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受け継いでいくこと。

日曜の日暮れ時、「そろそろお店を閉めようかな。」と思っていたら 電話が鳴りました。何度かお店に来てくださったことのあるお客様のようです。机を買い取って欲しいので 見に来てくれませんか?というお話でした。お店のすぐご近所だったこともあり お店を閉めてから 見に伺いました。

この机は おばあちゃんが 退職する時の記念として 勤め先から頂いたもので、おばあちゃんからお父さん、そして ご本人が受け継いできたというお話でした。それにしては 妙に美しい・・・と思えるくらい綺麗だったので 事情を伺うと・・・この先 一生使い続けようと思っていたので 塗装し直してもらったとのことでした。

では何故、手放してしまわれようとお考えなのか 聞いたところ 家族のご事情で 一軒家を出て、スペースの限られたマンションに引っ越されるから 置けなくなってしまったので、泣く泣く・・・ということでありました。

それでも、こういうものを買取する時 私は必ず 確認をします。「手放されて後悔はされませんか?」・・・と。私自身が 後悔を繰り返してきたので、後々のことを思って言わせていただく言葉です。しかも、お金をかけてせっかく直されたものだったことも、心に引っかかることとなっていたからです。

古い家具や道具などには 必ずこのようなエピソードはつきものです。何もないわけがありません。それでも、暮らしを楽しく 心豊かに 一緒に暮らすものとして 古い家具は 私にとってなくてはならないものですから、手放されると覚悟された その方の前で ある決意を持つことにしました。それは、大切にされてきたものを この先も 大切に使ってくれる方と出会ってもらえるように その思いを受け継ごうということでありました。数十年前の その素朴な作りと、この家具にしか出せない 柔らかな雰囲気を 「いいな・・・。」と思って下さる その方にも感じていただけますように・・・。

Photo

片袖の天板のとても広い大きめサイズの机です。今までたくさんの机をリメイクし、見てきましたが ある意味 このタイプの机は初めてお目にかかりました。それというのも、昔の机にしては とても立派な印象があるからです。具体的に言うと、このタイプの机は お部屋の中央に 置けるような作りになっています。通常、壁に付けて置くタイプの机は 足元の作りは 吹き抜けになっており 仮に お部屋の中央に置くとすれば 反対側に座った人からは 足元が丸見えになってしまいます。本当はそのほうが 緊張感もあり机に座る人にとっては いいのかもしれませんが 難しい話などをしていて 足元が無意識に 無防備になってしまった・・・スカートをはいた女性だったら・・・いや 男性の場合でも 対面する人にとって気持ちのいいものではないと思います。隠すというより むしろ 見せないことが スマートだし、家具としても 格調高いものになっているのだと思います。だから、できれば・・・お店がもっと広ければ 壁側につけずに 中央に置いて、反対側からいつでも見れるように レイアウトしたかったくらいです。どの角度から見ても ほんとに綺麗で美しい、大人の方に使っていただきたい・・・そういう机です。

PS.

今年も あと数日で終わろうとしていますね。お店に足を運んでくださった皆様、今年も本当にありがとうございました。来年も 変わらぬご愛顧 よろしくお願い申しあげます。皆様に 素敵な年末年始でありますよう 心よりお祈り申し上げます。

尚、12月31日(火)~1月3日(金)まで お正月休みをいただきます。

初売りは 1月4日(土)9:30~18:00  チョコホリックのハッピーパック(数量限定)をご用意して お待ちしております。 

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