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匠の技。

いつもお世話になっているお客様のお宅に キャビネットのお届けに行って来ました。道すがら とても景色のいいところを通るので、ちょっとしたドライブ気分での道中となりました。おいしいお茶を御馳走になり、お庭を拝見して帰ってきたのですが 昨日から バタバタと走り回り 息つく暇も無かったので、久々のとてもいい気分転換になりました。心地よい時間でした。お土産までいただいて・・・大変喜んでおりました。いつもありがとうございます。

ここ数日で、お店の中の大きな家具がそれぞれ嫁入りしてしまったものですから 大慌てで、次の御提案を仕上げました。とっても古い ショーケースです。

時代は定かではありませんが 大正時代に活躍した 竹久夢二が奥さんに経営させていた 港屋絵草紙店の店内のショーケースに似た風情が感じられます。とても小ぶりな 全面ガラスの、どことなく・・・足の無い医療棚にも見えます。全体的には モダンな印象ですが 引き戸というところが 日本らしさを感じさせます。

リメイクするにあたり、色んなところを観察したのですが 当時の職人さんの匠の技を垣間見ることが出来ました。土台の部分こそ 釘を使っての組み立てになっていますが ガラスをはめ込む柱の作りの なんと繊細なこと・・・一歩間違えば 初めからやり直さないと組み立てられないような作りになっています。そして、その柱を固定する枠にいたっては 釘を一本も使っておらず 全てはめ込みの細工になっているのです。ぴったりはめ込むことで ぐらつきや隙間の無い工夫がしてあるのです。しかし・・・いかんせん材質が柔らかく 相当な年月を経た中で、ピッタリしていたはずのジョイント部分も 木が痩せたのと 疲労により 隙間が生じていました。でも、その部分さえ直してあげれば ぐらつきも無く この先も活躍してくれる姿に すっかり生まれ変わりました。

木材の加工って やればやるほど難しいと感じます。今の自分には 到底まねの出来ない技術を見せてもらいました。いい経験でした。

それはさて置き、この風情・・・何を飾ると素敵になるか・・・楽しみです。

Photo   

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