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2012年11月

何気ない事。

うちは雑貨屋ですから あれこれと飾り立てて、「こんな暮らしはいかがですか?素敵ですよ!」と提案する事もあります。雑誌に載っている暮らしに憧れて、いろいろと部屋の中を飾っている方も少なくは無いでしょう。本当なら 店側の人間としては どんどんやって欲しいことだったりします。

でも、昨今 「暮らしが楽で 何の不自由もありません。」という人のほうが少ないと感じる中で 雑貨や部屋のことばかりを考えているわけにはいきません。先行きには 明るい未来が・・・というよりも、見えない不安感を抱く事のほうが多いわけですから。

だけど、自分は出来る範囲で 自分が楽しめる事を止めたいとは いっこうに思えません。そんな暮らしの中でも 自分の先々の暮らしに必要なものは 今、手にしておかなければ この先出逢う事ができないかもしれないからです。

だから、こんな考えかたが重要だと思います。飾り立てるのではなく、普段の暮らしの中で いい景色だな・・・と感じられるようなものと出逢う事だと思うのです。

テーブルには リネンのクロスをかけて、お花を一輪飾ります。私は 喫煙家なので素敵な灰皿は欠かせません。外を眺めながら 飲むお茶は 普段使いのフランス製の古いカップと知る人ぞ知る 古いミルクガラスのマグだったりします。

日常の何気ない事の中に 見えてくる景色は、飾り立てる事よりも素敵な景色になると私は思うのです。

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追伸

開店6周年記念イベントも残すところあと一日となりましたが・・・・・12月2日(日)まで延長する事に致しました。何故かって・・・・空クジなしの抽選会のプレゼントがまだもう少し残っているからです。特製記念プレートも御用意してお待ちしております。 

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灯火で。

古いテーブルランプを御紹介します。

残念ながら 傘が付いておりませんでした。仮に付いていたとしても布製であれば ぼろぼろになっていたはずです。なにせ60年は経っていると思われるからです。土台が黒いガラス製で 柱のデザインもとてもシックな印象です。どんな電球をつけるかがポイントで、大きいほうは 出来ればあまりまぶしくない電球をつけたほうがいいかもしれません。小さいほうは フリッカー電球をつけてみました。電球でありながら ロウソクのように ゆらゆらと揺れる炎のように 明かりがともる電球です。

このランプを見ていて、ある曲が頭に浮びました。「You and the night and the music」というジャズのスタンダードナンバーです。邦題は「あなたと夜と音楽と」です。私が好きなのは チェット・ベイカーの「CHET」というレコードに入っている一曲です。チェットらしく 小粋にさらっとした演奏ですが 色男といわれた彼だからこそ知っている “カッコよさ”の込められた演奏を聞かせてくれます。ジャケットがまた、素敵なんですよ。

好きなレコードの話は さて置き、演奏から垣間見れる カッコよさと曲選びは プレーヤのセンスで決まるものです。私も いい歳でありながら この“カッコよさ”に憧れる気持ちをずっと持ち続けています。さらに 縁遠くなっている“ロマンチック”な気分も 忘れたくないと思っています。だから、そんな感覚を呼び覚ましてくれる 古い物が好きなのです。

雪が深々と降る静かな夜に ワインでも飲みながらテーブルに着く二人。古いジャズの心地よい調べが二人を包みます・・・。あなたと夜と音楽と・・・そんな時の テーブルの明かりは・・・灯火で充分だと思うのです。

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洗うそばから。

季節柄、人が集まっての食事の機会も多くなります。

料理を持ち寄ったりすれば、そのお宅の家事も軽減できますが 鍋料理や焼肉となると 後片付けが大変になります。洗い物が増えるのは 楽しい食事の後の ちょっとした憂鬱の種になるようです。それでも わいわいやりたい季節。だって 楽しいですもん。

うちのお店、新旧の食器がたくさんあります。古い食器は 当然のことながら、綺麗に洗ってから店頭に並べます。例え デットストックでも。例外はありません。店の水道は お湯が出ないので 冬場は水が冷たく大変です。だから、家ではほとんどしない 食器洗いをお店では 積極的にやるようにしています。(勿論かみさんもやってくれます。)

そんな時に気付くのですが 洗剤で洗い、ゆすいで、水切り篭に重ねていきます。そうすると・・・洗ったそばから、水切り篭の中がどんどん可愛い食器でいっぱいになっていきます。それを見ているだけでも、水の冷たさなど何処へやら・・・だんだんと愛着を感じ・・・そして、欲しい・・・という気分になっていくのです。商品として仕入れたものですから ぐっと我慢で こらえるのですが、これがほとんど毎回のことなので 困ってしまいます。

冬は手荒れも気になる季節。量も多くなると 食器洗いも重労働です。でも、こんな食器なら・・・・・逆に 好きになりそうだと思うのは 男の勝手な言い分なのでしょうかね。

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昼休み。

仕事をしていると 昼休みは格別の楽しみだったりします。午前中の仕事が終わり お腹がぐ~となり始める頃、その時はやってきます。

若い頃は そのほとんどが外食でした。いつもの蕎麦屋に行くか・・・腹ペコだから とんかつ定食にするか・・・パスタもいいな・・・お腹のすく頃 それを考えるだけでも楽しみで楽しみで・・・今思えば よくも毎日外食していたな・・・と思います。食後には喫茶店で お茶を飲むわけですから たいそうな食費でした。すっかり時代も変わって、今では なかなかそんな風に 昼食にお金をかけられなくなってしまいました。

それでも いくら時代が変わろうと お昼のひと時の楽しみは変わることはありません。コンビニ弁当というのも一つの手ですが 毎日だと飽きてしまうのは 何故なんでしょう。例え 昨夜の残り物でも 持たせてくれるお弁当は おいしいものです。自分でこしらえても きっと同じはずです。昔々に比べると 便利なアイテムもたくさんあるので 暖かいものを持ち運ぶこともできます。あったかスープは これからの季節にはぴったりです。

チョコホリックの新商品は シリコンの蓋つきのガラスの密閉容器です。残り物の保存にも、レンジにもかけられるので 汁物のこぼれる心配も無く 持ち運んで・・・レンジでチン!ほっかほかのお昼が楽しめます。保温バックも入荷したので お弁当がより楽しめそうです。

大雪の中、6周年イベントに足を運んでいただき ありがとうございます。空クジなしの抽選会プレゼントも 記念プレートもまだまだご用意してありますので どうぞご来店くださいませ。

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Le 6 anniversaire!

月日がたつのは本当に早いもので 11月22日で パスティーユも6周年を迎える事となりました。この日が無事迎えられるのも ひとえに こんなちっぽけな店の存在も忘れず、足繁く通って お買い物してくださっている皆様のおかげです。本当に ありがとうございます!心から御礼申し上げます。

そこで、『Le 6 anniversaire』と題して 感謝の気持ちを込めて6周年記念イベントを行います。

11月22日(木)~30日(金)の9日間、1000円以上お買い上げのお客様に 空くじなしの抽選会を開催いたします。その場で チョコホリックの可愛い雑貨がもれなく当たります。期間中であれば 何度ご参加いただいてもOKです。そして、チョコホリックオリジナル(紙袋も可愛い!)のハッピーバッグも御用意しました。可愛いく使える雑貨がざくざく出てきます。数量限定なので 気になる方はお早めに!

そして、周年記念恒例のパスティーユオリジナル木製プレートも用意が出来ました。2000円以上お買い上げの方に プレゼントいたします。1年目から初めて 早くも6枚目・・・だんだん店のカウンターの壁も賑やかになってきました。

それから、お知らせがもう一つ。6年目にしてようやく 『Menbre du Pastille』・・・つまり、メンバーズカードタイプのポイントカードを発行する事にいたしました。素敵なお部屋作りのお役に立てていただければと思います。詳しくは 店頭で・・・。

足元も悪くなり始め、お忙しい時期だと思いますが 満6歳のパスティーユに 是非逢いにきてください。お待ちしております。

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仕舞う事。

初雪がこんなにひどいとは・・・今年の冬を暗示しているのでしょうか・・・穏やかな冬でありますように 祈るばかりです。

年末もいつのまにか近づいてきて、せわしなく忙しい時期を迎えますね。いい新年を迎える準備は 少しずつ始めておくのが得策かもしれません。

ラジオに耳を傾けていると 片付けとか大掃除とかの話題が頻繁に聞かれるようになってきました。書店などを見ていても 収納術とか シンプルに暮らすとか いらないものを処分するとか、たくさんの本が売られています。需要があるからたくさん出版されているのだと思います。裏を返せば、家の中を暮らしやすくしたくても、どう片付けたらいいのか・・・と悩んでいる人が多いからに違いないと思うのです。テレビなどを見ていても 収納スペースをきちんと整理する方法などを紹介していたりします。プロと呼ばれる人が あの手この手で 収納していくのを見て、さすがプロだなと思います。生活感を消しつつ、探す時には 見付けやすい・・・普段から出来ていれば 慌ててやることは無いわけです。

ただ、私には 見せたくないものを隠すという風に感じてしまいます。私も見せたくないものは 適当な箱などに詰めて収納スペースに押し込んでしまいます。均一ショップに売っている整理ケースが大活躍します。捨てられないけど 取っておかなきゃならないものは 隠すように押し込んでしまいます。

では、大切なものは どうすれば・・・適当な箱に詰めて押し込んで・・・というわけにはいきません。いつでも手の届く所に 見える形で置きたいと私は思います。かりに 引出しの中にあったとしても きちんと見合う入れ物に入れておきたいと思うのです。ただの箱では 綺麗に片付いてはいても 思い入れのあるものを取り出すワクワク感が得られないからです。私の場合は アンティークの腕時計とかライターなので こんな入れ物が大好きです。見えない場所に 押し込んでしまうなんて事もしたくありません。見える場所に 似合う家具の上に 堂々と飾りながら 収納したいと思うのです。

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淡くほのかな。

何故か いい出会いがず~っと無かったのに 急に立て続けにいい出会いをしてしまうのが 時計です。

機械物ですから 当然動かせるようになることが大前提で、見た目も 状態のいいものでなければ いい出会いとはいえませんし お店に出そうなどとは考えられません。それが たいていの場合、出会った時は動くのかどうかわからないものが ほとんどなので 時計に関しては 結構私にとっては ギャンブルだったりするのです。

でも 部品さえ揃っていれば ちょっとした調整で 再び時を刻み始めるので、やはり古いものは 素敵だな・・・と思うのです。調整には時間も手間隙もかかりますけど 男ですから機械物は基本的に好きなので出来ることなのかもしれません。

先日出会った 電池式の時計もとても調子よく時間を刻んでくれていますが ここで御紹介する時計も いい調子です。

電池式に移行する前の振り子時計としては わりと新しいものだと思います。一度巻けば 約一ヶ月持ちますよというタイプのものです。古いものが 約2週間しか持たないのに対し、後期のものは 技術力もアップしていたようです。見た目は 少し地味な木目調の化粧版が貼ってあったので 思い切って淡いグリーンに塗ってみました。鐘の音も 棒状の鐘が2本で カ~ンと澄んだ和音がなるので イメージに合うと思ったのです。

言葉って 伝わりにくいものだと思いますが 「淡くほのかな」時を刻んでくれる そんなことを思わずには居られないのです。

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継続は。

以前にも少し触れたことがありますが 私、日記をつけていて 3年日記が 4冊目も終わりに近づいております。つまり、12年 毎日の出来事を綴りつづけているのです。

早々書くことも無いのですが これが意外と役に立ちます。過去二年 何があったかわかるので 今年はどうしようか・・・と早めに予定を考えることが出来ます。それに、忘れてはいけない記念日などは 憶えてる振りをして 実は 毎日日記を見ているから 気付くことが出来たり(なんだ そうだったのか!と かみさんにばれてしまいますが・・・)と 大事なときに 役立ちます。

それに おそらく、いつか見返す時が来ると思っているのです。それは、自分がはるかに年とったとき・・・かみさんと一緒に懐かしむことも出来ると思います。あんなこと こんなことがあったね~なんて・・・。ちょっと楽しみだったりします。しかも、娘が読む時も 必ず訪れます。面と向かって 話すこととは違うので、自分の父親が考えていたことを知る時が その時だったりします。いったい何を感じるのでしょうね。少し 怖い気がします。

よく 「継続は力なり」といいます。意味は違うと思うけれど、続けていて良かったと思えるように この先も綴りつづけようと思います。

チョコホリックの新商品は スケジュールノートです。日付は 自分で書き込むタイプなので いつからでも使えます。すぐに書き始めるも由、新年と同時にはじめるも由であります。当然、中身もチョコホリックらしさ満載なので 楽しみながらスケジュール&ダイアリーが続けられそうです。

願わくば、単年の商品化ではなく 同じサイズでずっと作り続けてくれるといいのですが・・・もしも使いやすかったら、何冊かお求めいただけると いいかもしませんね。続ける自信のある方は 是非。

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好きな風景。

秋も深まり、山間は紅葉が綺麗なのでしょうね。真駒内を抜けて 支笏湖までのドライブコースは 以前よく行きました。峠の絶景や大きな岩がある川の景色・・・湖に映る紅葉の美しさは 眺めるだけでもその価値がありました。お店を始めて 時間の無い今・・・また訪れたい衝動に駆られます。

好きな風景は 誰にでもあります。でも、それは 外の世界にしかないものでは決してありません。家の中にだって 好きな風景がきっとあるはずです。

昔の家であれば 縁側に佇み、そこから眺める庭の風景に癒されるといったこともあったでしょう。確かに そんな暮らしに憧れる気持ちは 今でも持ち続けていられるものです。でも、現実は 意外に難しく、そんな家を持つことは 心の風景の中だけにある存在となってしまっています。

でも 私には 家の中に好きな風景があります。ショーケースにずらっと並んだ 昔のおもちゃ・・・明るい日差しの入る日には 子供の頃の遊んだ記憶が蘇り、夜には 電球の灯りをあてて その色合いや素朴さに、はるかに過ぎ去った時を思うのです。その他にも 色とりどりの素敵な食器が並んだ 味わいのある空間・・・時間をかけて うちにやってきたものたちと暮らしを共にするのです。

家の中に、そんな空間があることは とても大事なことのような気がします。人には 佇み、物思う場所が必要だからです。小さなスペースでも そんな場所があれば、いつでも好きな風景に 身を置くことが出来るのです。

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やられたっ!

ちょっと不思議なものと出会いました。

おそらく、電話台だと思うのですがよくあるタイプよりも 少し背も高く 大きめです。昔の家具は 用途がわりと決まっていたので、何に使われていたものか あれこれ記憶を呼び覚まし、しばらく考えました。すると・・・・遠い記憶のそこに ある場面が・・・お役所だとか 病院だとか・・・学校だとか 公共の施設にあった、公衆電話を置く風情・・・。ほんとかどうかは 定かではありませんが 電話帳を置く棚も、どこかしら それ風・・・です。

天板は ちょっとモダンな感じ・・・なのに棚は オレンジ・・・見れば見るほど不思議なバランス。塗装してしまおうか・・・とも考えましたが 見れば見るほど・・・なんか可愛く思えてきて・・・このままがいいと結論を出しました。

ちぐはぐな印象だけど 全体を見ると可愛く感じる・・・使う側が この風情に合わせて使えれば いいだけのことなんだ・・・そう思ったのです。これを作った職人さんは いったいどうして このようにしてしまったのか・・・知る由も無いけれど、今となっては 時代も感じられて、正直・・・やられたっ!って感じで 少し悔しい気もするのです。

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ずるい。

家族の間にも 「ずるい。」と思う瞬間があります。

例えば・・・・・「今日、俳優の○○さんに会ったさ。」「えっ ずるいー!」・・・ほんとはずるくも無いんだけど、好きな俳優であれば なおさらのこと。

「今日、友達とあそこのステーキ食べてきちゃった!」「えっ ずるいー!」みんな好きなのに 自分だけ?・・・いたしかたの無いことはわかっていても。

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「今日の夕食は ハンバーグね。」「なんかお姉ちゃんのほうが 大きくない?」「ずるいー!」・・・好物であれば そう感じるかもしれません。

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「ただいま~。最後の一つのアイス、食べようと思って楽しみに帰ってきたのにー食べちゃったの!ずるいー!」・・・ごめんね。誘惑に勝てなかったの。などなど・・・。

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みんなが共通する 興味のあることを一人だけしていると、「ずるい」と思ってしまいます。私も行きたかったのに、食べたかったのに、見たかったのに、やりたかったのに・・・家族ですから 共通の興味があったりしがちです。だから、罪の無い「ずるい」と感じることが多くあるのかもしれません。不思議と 興味の無いことには そんな気持ちは生まれてこない気がします。“いいな~”と思われてこそ 生まれてくる気持ちなんだと思うのです。

3枚の写真は 40~50年くらい前の古い食器です。

家事の合間の お昼のひと時、ささっと作った親子丼をボウルに盛り付けて、お気に入りのカップで飲む コーヒーや紅茶。家族との食事の時にも 一人だけ素敵な器を使って、同じものをいただく・・・。

「ずるい~。」といわれたら、「何で?・・・だって、食器になんて興味ないでしょ?」と答えます。

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