプルなデザイン。きっと ちょこんと座った後姿がいい。自分では 見ることの出来ない景色だけど、すっと背筋を伸ばし佇む姿は 素敵な暮らしの大切な場面となると思うのです。

Photo

| | コメント (0)

引き立て役。

先日も タイルのストーブ台を利用したテーブルをご紹介しましたが 今や ストーブ台は その本来の役割だけでなく 違う使い方を模索しながら いい雰囲気をかもし出してくれるものとして 季節問わず好まれるものとなっています。

タイル職人さんたちが残してくれたいい仕事は 懐かしくもあり、また いろんなものを引き立ててくれるステージとしても重宝されています。およそ 同じものを見かけることなく、職人さんのセンスと美意識が発揮された場所だった気がします。

たいていは 木枠だったり、アルミの枠で囲われた台に タイルが敷き詰められていて 屋内での使用に限られ(ストーブによる火事を防ぐ役割なので当然です。)外で使うとすれば 劣化することを理解したうえでということになります。木枠は ぼろぼろになりますし、タイルのはがれ(凍害により)は覚悟の上ということです。

それでも、庭の雰囲気を引き立てて、お花や鉢を引き立ててくれるので 外で使いたくなるものでもあります。工夫と覚悟があれば 素敵な使い方もきっと出来ることでしょう。

今日ご紹介するのは そのストーブ台ですが 今まで出会ったものと基本的なつくりが違うので 是非、お庭の引き立て役として使っていただきたいと思います。何が違いかというと ベース自体がすべてコンクリートで タイルが貼り付けてあります。だから とても重量があり一人で持ち上げるのは 大変です。木などの劣化する材料が使われていないので 外での使用も問題ないと思います。ただし、凍害は避けられず タイルのはがれはあることでしょう。でも 大切にするのならコンクリートボンドでつけてあげれば 問題は解消できます。勿論、室内なら ずっと変わらずお使いいただけます。

形が円形というのも珍しいタイプ。お庭の中心のアクセントに・・・引き立て役でありながら きっと存在感を発揮して・・・いい雰囲気に お庭を導いてくれそうです。

Photo

| | コメント (0)

«ほっとけない存在。