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古い食器のお話。

古い食器の可愛さ 面白さに魅せられて 随分たくさんの食器を見てきました。ただ、好きなものばかりを追いかけてきたので 焼き物とか オールドノリタケのような本物のアンティークには 興味はありません。あくまでも 普段使いできそうで、自分にも集められる手頃なものに 限られます。

昔から雑誌などで紹介され いまや知らない人はいないアメリカのミルクガラスが やはりきっかけで、こつこつと一つずつ集めはじめて・・・随分と コレクションも増えました。でも、世の中には すごい人がいるもので メーカーや色合いやシリーズでコレクションしている人もたくさんいて すごいな~と羨ましく思ったりもします。ただ そのコレクションの背景には 人並みならぬ努力とお金、そして 何よりも大切なきっかけがあるのです。

食器は 割れてしまうから手頃なもので・・・というのもわからないわけじゃないけど、食べることは 生きる上で欠かせない事。たまの外食はいいけれど、食事のほとんどは 家で摂るもの。そう考えると、使いながら 集める楽しみも得られる 食器のコレクションは 趣味と実益を兼ね備えた素敵な日常の楽しみになると思うのです。そして、大切に扱えば 一生の自分だけの宝物になると思うのです。

そこで、何をどうしたいかは 自分だけが決める事柄。どんなきっかけで、何に興味を持ち 深めていけるか・・・・そこに無限の楽しみが潜んでいるのです。

私達のきっかけは オールドパイレックスのポップな印象のシンデレラボウルを手にしたことから始まりました。その後、ひょんなことで手に入れた 聞いた事もないフランスのミルクガラスの存在に気が付きました。アルコパルというその食器メーカーは 今も存在していますが アメリカのファイヤーキングやパイレックスと同じ時代に 存在していたにもかかわらず アメリカのそれとは違い、紹介される場面が 当時はほとんどありませんでした。だから 当時は わりと安価に手に入れる事が出来たのです。(今は認知度も上がり 同等に扱われています。)そして、「じゃぁ、同じ時代に日本のメーカーは どんなものを作っていたんだろう・・・」と思いを巡らせると・・・’50年代~’80年代というと・・・幼少の頃と まるかぶりしていたんだと気付きます。確かに アメリカやヨーロッパから輸入されたもの達に どこか似てる・・・影響を受けたに違いない事に気が付きます。子供の頃の記憶をたどると 確かに可愛く、華やかな食器に盛り付けられた 焼き魚や煮物以外の洋食の記憶が蘇ります。時代が 合えば日本もアメリカもヨーロッパも関係ありません。ぴたっと、合うものが たくさん存在していたのです。そして、それらは うちの暮らしにピッタリと合うのです。

自分の趣味嗜好がハッキリしていれば、好きなものが一つ一つ増えていきます。雑誌に載っているレアなものを集める事は いいコレクションとはいえないような気がします。自分が出来る範囲と決められるから長続きできるのです。そして、この時代にいられる事をほんとに良かった。と思えます。色々な知識を持った人が おしみなく紹介してくれて、たくさんの良いものを教えてくれたことで、私達は 自分に合うものを選ぶ事が出来るからです。それが 自分の暮らしを作り上げていく事につながっていくからです。

今日、御紹介するものは 人知れず いくつもの時代を超えて残っていてくれた素敵な食器たちです。

まずは シックに大人の時間を演出してくれそうな小粋な食器です。先にお話した フランスのアルクというメーカーの リュミナルクというブランドの古い食器です。今も存在しているので 知らず知らずに使ってます。という方も多いかもしれません。オーバルプレートは オードブルを盛り付けて、小さなゴブレットは食前酒を一杯・・・その後は 大きめタンブラーで お酒を楽しみ・・・デザートも おそろいのデザートカップで・・・ファイヤーキングのポップでカラフルなものが全盛の時代・・・フランスでは ちょっとアンニュイな雰囲気さえ漂うシックで大人の食器があったのです。子供抜きのパーティーで使いたい・・・。

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そういえば カルピスも昔々は 避暑地の夏の昼下がり・・・・みたいなイメージだったけど いつから若者向けのイメージになっちゃったんだろう・・・。

大人のパーティーがあれば 若者のパーティーも当然あります。こちらは 古いパイレックスから ドリンカップの御紹介です。英語で書くと 「DRINK UP」 直訳すると・・・「飲みます。」という意味。パイレックスながら ガラスが薄いので軽く、洗う時は プラスチックの部分を取り外します。ポップな色合いで 素材がプラスチックというところから 少しカジュアルなパーティーで活躍したようです。パイレックスといえば やはりミルクガラスや調理器具を想像しますが こんな面白いアイテムも作っていたんですね。ちなみに うちにはこのタイプのメジャーカップがあります。

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そして、こちらもファイヤーキングを初めとするミルクガラス人気の陰に隠れて、あまり目立たない存在・・・古いデュラレックスです。今も 丈夫なガラスで意識なくお使いの方も多い フランスのデュラレックス。透明なガラスが主流ですが 昔はこんなに綺麗なカラーのものがありました。といっても 透明な素地に色を吹き付けたものなので ミルクガラスのような感じではありません。それに、あくまでもシンプルなデザインで アメリカの質実剛健さとは 反対の印象があります。カラーデュラレックスは はっきりとした資料を見たことがないのですが コレクションしている人のホームページなどを見ると このほかに 白、黄色、ブルーがあるようです。プレートやボウルも存在し、めちゃくちゃ可愛いのです。店頭には カップ&ソーサーしかありませんが 以前はプレートも置いていた事があります。後ろに立ててあるプレートは 実は 古いパイレックスのカラープレート。こちらも 透明の素地に 色を吹き付けてあるタイプで レインボープレートと呼ばれているようです。違うメーカーで、お国が違っても 同じような表現をするのは 今にして思えばとても助かっています。なかなか 数が揃わないので デュラレックスとパイレックスを同じテーブルに並べても なんの違和感もないからです。

Photo_3

知る人ぞ知る 古い食器たち・・・今はもう 製造されていないという希少性を感じないのは、今も尚 存続し 新しいものが生み出され続けているからなのかもしれません。ただ、当然のことながら ここに御紹介したものは 今は作られることはありません。時代背景が違うからです。

いろいろ知るごとに深まっていく 古い食器の世界。まだまだ見知らぬものがありそうで わくわくしてくるのです。 

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