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2013年11月

肝心なこと。

古いものと長く付き合っていると 色んな家具に遭遇します。

古いというだけに 塗装も剥げてぼろぼろになっているもの。いくら力いっぱい引っ張っても いっこうに引き出せない引き出し。釘が抜けてぐらぐらするもの・・・。そういうものは しばらく放置されて そうなってしまったのです。また、使っていた人が 壊れてきたから直そうとして 切ったり貼ったりしてしまったもの・・・当然の事ながら 使いにくいから手放されてしまうのですが・・・私自身も そういうものを手に入れては 直して使っているものもたくさんあります。

ある意味、手付かずで きちんとしているものの方がほとんど無いだけに 古い家具は やはり手入れが必要だと思っています。

そこまでして 手をかけてあげるだけの価値・・・というより その家具が持つ雰囲気に魅せられて始めたリメイクは 御紹介するにあたり、必要な事をきちんとしてあります。いや、むしろ その家具がかもし出している雰囲気を 私が思う最高の形で 使っていただく努力をしています。(始めたばかりの頃のものは 技術が未熟ゆえに そうできなかったものがあったかもしれませんが・・・)

古い家具に興味のある方は 私と同じように その家具が持つ雰囲気や味わいを感じ、暮らしに取り入れたい・・・と思っていらっしゃる事と思います。でも、手に入れた古い家具が使いにくいものだったら・・・「古いから仕方ない。そこがいいところ。」と割り切っていらっしゃる方を除き、やはり 飾り物になってしまい いつの日か場所ふさぎだからといって 手放なされてしまう事になってしまうかもしれません。

私がいいな・・・と思うものは 雰囲気もありながら ストレス無く実際に使い続けられる物であります。せっかくの出会いをこの先も ずっと大切にして欲しいと思うのです。

だから、肝心なのは ちゃんと使い続けられること。飽きてしまうという理由を除けば、手放す理由が見つからないものとして 手直し、手入れが行き届いていることです。見た目だけではないことに 手をかけていることです。このブログを見てくださっている方で かつてお買い求め頂いたものに 不具合があれば遠慮なくおっしゃってください。いつまでもメンテナンスいたします。(うちでお買い上げいただいたものに限ります。)

小さな本棚や引き出しが数点見つかり 店頭に並んでいます。引き出しもスムーズになり、使い勝手も良さそう・・・ワックスを丁寧にかけていくと・・・見る見るうちに輝きを取り戻していきます。この先も、出会った方が安心してずっとお使いいただけますように・・・

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7周年のイベント、お得にお買い物いただける期間も 明日が最終日です。暮らしを彩る雑貨との出会いをお楽しみいただけたらと思います。

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行き着くところ・・・。

7周年のイベントが始まり、たくさんの客様に 嬉しいお言葉を掛けていただき 心からの幸せをかみしめて過ごしております。それと同時に、このブログでも折にふれ 雑貨を通じて 暮らすこと、生きることをどう考えるべきか・・・自分なりに思うことを書き綴ってきたことが 決して 絵空事や理想ではなく、お客様ご自信が考え 実践していらっしゃる姿を見せて下さることは 雑貨屋ふぜいが語り続けることも 案外間違いではなかった・・・と 思い知り、この先も変わらず 言い続け、書き続けていこうと静かな闘志が湧いてきました。そして、自らの心も 向かうべきところへ向かわなければならないと、身の引き締まる思いもしています。伝わりにくいことを伝えたいと思う気持ちは 自分に厳しくなければできないことだと思っているからです。店頭では 語れないことは この場を借りてやっていきますので 良ければ お付き合いいただきたいと思います。

そんな話はさて置き。男心をぐぐっとくすぐる出会いがありました。それをまとめたのが お店の一番奥にある小さな部屋であります。少し薄暗く、見る人が見れば 古臭いものを集めただけのスペースと思われるかもしれません。でも、自分にとっては かつてないほど充実した空間になっています。

モダンで美しい模様のキャビネットは 実際の部屋にあれば その部屋の印象を決めるほどの存在感があり、当然 中には 大切な本がジャンル別に きれいに整頓されています(空想)。その上には 大切な手紙や 思い出の品を入れておく小引き出しがあり、その脇には ちょっと珍しい小物のコレクションを並べます。妙に大人びた おもちゃのブリキの金庫(マルサン製)があり、銀行の銘のある 木でできた家の形の貯金箱があり、昔の商店で目にした事のある 小銭を入れておく、おつりマシーンがあり・・・どれも懐かしく個性的。このスペースがもう少し広ければ オーディオセットを置くのが理想ですが そのスペースがないので テーブルと椅子の正面に オーディオセットがあると頭の中で想像して・・・音楽を聴きながらゆったりとお茶を飲み、その部屋へ招いた人と 色んな話をする・・・好きな音楽のこと、好きなファッションのこと、季節の食べ物のこと、恋愛のこと、仕事のこと、そして 生きること・・・・・この空間に身をおくから話せること・・・・・誰にも訪れる 人生が終わるときのこと。暗い話に終始するのではない 前向きな終わりの話。そんな 話ができる部屋を思い浮かべると こういうスタイルに 私は 行き着くのです。インテリアありき・・・ではなく 人がいて どう暮らすか・・・の先に ある形だと思うのです。

行き着くところ、どんな話ができるのか・・・その人の暮らしの背景は きっとこんな感じだと私は思っています。見えないオーディオセットからは キャノンボール・アダレイのアルバムに参加したマイルス・デービスが主役をも凌駕してしまった名曲「枯葉」がしっかりと 心に届く音量で流れているのが聞こえてきます。

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Le 7 anniversaire!

1日1日を精一杯過ごしてきて、気が付けば 開店7周年を迎えます。

何もかもが手探りで始めたお店が いつの間にか7年経ってしまったのです。続けることは大事ですが 続けさせていただいていることをひと時も忘れることはありません。オープン当初から足を運んでいただき、7年経った今でも 変わらずに通っていただいているお客様もいらっしゃいます。そんなお客様とは お子さんの成長を実感できるほど 長い年月をお付き合いいただいているのです。こんなちっぽけなお店に 何かを探し求め 足をお運びくださったすべてのお客様に この場を借りて 心から御礼申し上げます。ありがとうございます!!そして、今後も どうぞお付き合いくださいませ!

そこで、そんな皆様に 感謝の気持ちを込めて ささやかなイベントを行うことにしました。パスティーユが7歳の誕生日を迎えられたことを祝っていただけたら・・・と願いを込めて。

11月22日(金)~12月1日(日)  PASTILLE Le7 annibersaire!

周年記念恒例の オリジナル木製プレートを今年も用意いたしました。2000円以上お買い上げの皆様にプレゼントさせていただきます。クリスマスツリーのオーナメント代わりに飾っていただけたら嬉しいな・・・と思い 作り続けて7枚目となり、我が家のクリスマスツリーもだいぶ賑やかになってきました。

そして、昨年から始めたメンバーズカードのスタンプをこの期間中 通常の2倍!ダブルスタンプとなるお得な特典があります。また、お買い上げの皆様の中から 7周年記念の素敵なプレゼントが当たる 抽選会を行います。是非、ご参加くださいませ。

イベントといってもうちの場合、通常営業となんら変わりがありません。セールも無ければ、限定品があるわけでもないからです。でも、このイベントにあわせて チョコホリックの新商品も入荷していますし、ちょっと素敵な雑貨や懐かしく面白いものも入荷しています。店内をじっくり散策しながら 一緒に暮らすべき雑貨たちを探しにいらしてください。きっと きらっと光る雑貨たちが見つかるはずです。心よりお待ちしております。

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メッセージ受け取りました。

先日 本棚の製作をご依頼くださったお客様から サイズを変えた棚を新たにご注文いただきました。ご依頼いただく側としては 気に入ってくださって良かった。更に お部屋を何とかしたい・・・と思ってくださったのかな・・・くらいの感覚でした。子供部屋といえど 見た目を少しでも素敵にしたい。そういう思いって やっぱりどなたもおありだと思います。でも、お届けに伺って お話していただいた内容は 考えていたことと違うものでした。

子供だって 自分の自由になるものを与えられれば嬉しいものです。それが 量販店で売っているものではなく 自分のために・・・それも わざわざ作ってもらうことを親が選択してくれたとあっては、例え 小さな子供であっても、可愛いもの好きな女の子ではなく 男の子であっても、嬉しいと感じる気持ちは 大人と同じなのです。

子供の 日に日に増えていく持ち物を整頓したい・・・そこから生まれた発想は その小さな男の子の嬉しくて、楽しくて・・・という気持ちを思わぬ形で 発見することになったようなのです。親に片付けられるのではなく 自分自らが進んで 引き出しに物を整理し、自分の片付け場所として 使えることは、大人とか子供とか関係なく 特別な思いとして 目に見えるものなのかもしれません。

今日届くのを「楽しみ!」といって 学校に出かけて行ったそうです。見た目に お部屋が変わるから・・・ということだけではなく、目に見えないそんな思いに触れられるから 私自身も嬉しい気持ちになれるのです。そんな仕事ができて 今更ながら本当に良かったと思うのです。

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夕暮れに。

日曜の午後。あまりにも 退屈なので 何かしようかな・・・と思っていたら、綺麗な夕日が顔を出しました。

お店は 懐かしいものがいっぱいで、素敵な景色に身を置くことが出来ますが この夕暮れのひと時は 演出で取り繕う事の出来ない一瞬を与えてくれます。自身セレクトの懐かしい恋の歌を堂々と聞きながら 佇んでいられることも、お客さんの来ない厳しい現実さえも忘れさせてくれて・・・なんとも贅沢なひと時を過ごしています。

こんな時、ふと思います。こんな場所があって ほんとに良かった。

カメラを構えたとたん・・・夕日がさーっと差し込んで・・・いい写真を撮ることが出来ました。

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小さいからこそ。

チョコホリックの新商品が入荷しました。

「モチーフ吸盤」と「ミニケース、コンパクトミラー、カードケース」と「蓋付きバケツ」です。今回は 小さな雑貨がたくさん揃いましたが どれもチョコホリックらしく可愛さ満点です。

どのメーカーさんでも作っている品物なので 別にチョコホリックでなくても・・・と思われる方もいるかもしれません。でも、私がいつも感じるのは どんなに小さなものにも ちゃんとチョコホリックらしさがあるという点です。見過ごされがちな細かい部分にこそ その“らしさ”というものが存在していると思うのです。

皆さんにも 好きな小説家や漫画家がいると思います。小説の場合は ストーリーは勿論ですが 言葉の選びかたや 間のおき方など・・・細かい部分に その良さを感じて好きな作家となるのではないでしょうか。漫画も同じで、いくらストーリーが面白くても 絵がいまいちだったら 好きな漫画とはならないでしょう。うまい下手はあっても 気持ちのこもった線の太さや構図が 実は好きな理由かもしれないと 潜在的に感じた事はないでしょうか。好きな理由を問われて 言葉では表現できないみたいな時は きっとこんな感覚的なことが理由だったりするのではないでしょうか。

チョコホリックにも 同じような感覚を覚えるのは 小さなものにこそ 作り手さんの表現したいものが隠されているからです。

手に取り、よくよく眺めていると いつもそれを感じます。小さいからこそ 手を抜く事はないのだと思うのです。

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オリジナル。

洋書のインテリアの本って ほんとに素敵です。文化も違えば 暮らし方も違うから当たり前なのかもしれないけれど 日本で暮らすからには なかなか真似できるものではありません。

ところが 洋書のインテリアが 外国での暮らしの主流かといえば 決してそんなことは無いと思います。日本でも インテリアにこだわっている人が 一握りの人に限られるように、外国でも やはり 洋書の暮らしぶりは 特別なものに違いないと思うのです。それはそうです。ハードカバーの写真集になるような暮らしぶりは やはり特別なことなのです。でもそんな 素敵な写真いっぱいの本に出会ってしまったからには 目指すべきものが見つかったと思うより他ありません。

洋書の素敵な暮らしの風景は とても個性的で どれも魅力的です。古いものを大切にし、植物と共に暮らし、自分が身を置く場所として 細部にまでこだわりを感じて・・・でもそのすべてに 不自然さを感じないのです。インテリアは やはり自分の好みを知り、自分を知るところから始まっていると思えるゆえんです。

私の好みは 古い家具を生かしたインテリアなのですが、どこをどう見ても家具屋さんで扱われるような家具ではないものも 素敵な風景の一部になっていたりします。自分で 工夫して作ったものなのか・・・それとも 誰かが手作りし それが古くなったものを見つけたのか・・・いずれにしても そのジャンクな風情は やはり 愛情を持って作られたものに違いないと思うのです。家具屋で売ってないものは 自分で工夫して作るしかなく・・・そうまでして 自分の思い描く暮らしの空間を演出しようと 努力することは 誰にでもできることではないですもんね。その点で やはり特別な人の 素敵な暮らし方なのです。

そんな暮らしを目指されるお客様からオリジナル家具のご注文がありました。まさに、どこにも売っていない そのお客様だけのオリジナルです。頭の中に思い浮かんでいた まったくのオリジナルです。

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織物のように。

小さなコーヒーテーブルをリメイクしました。先日ご紹介したパイプ脚の椅子がとても素敵なので そのイメージにあわせようと思い描いた結果です。

おんぼろで古臭くて・・・でも、ちょっとモダンで懐かしくて・・・ともすれば冷たく感じてしまうものが 私には どこか暖かい雰囲気を感じた椅子に どう合わせるか・・・天板を緩やかな曲線に切り、四隅に 小さな小さな色とりどりのタイルをクロスに貼り付ける・・・今まで たくさんのテーブルをリメイクしてきましたが この雰囲気は無かったと思います。

イギリスでは 伝統的にその家に伝わるツイードの生地パターン。色を選んで織り上げていくそのイメージで 色とりどりのタイルを貼ってみました。

暖かい毛織物のように ぬくもりが伝わればいいな・・・そう思います。

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後姿。

大きな鏡があれば 全身を映して 自分の姿を見ることができます。 表情を色々変えてみたり、横を向いてみたり・・・今日の服装は 似合っているかな?と確認したりします。また、嬉しいことがあったり、逆に 失敗してしまったときは 自分がどんな心境で いるのかを 鏡を覗き込んで見たりします。そうして 喜びを感じたり、頑張れ!と自らを励ましたりします。

鏡をのぞけば 自分の表情や格好は 見ることはできるのですが 後姿というのは わざわざ合わせ鏡をしないと見ることはできません。後姿というのは 前から見る自分ほど 気にすることも無いので 実は とても無防備だったりするのではないでしょうか。

だから、感情を表現するのにドラマや映画では 無言の後姿の演技に 何かを感じてしまうのです。無表情だと感じる後姿ほど 実は 感情のこもる姿は無いのかもしれない・・・と思うほどです。意識しない分 感情が表れやすいのかもしれません。だから 背中で演技できる役者さんは かっこいいと言われるし、若い人よりも年齢を重ねた人のほうが 重みを感じたりするのかもしれないと思うのです。

家でくつろいでいるとき まったくの無防備ですから あられもない姿を家族には見られています。そして、自分では見ることの無い 後姿も きっと見ているはずです。無意識の後姿が ちょっとでも素敵に見えるように 頑張らねばいけないな・・・と思ったりします。

こんなに古く、ぼろですが なにやら後姿が美しいと 私には思えてならないのです。

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色があふれて。

枯葉が落ち始め、吹く風も冷たいこの時期 なにやら寂しく感じます。家の中でも そんな気分に浸りたいなら 別ですが 色をどんどん取り込んで 少し賑やかなのも悪くはありません。

家具や壁紙 お部屋の印象を決めるものをカラフルにすることは なかなか勇気が要りますし、お勧めできるものではありません。でも、食器であれば 気軽に色を楽しむことができます。テーブルをカラフルにして 食事の時間がより良いものになるのなら 家にいる時間が長くなるこれからにとって 有意義な時間になることでしょう。

そこで、数限りなくある食器の中から ここでは 3つの色合いに焦点を当てて ご紹介したいと思います。まずは 淡い緑。

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自然によくある色合いなので 色はついていても派手さは無く、落ち着いた印象です。

そして、桃色。

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食器の中でも あまり無い色合いなので 少し特別な感じがします。

そして、橙色。この色は 元気で明るい印象なので そんなデザインのものが多いです。パーティなど人が集まれば 気分もぐっと盛り上がります。

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暮らしに色があふれれば 気持ちもぐっと華やぐことでしょう。

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