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心躍るとき。

日本は広い。この時期、雪国に暮らす人ほど 切実に感じる事かもしれません。だって、ニュースでは さくらの開花宣言が聞こえてきているのに 北海道は 前も見えないくらいの猛吹雪に見舞われて・・・もうすぐ春とわかっているから なんとか耐えられているけれど・・・今年の冬は 翌朝の雪かきの事を思うと 心が折れそうになる事が何度もありました。でも、そんな 心折れそうになる事とも おさらばです。

久しぶりにアメリカからの荷物が届きました。やっぱり、何でしょう・・・・・・・こうして眺めていると 心躍ります。横文字のデザインゆえか・・・はたまた、日本にはない感覚からなのか・・・憧れていたものを両の手に包み込む事が出来るのですから。

よくよく眺めて、考えてみると こんなにも装飾的で 使い勝手が良いものが何故今の時代には なかなか見当たらないのでしょう。ひとえに、需要が無いからに他ありません。食器にお金をかける時代は とうに終わってしまっているからです。興味の対象が 何かに変わってしまったのでしょう。庶民が “食卓を華やかにしたい!”と思い描き、それに応える形で 色んなメーカーが競い合う中で いいものを作りあわなければ、これらが生まれた時代のようなものは 金輪際改めて生まれる事は無いでしょう。車や携帯は 「もういいです。」というくらいめまぐるしいサイクルで生まれているのに・・・人の心は何処に向かおうとしているのでしょうね。

私には憧れのこの食器も、実は日本に輸入されていた時期が 確かにありました。アメリカでは スーパーで大量に売られていた手頃な食器でしたが 日本は当時、円の価値が低く、おそらく3倍くらいの値段がしたのではないかと思います。それでも、便利さと食卓を華やかにしてくれるこれらの食器を買い求めた人が少なくなかったはずです。「高かったから今でも現役で使ってるわよ。」とお話を伺う事もたびたびあるからです。当時、これらの輸入食器に負けまいとして 日本の食器メーカーも素敵なものをたくさん生み出しました。それが 贈答品として 気持ちを伝えるためのものとして 重宝がられ、普及して行ったのです。

その背景には 家族で摂る食事を楽しみたいという 主婦達の思いがあったからに違いありません。(あっ!今の主婦の方にその気も思いが不足していると思っているわけではありませんよ)専業主婦が多いといわれた時代ですから 「キッチンを素敵に使いやすくしたい。」という思いは 現代よりも強かったのではないか?と思うからです。

新しい鍋を買ったとき。新しい食器を買ったとき。「何を作ろうかな~♪」という心の鼻歌が聞こえてくるような気がしてならないのです。心躍るときは 意外とこんな近くで感じられるものかもしれないと思うのです。(リネンクロスも入りました!)

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