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2008年9月

お店みたいに。

私が古いものを見始めた頃、アンティークショップにはイギリスの猫脚の椅子やテーブル、いわゆる家庭用の家具を扱うお店がほとんどでした。和骨董のお店にも古い茶箪笥やちゃぶ台や本棚などやっぱり家庭用の家具が中心に置かれていた記憶があります。でも素敵なコーヒーカップや切子のグラスや焼き物は商店用のショーケースに入っていてかっこいいな~と思っていました。その頃、インテリア雑誌で医療棚をショーケース代わりに使って、ブリキのおもちゃを飾っている部屋の写真を見て・・・なるほど!お店みたいにショーケースに飾ったらいいよな~と思って探し始めましたが、なかなか売ってませんでした。病気でもないのに病院に行って、医療棚譲ってくださいと言う勇気も無く、売ってる所を探し求める日々・・・。すると、全面ガラスのケースを見つけて「まさにおもちゃ屋さんで売ってた時と同じようにコレクションが飾れるぞ!」と大事に抱えて帰りました。

その頃からでしょうか・・・商店で使われていたパンケースやショーケースがアンティークショップに並び始めて、医療棚も見かけるようになりました。程なく、医療棚も我が家にやってきて食器棚として活躍しはじめました。

普段使いの食器やコレクションも見せる収納をしながら楽しんでいらっしゃるかたが増えてますから、今では商店用什器は人気者です。

前にご紹介したバタフライ式の商店用おつつみ台もガラスケースと組み合わせる事でやっとしっくり落ち着きました。まるでお店みたいですけど(うちはお店ですけど)、窓際にこんなコーナーがあったら家事の合間のコーヒータイムもゆったりできそうです。

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好きな歌を聴きながら。

昔から探し続けているものがあります。それは、歌や音楽です。なんか。大げさですけど自分ってどんな人なんだろうと探し求める感覚に似ています。若い頃には自分に何が似合うのかわからずにいろんな服を着て、好きなものを着る事が一番という結論に至った時感じた「そうか、自分らしさか・・・」という感覚のように。

豊かな時代だから、何でも自分に合ったものを選ぶ事が出来ます。でも、その裏側には何でもあるから選べないという事もあると思います。「とりあえず着てみよう。」とか「とりあえず聴いてみよう。」とする中で探したものは自分の中から消えてゆき、自分にとっての本物だけが残っていきます。そうして、積み重ねたもので自分自身が作られていきます。

何千、何万と聴いてきた曲の中に「あっ!この歌好き。」っていう程度のものじゃなくて心の中に響き続けている曲は、ほんの数曲しかありません。多感だった頃に聞いた恋の歌や聴いているだけで涙があふれてくる歌。一歩を踏み出す勇気をくれた歌。そして、これからの自分にとって 大切な何かを気づかせてくれる歌。めったにないからこれからも探し続けます。

好きな人を想いながらおいしいカレーを作ります。じゃがいもの皮をむきながら聴くとしたら・・・『夢で逢えたら』(シリア・ポール)なんかがいいですね~。

Music

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ムードが肝心。

日々 なにげなく流れていく日常。ニュースを見れば明るい話題の一つも聞こえてきません。生きるってこんなこと?でしたっけ・・・。何もせず、この状況がただ過ぎていくのを待つだけの日々なら空しすぎませんか。すごくハッピーな人もいますし、キラキラ輝いている人もいます。でも、一番身近なスーパーで買い物をしていても、街中を歩いても“明日への希望を感じる”というムードがありません。人が歩く速度や活気みたいなものがバロメーターだから そう感じるのは私だけかもしれません。政治や体制や景気を変えることは出来ないけれど、停滞ムードを作っているのは私たち自身で、これを変えられるのも私達自身だと思います。

学芸会の劇が始まる前の暗幕の引かれた暗い会場のざわざわ。誕生日会の折り紙で手作りした飾り演出。告白するのに呼び出した川原の土手のそよ風と水のきらめき。キャンプ場で体験したあの夏のキャンプファイヤーと満天の星と君。プロポーズに選んだあの素敵なお店。暗くして本腰を入れて観るホラー映画・・・ドキドキすることにはムードが肝心。

「今日の君なんか違うね。」って言われるのは、ムード作りをしているから。そんなムードにあふれていたらこの街も素敵に感じられるような気がします。

Kitchen

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大人の可愛さ。

チョコホリックの新商品をご紹介します。人気の小さめグラスは4種類。今回はバラが2種類とエッフェルといちご。前回も好評をいただきましたキッチングローブ。バラ・ギンガム・いちごの3種類。いずれも、可愛すぎないプリントデザイン。レジかごバッグも再入荷しています。

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そして、チョコホリックならではのニューアイテム。ブリキ素材のスツールです。(いすや踏み台としては危険があるためお使いにならないように。とのメーカーからの注意がきています。)

ガーデニングや飾り台にぴったり。ペールトーンの色合いが優しい感じです。

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可愛いのに大人っぽいって・・・なんかよくありませんか。

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大切なもの。

みなさんにも大切にしているものってありますよね。コレクションに限らず、我が子のスナップ写真とか思い出の品とか・・・。私はとにかく収集癖があって、自分の部屋はおもちゃだのジャズのレコードだの足の踏み場もないくらいに雑然としています。ものが集まってくるとどうやって“収納するか”という問題がでてきます。大切なものだけにぞんざいには扱いたくはありません。

最近、再燃し始めたのが昔のアニメやヒーローもののレコード集めです。これが、疲れた時やなんにも考えたくない時にとても良いんです。チープなプレーヤーで当時のままの音を楽しみます。状態はどうでもいいので、傷がついて針が飛んだり、ブツブツと雑音が入ったりして・・・でも色んなものが、ふっとんで少し元気になったりします。かみさんは興味がないので傍観してますが、娘は時々やってきて いっしょに聞いたりします。『俺たちゃ 裸がユニフォーム♪(アパッチ野球軍のテーマ)』なんて流れてくると・・「裸がユニフォームってへんなの~」ってツッコまれたりします。でもめげずにかけ続けます。ルパン三世なんかは、完全にブルースなのりだから子供にとってはつまらない。ルパンのイメージはこれなんですけどね。(ご存じない方も、思い出の主題歌をイメージしてくださると同じ気持ちに浸っていただけるはず。)何枚か聞き終えた頃には、気分も晴れたりするから不思議です。

それに、ブリキのおもちゃの写真集も竹久夢二の画集も大切にしているもの。できれば、このままの状態で置いておきたいと思います。

こんなシャッター式の扉付きの棚があれば埃もつかずにしまっておけますね~。みなさんの大切なものはどんなものなんでしょう。

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手作りの記憶。

小学校の頃、ほんの少しの間でしたがピアノを習っていた事がありました。確か・・自分からやりたいと言った覚えがあるので無理やりやらされたってわけじゃなかったんですが、通い始めて程なく、「行きたくないな~」病になってしまい先生の家の前まで行っては引き返し公園で時間をつぶして帰るということをしていました。

ピアノの先生の家は、当時でも古い洋館で、思い起こせばまるで外国の家のようでした。ピアノの鍵盤も黄色く変色していて かなりの年代物だったように思います。先生はお爺さんで 顔は覚えていませんがピアノ弾き特有のぷっくりお手てだった事だけは鮮明に覚えています。習っていたといっても ただ隣に座って「はい。いいですよ。」って優しく言われるだけで、「これでいいのか?」と子供心に自分のやる気の無さを棚に上げて 帰りの自転車でぶつぶつ言いながら帰ったものです。

そうこうしながらも少しは続いたので、「発表会」というものに出る事になってしまったときのことです。「ちょっとサイズ測るから。」といわれ袖丈や胸囲などを測った母親は何かを企んでいる様子でした。「なにするの?」と聞いたら発表会用のブラウスを作るというのです。「ふ~ん。まいいか。」なんてのんきにしていましたが、そのうち段々大事の気配が漂ってきました。田舎には洒落た生地を扱ってる店など無く、置いてあるものが気に入らない母親は、注文という手段にでたのです。ただならぬ気配を感じながらも「どんなの作るんだろう?少しわくわくするな~。」なんてのんきさは変わらずにしておりました。すると生地が届いたとの連絡が入り、勇んで出かけた母親の持ち帰ったものを見てビックリ!・・・ピカピカ光るスカイブルーのジャージ素材・・・・・はっ、派手~・・・たいして練習もしてないのにピカピカ?何をイメージしてピカピカ?

それからあせりましたよ。せめて、「ピカピカなのにへたくそね~。」って言われないようにしないと・・・あっと言う間に、発表会の日が来て また言われるがままに着せられたのがえんじのブレザーに半ズボン。ブラウスは勿論 この日のために用意された“ピカピカブラウス”。ピカピカだけでもおこがましい~と思っているのに ご丁寧にも袖口がフリフリ(ラッパみたい)で胸のところもフリフリの嵐(ヒデキ風)・・・なんてことしてくれたんだ!はっ、恥ずかしー!まあでもせっかく作ってくれた事を思うと、黙って着てしまう自分がおりました。とりあえず、演奏は無難に切り抜けられたのでほっとはしましたが、「誰も見ないで!聞かないで!」って思いながらの発表会でした。

手作りだからこんなハプニングも起こってしまうんですね。恥ずかしかったけど、悪くは無かったなぁ~と思ったりもしています。

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色々ありまして・・・。

しばらく更新できなくてすみません。リメイクに時間がかかり、仕入れに出かけ・・・いろんなことがあって 更新できる心境にありませんでした。

この間もおもしろいものや素敵なものが見つかって 店頭に並んでおります。新しい机はミシンを置くとちょうどいい高さになる 少し低めの収納たっぷりデスクです。ミシンテーブルも今までに無い新しい切り口で仕上げました。渋い色合いのコーナー飾り棚はアンティークそのもの。ポップな魔法瓶はディスプレーにぴったり。古い蛍光灯はいい具合のベージュ。床屋さん仕様のシェービングカップも花活けに良さそうです。オレンジ色のペンダントライトはお部屋の印象をがらっと変えてしまう事でしょう・・・。etc・・・etc・・・

エピソードと共に写真でご紹介するのは、おいおいとさせて下さい。取り急ぎご報告まで・・・。

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アイデアと工夫。

「この隙間に置けそうな素敵な収納家具があったらな~」と思っても、ぴったりのものはなかなかありません。普段からアイデアはあるけど、探しても見つからないからあきらめてしまうということが多い気がします。気持ちよくぴったりなものを見つけるのは至難の技といっても過言じゃないかもしれません。あと3cm小さければ・・・とか。

うちでは、そんなお客様のご要望にお応えできるようにオーダー家具の製作もしていますが、オーダーとなると・・・と大事のような気もしますよね。実際に行動に移すには思い切りと思い入れが必要ですね。

先日見つけたのは、「いったい、何に使ったらいいんだろう。」と思わせる不思議な家具です。

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机の高さくらいで、引出しが4段。商店用のお包み台でしょうか?左側面の天板を上げると・・・

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バタフライ式にちょっとしたカウンターに早変わりします。テーブルや机代わりにはなりませんが、調理台くらいにはなりそうです。

あまり見たことがない家具なので、どうご提案したらいいか・・・でも、アイデアと一工夫で、とても使い勝手のいいものになりそうな気がします。

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う、うまく撮れない・・・

チョコホリックの新商品が入荷しましたが、しゃ、写真がうまく撮れません。ここからは、想像力をフルに働かせていただけると助かります。

最初は、実は新商品ではありませんが秋の装いにピッタリの「ゴブラン織りバッグ」です。形とボンボンが可愛いです。

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こちらも前回の商品ですがご紹介する前に売れてしまいましたので再入荷です。スーパーの買い物袋にお金を払う時代がきました。何のための有料化なんでしょう・・・。どうせなら可愛いの持って行きましょうか。

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こちらは新商品。秋の模様替えにぴったりのカフェカーテンとロングカーテンです。種類がたくさんあるので写真はカフェカーテン(オーガンジー・プードル)です。<コットン・チュ-ル・オーガンジー>の3種類の素材で それぞれロングとカフェタイプがあります。柄はコットンがローズとつる花。チュ-ルがチェリーとプードル。オーガンジーがローズとプードル。全部で12種類もあるので頭がこんがらがっています。

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そして、「お休み~」の時もチョコホリックで。プルオーバータイプのパジャマです。襟元とズボンの裾についたリボンがキュ、キュートcoldsweats01    柄はプードル・リボン・ネコです。

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可愛いものは写真で・・と思っていましたが・・もう少し腕を磨きます。

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pastille for men

ふと気がつけば、今回のお話で100話目を迎えました。お店をオープンした当時はネットの世界に否定的な部分もあったので、まさか自分がブログを始めるなんて事は思ってもいませんでした。“言葉”には感情があり、それを読む人の気分次第でどう解釈されるかわからない“怖さ”があります。時に 読んでくださる方々に不快な思いをさせたこともあったのかも知れず・・・常にそんな思いを胸に言葉を選びながら続けてきました。それならば、むしろなにもせず お店をお客様の目で見ていただき、判断していただく事のほうがいっそ潔いと思っていたからです。

でも、たくさんのお客様の声に背中を押されブログを始めようと思ったのは、遠方にお住まいでなかなかお店に来られない方にお店の様子を感じていただくためであり、雑貨を通して 私達がお店でお伝えしたい事を私達なりの解釈で つたない文章に想いを込め、「パスティーユ」とはどんなお店なのかを知っていただくためでした。当然、文章が嫌いと言われればそれまでですが・・しかたありません。それも含めて私達の店なのですから。

前置きが長くなりましたが、ここまで続けてこれたのもコメントを下さる皆様と「いつも楽しく見てますよ。」と言ってくださる方々のおかげです。ありがとうございました。これからも「パスティーユ」をお伝えしてまいります。

タイトルのpastille for menとは何ぞや?と思われたかもしれません。うちはチョコホリックを代表に可愛い商品が多いので、女性のお客様がほとんどです。でも中には古い物好きの男性のお客様も増えつつあります。私も店に立つことがあるので、少しは渋~い物もお店に置きたいと思っています。花柄のグラスやカラフルな小物も大好きですが、男ですから渋~く決めたい時もあるんです。特にメカっぽいものには心惹かれます。最近、蛍光スタンドを2台ほど仕入れました。これが小粋なデザインで ただの明り取りではありません。しっかりインテリアの主役に成り得ます。そして、シャッター付きのスチール製書類ケース。所々錆が浮き 何色と表現できない風情。ビクターの景品の煙草ケースが怪しく光り、紫の煙が立ち昇ります・・・。とそこに一本の電話。仕事の依頼が舞い込んで来た。デキャンタのスコッチをぐっと飲み干し、「やっかいな仕事だぜ・・・」と言葉を残しオフィースを後にする・・・。探偵稼業も楽じゃないぜ・・・。みたいな感じです。男心をくすぐるものたちです。     あっ!ジャンク好きの女性にも勿論おすすめです。

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