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後姿。

大きな鏡があれば 全身を映して 自分の姿を見ることができます。 表情を色々変えてみたり、横を向いてみたり・・・今日の服装は 似合っているかな?と確認したりします。また、嬉しいことがあったり、逆に 失敗してしまったときは 自分がどんな心境で いるのかを 鏡を覗き込んで見たりします。そうして 喜びを感じたり、頑張れ!と自らを励ましたりします。

鏡をのぞけば 自分の表情や格好は 見ることはできるのですが 後姿というのは わざわざ合わせ鏡をしないと見ることはできません。後姿というのは 前から見る自分ほど 気にすることも無いので 実は とても無防備だったりするのではないでしょうか。

だから、感情を表現するのにドラマや映画では 無言の後姿の演技に 何かを感じてしまうのです。無表情だと感じる後姿ほど 実は 感情のこもる姿は無いのかもしれない・・・と思うほどです。意識しない分 感情が表れやすいのかもしれません。だから 背中で演技できる役者さんは かっこいいと言われるし、若い人よりも年齢を重ねた人のほうが 重みを感じたりするのかもしれないと思うのです。

家でくつろいでいるとき まったくの無防備ですから あられもない姿を家族には見られています。そして、自分では見ることの無い 後姿も きっと見ているはずです。無意識の後姿が ちょっとでも素敵に見えるように 頑張らねばいけないな・・・と思ったりします。

こんなに古く、ぼろですが なにやら後姿が美しいと 私には思えてならないのです。

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