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本当は・・・。

おそらく 今年最後のリメイク家具を御紹介します。

昭和30年代頃の食器棚です。元の姿は 大柄の木目の化粧版タイプの暗い印象の食器棚でありました。化粧版でなければ もっとシンプルに仕上げていたかもしれません。でも 化粧版ゆえに 思い切って遊び心を持ってリメイクしました。

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下の扉が引き戸でなければ 日本の物とは思えなかったかもしれない・・・と思えるくらい 洋風に仕上がったと私には感じます。

「古臭い家具だから 思いっきりペイントしちゃった!」と 舌を出して微笑むパリジェンヌのアパートにある家具のイメージです。だから 中にしまってあるものも 食器とは限りません。大事な本や ぬいぐるみが入っているかもしれません。そんな遊び心に満ちた、お気に入りの家具になりました。

ガラスはオリジナルで 中に入っているものは 直接は見えませんが 模様が光を受けてキラキラと輝きます。見えないからといって 気に入らないものは しまいたくありません。見えないからこそ 大事にしているものをしまっておきたくなるのです。そして、時々は 扉を開け放して じっくりと眺めながら楽しむのです。

こんな家具は どこにも売っていないし、見たこともありません。この個性ゆえに パスティーユの一人よがりになるかもしれません。気に入っていただいたとしても 他の家具と合わず 浮いた存在になることもあるかもしれません。でも、逆に この家具が大切なものを引き立てる役を与えられ、お部屋のイメージ作りのきっかけになるかもしれないと 思うと、そのたった一人の方にとっての かけがえの無い存在になると思うのです。

当時は 同じデザインのものがたくさん作られたと 想像します。職人さんは 毎日同じものを作り続けていたのでしょう。でも、ちょっと個性を持った職人さんなら 「本当は・・・こんな風にしてみたかった。」と思っていたかもしれないと・・・ふと、考えてしまうのです。

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