« 古きを訪ねて・・・。 | トップページ | 朝日のなかで。 »

忘れてはいけないこと。

半年にわたって放送されていた『不毛地帯』が昨日 最終回を迎えました。原作を読んだことがなかったので、この物語はいったいどういう風に終わりを迎えて 何を残してくれるのか・・・と途中で何度も思いました。戦時中、参謀長だった主人公が戦争に負けて あえて現地に残り、シベリアでの過酷な労働を経て 帰国後、商社に入り ライバルたちとの間で繰り広げられる競り合いの中で 勝った、負けたをただ 描くだけの物語だとは思えなかったからです。時に、犠牲者を生み 裏から手を回し汚いことにも足を踏み入れ、冷酷なやり方に決して気持ちのいいものを感じえませんでした。最終回を見終えて、「そうだったのか・・・」と作者の伝えたかったことを自分なりに抑えられて、すっきりとしました。

色んな立場というのはあるけれど、人は何かができるという可能性を持っています。その可能性を追い求めるのか 否かは、私のような一般人にも 選択できます。何も、重要なポストにある人たちだけが選択すべきことではありません。今、日本は不況にあえいでいます。それを誰かのせいにして、誰かが良くしてくれることを望んでいます。何も成果が感じられなければ、早々と駄目だという烙印を押してしまう風潮があるのも あまりにも短絡的な考え方のような気がします。だからといって、自分に何が出来るわけでもなく ただ、成り行きを見守ることしか出来ないことを当たり前のように思っていたりします。

一方では、不況知らずの業界もあり 興味をそそられます。でも、便利さや新しい分野のものの裏側に潜む 良くないことをを目にすることもあり それを利用する側の心構えみたいなものも 同時に考えていかなければならないと思ったりするのです。だから、羨望のまなざしを向けることはできません。

『不毛地帯』の主人公は、悩みながらも 思いを遂げることができました。信念を貫き通して成し遂げたのです。昔の日本人だから出来たことなのかな・・・と結論付けてみたりもしましたが、いま その生き様を そのまま真似することは無理だとしても、誰かのせいにして 誰かに任せておくだけの 日々暮らしよりも、自分に出来ることを精一杯することだと思います。自分の想いに少しでも近づくために しっかり考え、1つ1つ大切なことを子供や周りにいる人たちに 伝え話し、行動していくことを忘れてはいけないと感じました。そう思い続けることが大切なことだと心底思うからです。

日々の暮らしに追われる毎日だけど、見せられる夢じゃなくて 自分で描く夢に向かって頑張ることが出来れば 1人1人みんなにとって いい風が吹き始めると私はそう思います。

こんなお話でごめんなさい。自分のブログなので いつでも忘れずに読み返せるようにしておきたかったのです。

Photo

|

« 古きを訪ねて・・・。 | トップページ | 朝日のなかで。 »

思うこと」カテゴリの記事

コメント

 「沈まぬ太陽」・これも「不毛地帯」の作者山崎豊子さんの作品ですが、映画を御覧になられたでしょうか?
実際に起きた御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落した事故をモデルにしており、政治家はじめとする登場人物が誰であるのか、すぐにわかるので、小説の連載中や映画化にあたってはかなりの圧力がかかったときいています。
わたしはこの事故が起きた時は、連れと一緒になった年でしたので、事故については鮮明に覚えています。
「合理化」の中での事故、組合つぶし、左遷人事、出世街道を歩む人、航空会社の腐敗体質、運輸族に切り込む?総理・・・・・

投稿: ロンサム | 2010年3月12日 (金) 20時41分

航空会社建て直しのために会長に抜擢される民間人?、幕引きをさせる大臣、その中で自殺をする人、・・・・・なかなか「出口」が見つからず、アフリカの大地に救われるかのようなラスト・シーン・・・
重い作品の中で、一番感動したのは、会長の「この会社を立て直すのは外部からの人でなく、あなたたち自身だ。」というセリフ・・・

途中休憩をはさみ3時間35分の映画です。かくいうわたしも途中休憩をはさませていただきすみません。

大学病院内の人間関係のドロドロと医療裁判を記した「白い巨塔」もよかったですね。こちらは文庫本5冊です。

投稿: ロンサム | 2010年3月12日 (金) 20時52分

軽~いお笑いも大好きですが、何が感じられたかというのが 自分にとって大事なものになります。だから 色んな作品があり その中から探し出すのは大変だし、出会えた時の喜びが大きいのですね。
                                パスティーユ

投稿: ロンサムさんへ | 2010年3月13日 (土) 10時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 古きを訪ねて・・・。 | トップページ | 朝日のなかで。 »