« 『冬のマルシェ』 | トップページ | 一緒に暮らすものたち。その二。 »

一緒に暮らすものたち。その一。

暖かさも進んで来たとはいえ、雪のさなか 「冬のマルシェ」に足を運んでくださる皆様 本当にありがとうございます。

今日は そんなマルシェに出ている 気になるものを御紹介したいと思います。

まずは・・・

Photo

以前も御紹介した キャビネットです。少し大きめですから 収納力は充分です。もともとは おそらく 本を収納するものだったと思います。この家具が生まれた時期の本は 当然のことながら 今では古本屋さんで高額で取引されるような 装丁も どこかモダンで、その中身までも想像できるような 素敵な本が多かったと思います。油紙のカバーが付いていたり、布張りの表紙だったり・・・機会があれば 古本の世界にも触れてみて欲しいと思います。そんな素敵な本に 負けず劣らず モダンな扉が印象的なキャビネットです。

そんな素敵な本をたくさんお持ちの方なら きっと大切な本を守るための役割を与えられることが このキャビネットの本望かもしれませんが 古本が趣味という方も そんなに多くはないと思います。では、今の暮らしで 生かされるとすれば どんな使い道で生かしてあげるのがいいのでしょう。それは・・・リビングの一番 目立つ場所に置く事だと思います。そして、大切にしているものをちゃんと飾ってあげる事だと思うのです。

例えば、せっかく大事に思っている食器も 普段使いの食器棚に 押し込めてしまっては 集める楽しみも、その食器が持つ魅力さえも 発見できないかもしれません。好きなものを知りたいと思う気持ちや深めたいと思う気持ちは、本と同じように 心の豊かさにつながり、ものを大切にすることにも通ずるに違いないと 私は思っているからです。

食器だけではなく 思い入れのあるものをお持ちの方は それこそ人それぞれ 様々です。それをリビングの一番目立つ場所に 置くとすれば、ある意味、“覚悟”みたいなものが必要となってきます。普通の暮らしをしていれば 誰もこんなに古いキャビネットに興味のある方は いないと思います。では、何故 気になるものとして御紹介するのかというと・・・雑貨を含めて 一緒に暮らそうと思えるものとの出会いが暮らしを楽しくしてくれるに違いないと思っているからです。自分が こだわりを持ち選んだものを大切にし、長く付き合い、増やしていく事は 人間関係や生きる上での考え方に 大きな影響を及ぼすと私には 思えるからです。こういう古い家具を部屋に 招きいれたその日から、仕舞えるからといって リビングにあふれる余計なものを入れてしまっては 元も子もありません。神経を使い ちゃんと飾ってあげるから お部屋に素敵な空間が生まれ、一緒に暮らすという感慨が生まれるのです。それを維持していくのに ある意味、“覚悟”がいるのです。家は くつろげる場所だけど、誰も見ていないからといって ただくつろぐだけの空間にしたくないと 私は思っています。それゆえの 古い家具なのです。

そして、私は 男ながら こんなファンシーなものにも 心惹かれます。

Photo_2

1970年代の可愛い食器です。ガラスのティーカップにも ポップな花柄があしらわれ、風船をイメージしたグラスやチューリップをあしらったゴブレット・・・よく見るとちょうちょが止まっていたり・・・イチゴのデザートカップも なんともいえない可愛らしさで、当時の乙女達の会話の話題も なんだか想像できそうで・・・そんな乙女心をくすぐるような時間を演出してくれていたんじゃないかな・・・なんて、思わせてくれたりするのです。お父さんしか 使わないようなアイスペールにまで いちごの柄が書かれていたり・・・・なんで!どうして!そう思わせてくれる 古い食器たちは 私にとって 一緒に暮らすものたちとしての魅力にあふれているのです。

マルシェもまだまだ序盤です。かつての 眠っていた心模様を感じる事が出来るかもしれません。どうぞ そんな時間にゆったりと浸ってみてください。

 

|

« 『冬のマルシェ』 | トップページ | 一緒に暮らすものたち。その二。 »

思うこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『冬のマルシェ』 | トップページ | 一緒に暮らすものたち。その二。 »