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大人の秘密基地。

男性であれば きっとご記憶にあると思いますが 子供の頃の ドキドキワクワクした遊びに 「秘密基地ごっこ」があったと思います。田舎育ちで 遊ぶ場所に事欠かなかった私には たくさんの秘密基地がありました。周りからは 分からにような場所に 段ボールなどを敷き、木箱を持ち込んでテーブル替わりにしてスナック菓子なんかを食べながら 悦に入っていたのです。そこには 道端で拾った 空き缶や、ビンに水を入れて 飲みもしないのに 非常用の水だ!などといっては ガラクタをいっぱい並べていたものでした。

設備が整ってくると 自慢したくて 仲のいい友達に見せたくなってきます。でも、たくさんに声をかけずに その場所を決して誰にもばらさずに 秘密を守ってくれる友達を選んでいたような気がします。「秘密基地作ったんだ!見てみたい?」と誘うと たいていの場合ついて来ます。あたりをキョロキョロ見渡して 誰もいないことを確認しながら 案内します。様々な苦労の末に 完成した秘密基地だから、いったいどんなリアクションしてくれるのか・・・ドキドキしているわけです。

「すごいねー!かっこいい~!」と言ってくれることを期待して招いたのに・・・大抵の場合、実際は・・・「へ~。」とか言いながら 瓶の中の水を勝手にじょぼじょぼ捨てたりするのです。「この間、道を歩いていたらさー なんと!鍵を拾ったんだー。これがそうなんだけど、いったいどんな家の鍵なんだろうね~。想像するだけでワクワクするよね~。手当たり次第に 開けて回ったら、偶然開いちゃったりして!そんなことになったらやばいね~。」なんて言ってみたところで 「そうだね~」なんて心無い返事しか帰ってこない・・・興奮しているのは 自分だけ。でも、そんな覚めた友達を顧みず 最後に決めゼリフだけは 言っておかなければなりません。「この秘密基地は 誰にも内緒だからね!!」

友達が帰ったあとで 一人反省会が始まります。あまり感激してなかったな・・・きっと 秘密は守られるだろうけど、バラしたくなるほどの魅力が無いってことか・・・そうして、また一つ秘密基地は 自然へと帰っていったものでした。

大人になった今でも この「秘密基地」って言葉は 心にググッときます。誰それにでも教えないけど あの人になら教えてもいい。といった場所や、自分だけが 思い通りにしていい家の中のスペース。家族に理解されずとも 好きな趣味に没頭できる場所。やっぱり、人にはそういう場所が必要なんだと思います。自分だけの ドキドキワクワクがそこにあるのですから。

自分の机なんかが その代表的なものですが ここにご紹介する古い家具は 机のさらに上を行く 秘密基地っぷりです。上の扉を下げると、机に早変わりする家具・・・ライティングビューローです。扉の中も 細かく仕切られているので 整理整頓もしやすく 資料もサッと引き出せます。引き出しもたくさんあり、引き戸の中には たっぷりの棚板付き収納スペースがあるのも重要なポイントです。これ1台で 立派な秘密基地の出来上がりです。鍵もかかるので さらに秘密度アップです。

私の場合、古いおもちゃの資料やら好きな画家の画集やらを一箇所にまとめて置けるな・・・などと勝手に妄想していますが 初めてであった素敵な家具をご紹介しないわけにはいきません。大人の秘密基地を夢見る方に 気に入っていただければ・・・と思います。

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