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2007年12月

お正月休み

お店を始める前、定休日をもうけようって思っていました。今年の年始 お正月休みを終えた後の 初めての水曜日、定休日だからとお休みをいただいて、家でのんびりテレビなど見たり、子供と遊んだりしていましたが、「もし、遠くからお客様がいらしていて 閉まったままのシャッターの前で がっかりされていたら・・・」と頭に浮かんだ瞬間、もうなにをしていても そのことばかり気になって おちおち休んでいる場合じゃないと思ってしまいました。私達夫婦、以前は 休みの日に たまに出かけては、知人から聞いていた おいしいラーメン屋を目指し車を走らせ向かったものでしたが、まず素直に 食べられた事が少なく、うまく定休日に当たってしまっていたのでした。せっかくここまできて・・・。と思うことがしばしば。苦労して探し当てた、雑貨屋さん巡りの時も またしばしば。そんなこともあり、「定休日やーめた。」と決断し、それ以来定休日はとらずに 店を開けておりました。ショップカードには しっかりと ”水曜定休”と書いてしまっていてたくさんお持ちいただいていたので 水曜日はとても暇でしたが、それでも不思議とお客様は来て下さり あけててよかったー。と思っていたのでした。

うちのような店って やっぱりわざわざ時間を作って来てくださっているんじゃないかって思っています。お求めの商品がなくて、申し訳ないなーと思うことも多々あり、反省する事も多いのですが、きっと パスティーユに来ていただける理由って 買い物だけじゃないって思うんです。「天気がいいから」「ストレス発散」「悲しい事があったから」などなど・・・。  ちょっと行って見ようと思い立った時、いつでも開いてる店でなくちゃと思っています。思い思いの時間を過ごしていただければ やりたかった店に一歩近づいたと言えるんです。

しかしながら、お正月期間だけは特別で、年内は31日の二時ごろまで開けさせていただき、お正月は 元旦から3日までお休みをいただいて、4日から通常営業とさせていただきます。初売りには、少量ではありますが、福袋をご用意しております。テレビや、ごろ寝にあきたら、遊びにいらしてください。

本年もたくさんのお客様にご来店いただき、誠にありがとうございました。来年は、どんな商品に出会えるのか 私達も楽しみです。皆様に 素敵な新年でありますように。

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パスティーユの手仕事

個人的に古いおもちゃが大好きで、色々集めてきました。古いものを飾るには やっぱり古い家具がいいと思います。このキャビネットは、古い直置きの本箱に 持っていたちゃぶ台の足をつけて ペイントしたものです。足をつけるって 結構大変なんです。

さて なにを飾ろうかな。

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ふらっと 一人旅

地下鉄の構内で、毎月 張り替えられるポスターを楽しみにしていた。地下鉄から降りてくる人波を避けて、このポスターの前に立ち、まず全体を眺め、コピーを読む、そしてまた全体を眺める。このポスターの前に立ち止まっているほんのひと時、ちょっとした旅に出る事ができたのです。

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幻想的なクリスマスの風景、波打ち際に漂う南国のフルーツ、朽ち果てそうなボートが横たわる川辺、古い外国の図書館、花一面の野原、レースのカーテンが風に揺れる窓辺、ひなびた路地・・・。そのポスターに溶け込んだ私は、風を感じ、音を感じ、温度を感じていたように思います。

好きな時に ふらっと気楽に行ける一人旅。今も 時々 出かけています。

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「パスティーユ」を作りたかった訳

Photo_9 私が学生のころ、雑誌POPEYEが創刊されました。田舎育ちだった私に、とてつもない衝撃をあたえたその雑誌は、ファッション、スポーツ、音楽、映画、趣味、外国、料理etc・・・様々な情報をあたえてくれました。もし、POPEYEと出会っていなかったら、今の私はないと言えるくらい。それ以来 ファッションにのめり込み、音楽を楽しみ、収集にはげみ続けてきました。

Photo_10 創刊から少したち、ある札幌のカフェが紹介されたので、ない小遣いを握り締め、ステンカラーコートに身を包み、汽車に乗って、そのカフェへ出かけました。古い建物が持つ独特な味わいと、がたがたぐらつくアンティークなテーブルに、ぎしぎしいう古い椅子。酒瓶がたくさん並んだカウンターに立つ、素敵なお姉さん。流れてくる心地よいレゲエのリズム。座ってお茶を飲むお客さんもお洒落で、一人のひと時を楽しんでいる様子。その店の全体の空気感にすっかり魅せられて、帰りの汽車でもその余韻にひたってしあわせだったなー。

Photo_11 それからというもの、札幌に住み始めた私は、休みの日には、そのカフェに出かけ、暑い夏だというのに、ちょっと辛いスープパスタをほおばり、昼間から 缶ビールを楽しむという 最高の時間の過ごし方を手に入れたのです。(トイレにkimcoが置いてあったのも洒落てるなと感心した。)   

Photo_12 それから、しばらくその店にいけない時期があって、久々に行ってみようと心弾ませ地下鉄を乗り継ぎ、軽い足取りで その店に向かったのですが・・・ないんです。あの、素敵なたたずまいの建物が・・・いくらきょろきょろ見渡しても、ないんです・・・。その場所に変わって 建っていたものは、近代的なビル・・・。跡形もなく、面影もなく、きれいさっぱり・・・。本当なら、今頃 いつものパスタを食べながら、缶ビールを飲んでほろ酔いのいい気分になっているころでした。もろくも、そんな些細な日常の楽しみが、消え去ってしまったのです。重い足取りで、通いなれた道を歩きながら、もう あのわくわくとしたひと時を味わう事ができないのかと思うと、本当に悲しかった。あの席に座り、あの窓枠から眺めた景色、南の島でのんびり夕日を眺めながら過ごすひと時を想像しながら飲んだ 缶ビールの爽快さ、ぎしぎしいうアンティークの椅子や、物静かな素敵なお姉さん・・・。そして、あの店でしか味わえなかった大切な時間・・・。「返せー!」と叫んでいました。心の中で。

それ以来、勤め人だった私は、自分にこんなにも、素敵な時間を与えてくれた、あのカフェのように 単においしい食べ物や、品物を提供するだけじゃなく、心に何かを残してくれるような店を作ってみたいという思いが生まれたんです。  それから約20年、その間 かみさんと出会い、この人となら きっとできるかもしれないと思い続け、色々ありましたが、念願叶い、昨年 「パスティーユ」をオープンできたのです。

パスティーユとはフランス語でドロップス(飴玉)の意味で、懐かしくて、カラフルで、おいしくて、いったい何味が出てくるのか楽しみなおやつでした。まさに、そんな店になりたいと、思いつけた名前です。

最新の雑貨でも 懐かしさのあるものを選び、自分が子供のころに使っていたような生活雑貨を探し出し、眺めるものではなく 実際の生活の中で 使っていただけるものとして、提案したい。そして、やっぱりインテリアの基本は、古い家具です。古い家具は、同じものにはまず出会えません。それだけの個性を持ち、自分だけの表現が可能です。また、独特の雰囲気と味わいがあるからこそ、長く愛され続け、そこにあることが、当たり前のようになっていく。そんな物達に囲まれて生活できるって、やっぱり素敵だって思うんです。生き方の表現だって思うんです。懐かしさっていつも心にあって、いつまでも、変わらないものだと思います。飽きられて捨てられてしまうものと出会わないようにしていく ”自分作り”それが、大切だって思うんです。 

店内は、実際の生活空間を演出しています。そんな中で イメージを膨らませて ゆったりと過ごしていただければ・・・きっと何か、素敵なものをお持ち帰りいただけるはずです。きっとここでしか、味わえない時間を過ごしていただけるはずです。何を、見つけていただけるかは、人それぞれで、計り知れませんが、「ここで過ごす時間が大好き」と思っていただければ、最高に幸せです。私達も、これからどんなものに出会えるのか、わくわくしていますし、ご来店くださる方にも そのわくわくをお伝えできればと思っています。    

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