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和洋折衷。

久々にリメイクの家具を御紹介します。

とても古い家具で、ヒントを元に調べたところ どうやら樺太から来たようです。「貴重なものをこんなにしちゃって・・・」とお叱りを受けそうですが 元の状態で使うには とても無理がありました。所々 部材は欠損し、向こう側が見える始末・・・。どこまできれいに出来るか・・・と手探りの作業でしたが とてもいい仕上がりになったと思います。

本来は SP盤(蓄音機などで聞くレコード)を収納するためのキャビネットです。SP盤について 調べたところ、盤が大きい割には 録音時間が短く クラシックなどを聞こうと思ったら、何度もかけなおさなければならず 大変な苦労があったそうです。つまり、一曲聞くのに数枚ものSP盤が必要だったのです。何曲も聞く人には大きめの収納が必要だったのでしょう。当然のことながら、一般家庭どこにでもある時代ではなかったので きっと裕福な家からの 注文による家具だと思います。言わば、おあつらえです。

レコードというハイカラなものを収納するための家具なので、ディテールは洋風な風情が感じられます。でも、引き戸という構造がいかにも日本の職人らしい 時代を感じさせるデザインになっています。和服の市民と洋服に身を包んだ紳士・淑女が同じ時代を過ごした歴史を見ている以上、違和感を感じることは無く むしろ、ロマンを感じさせるいいデザインだな~と感じました。

上部と下部がそれぞれ分離できるので 重ねてもよし、並べてもよしです。引き戸の中は 細かく仕切りが入っているので、工夫次第で色んな使い道ができそうです。ちなみに、LPレコードはサイズが大きいので入れることは出来ませんが 雑誌はぴったり収まります。

この風情は 現代の住宅事情にも、いや どちらかと言うと “心情的”に しっくりくると思ったりしています。

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