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コラボレーション。

今までいったい何台くらいの家具をリメイクしてきたんだろう・・・。思い出せないくらいたくさんの古い家具と出会い、そして送り出してきました。みんなどうしてるかな・・・。と感慨にふける時間を与えてくれた 古いけど新しい家具との出会いがありました。

今まで 似たようなデザインの家具はあったけれど どれ一つとして同じ家具はありませんでした。基本的に 今と昔の家具製作の現場は違ったからだと思います。昔の家具は 家具職人(高級家具とは違い 庶民的な家具は およそ熟練の職人によるものとは 思えないような作りのものがほとんど。)さんが鋸やノミを使い 一台ずつ手作りしていた様子が伺えるので 同じものを大量生産することがなかったからだと 考えられます。だから そこに、職人さんの個性や 感性が感じられて 暖かいし 面白いと思うのです。

御紹介するキャビネットは おそらく本棚として作られたものだと思います。奥行きが あまりないことと 厚めの材質は 重いものに耐えられる作りになっているからです。

ただ、少し変わっているぞ!と思わせてくれたのが 一番下の段に 扉が付いていた形跡があったことです。両サイドに残る蝶番の穴の跡・・・・そう出会った時から 扉は元の持ち主が取り外してしまっていたのです。考えてみると 横幅があるので 観音開きの扉は 中央部に負荷がかかり きっと ゆがみが出てきて 扉が閉まらなくなってしまったのでしょう。それなら いっそ外してしまえ!というのが 普通のことだと思うし、無理もありません。でも、扉が付いた姿を 想像してしまったからには どうしても扉が必要と考えました。でも、同じように 観音開きの扉にしてしまうと 元の扉と同じ結果になることは 火を見るより明らかです。だから、一枚扉にして 上から開くタイプにしようと考えました。写真にはありませんが 扉がバタンと落ちてしまわないように 古い鎖をつけたのが ちょっといいアイデアだったと思います。

「角の丸みと背の高くないサイズがなんか素敵だよ。どんな扉が付いていたのかみてみたかったな。」と私。「初めからこういう扉にしておけばよかったな。いいじゃない。」と昔の家具職人さん。

こうして、コラボレーションした結果 素敵な家具になりました。

Photo

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