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2014年4月

灯りを灯す。

日記によると昨年のゴールデンウィークは 寒くて雨が降り天候には恵まれなかったとありました。それに比べて 今年は暖かく天候にも恵まれ気持ちのいいゴールデンウィークが迎えられそうです。

この時期、どうしても気持ちは外に向いていきますが お部屋はどんな具合ですか?うちのお店は 「お部屋をこんな空間にしたい・・・。」と思い描いているお客様に支えられています。思い描く暮らしを彩るものと出会い、それを一つ一つ積み重ね自分らしくいられる場所を作り上げようとしてくださるお客様です。お店側の人間でありながら 実は私達もその一人。色んなものと出会い 暮らしはどんどんと積み重なってきています。

でも、珍しいから欲しいとか 持ってないから買わなきゃとか、そういうことではありません。暮らしの中で生かされ、それに触れる時・・・どんな気分でいられて、どんな気持ちが湧いてくるのか・・・それが大事だと思っているのです。もし、それが無いとしたら・・・味気の無い生き方になってしまうような気がしているのです。

いわゆる、普段の暮らしに芸術は必要ありません。でも、心が震えたりするような感情は芸術からしか得ることは出来ないと思っています。だから 人間には芸術が必要だし、求めなければならないと思っています。

それと同じとは言いにくいけど、実は本質は同じじゃないかと思ったりします。震えるほどじゃないけれど ちょっとだけ気持ちが揺さぶられるもの・・・そんな力が雑貨にはあると思うのです。

夕暮れ時、灯りを灯す時・・・「今日も頑張れたね。」と ふと思えたりするのは 自分自身で作り上げた暮らしの中で生きているから・・・そんな気がするのです。

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思い浮かべながら。

今年新入学する女の子のお母さんから オリジナル家具のご注文があったのは 真冬のさなかのことでした。

教科書や教材がしまえて、ランドセルが置ける棚を・・・とのことでした。その段階では 教科書のサイズも どんな教材があるかもわからなかったので、入学準備が始まってから 寸法を決めたほうがいいのでは?ということになりました。

最初の段階から お持ちいただいたイラストも具体的になり より良い感じが漂っていました。すでに、入学し 慣れ始めた頃に なんとか収めることができそうです。

友達はたくさん出来たかな・・・勉強は楽しくできているかな・・・そんなことを思いながらの作業となりました。成長とともに 味わいを増す家具になれるように願いながら・・・。

大切な思い出をいっぱい詰め込んでくださいね。ニコニコと頑張る姿が頭にの中に浮かんでいましたよ。

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色にたとえて。

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かの、日本の「可愛い。」を作り出した人気イラストレーター・・・いや、アーティストもこの色をこよなく愛していたそうです。“パウダーピンク”には 女性ならではの感情が込められているような気がします。

およそ男性の身の回りにはこの色合いのものは存在しません。それはやはり 女性のイメージが強いからだと思います。優しさ・・・ぬくもり・・・おだやかさ・・・そんな柔らかい印象を受ける色だからではないでしょうか。同じピンクでも 濃さや明るさが違うだけで 全く違った印象になるから、色というのはやっぱり不思議なものです。他の色の展開が無いことも メーカーがこの色合いに込めた思いの丈なのかもしれないとさえ感じるのです。

穏やかで優しい気持ちにさせてくれる・・・もしかしたら実は、そんな力強さも持っている色合いなのかもしれません。

パウダーピンクな気分。それは どんな気分なのでしょうね。

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情緒。

新入学、進級、新生活が始まって 少し経ちましたがいかがお過ごしですか?うちは まだすっかり変わった生活リズムに慣れない日々が続いております。子供は馴染んでいるような気がしますが 大人はダメですね。長い生活習慣が身についてしまって 少し時間がかかりそうです。

でも、雪も随分と減り もうじきいい季節がやってきます。店の前の 桜の芽も付きはじめているので 今年も綺麗な花を咲かせてくれることでしょう。楽しみです。

春の訪れを告げる桜・・・あの薄く透けそうな柔らかい色合いも 風にハラハラと舞い散る潔さも 古くから親しまれてきた日本の情緒の一つです。ふと立ち止まり 見上げる桜の下では 人はいろんな想いを胸に抱きます。短いこの時期だけに 感じられる想いを今年も大切にしたいと思います。

お店に足をお運びくださる皆様には感じていただいていると思うのですが うちのお店、ただ品物を並べて販売しているお店ではありません。その時に 出会った大好きな家具を配置し、その家具に似合う雑貨を合わせることで どんな暮らしが見えてくるのかを感じていただきたいと思っています。単純であり、複雑でもあるのですが その時の気分によって見えてくるものが違ってきたりします。それは 同じ音楽を聴く時や同じ絵を見ていても その時の感情によって 違って聴こえたり、違って見えてくるのと同じ感覚です。

雑貨屋でありながら 謎かけをしているようなものかもしれません。雑貨屋は 暮らしに必要なものを扱うお店です。でも、どこにでもあるものや 惜しげもなく捨ててしまえるものには 心が動かされるなんてことはありません。暮らしの中で 想い、描きする人にだけ 見えてくるものがあると信じているのです。

桜の花を愛でる気持ちから生まれる情緒・・・同じとは言いませんが そんなものを感じていただけたら・・・雑貨屋冥利に尽きると思うのです。

窓を開け風を感じる季節。そよ風に揺れるのれんのゆらめきは インテリアだから、目隠しだから、ではない何かの感情を抱かせてくれるかもしれません。

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贅沢。

みなさんの贅沢ってどういうものですか?

一般的に 贅沢というのは 普段買わないような高級なものを買ったり、滅多に食べられないようなものを食べたり、余計にお金を出して経験したりするものだと思います。

私は ここしばらく贅沢を味わっていないような気がします。正直、暮らしに余裕など無く 贅沢できるような状況じゃないってのが正しいのですが・・・ただ、私が思う贅沢とは 一般的な解釈とは 少し違っているので 少しお話させていただくと・・・

昔、会社勤めしていた時は 当然お休みがあり ゆったり時間が取れる休日もありました。幼い頃を思い出して ホームセンターで一番安い釣竿を買って 誰もいないような溜池に行って 日がな一日、釣り糸を垂らし 10センチほどの小魚を釣る・・・釣った魚は全てリリースし のんびりと家路につくのです。それから、芸術の森にある「有島武郎」の家に行って それぞれの部屋で勝手に地べたに座り ここでどんな暮らしが送られ、どんな会話がなされたのか・・・勝手に想像して・・・その時代に思いを馳せるのです。入館料は無料なので 駐車場の料金だけで かなり楽しめたのです。

決して お金をたくさん使い、普段しないようなことをしていたわけではないのに、今にして思えば そういう時間が持てたことが贅沢だったと思うのです。今は 休みもなく、忙しくさせいただいているので 釣り糸を垂れることも 好きな場所でぼ~っとすることもできずにおります。例え無理して行ってみたところで、やることがたまっているうちは 心からゆったりと楽しむことはできないでしょう。本当に心で楽しむことができる時間が持てること それが贅沢だと思うのです。

今日、久々にアメリカからの荷物が届きました。繊細なレースやドイリーです。こういうものも じっと見つめていると 同じ感覚を覚えます。忙しさの中で 仕事をするようにせっせと作業をしていては こんなに繊細なものは 作れないような気がします。ゆったりした時間の中で 心が穏やかな時にこそ こういうものが作れるんじゃないかと思うのです。だから レースには ちょっとした贅沢感があるのだと思います。

うちで扱う家具もそうです。贅沢な家具とは 普通の家に似合わないような高級輸入家具だと思います。本物の絵を飾り、本物の絨毯が敷き詰められた家・・・そんな家にこそ似合うような高級輸入家具です。なにかの間違いで 贅沢気分で そういう家具を買ってしまったとしたら、それは贅沢とはいわないと思います。雑貨の延長のような家具だから 贅沢という感覚はないのです。

欲していてもなかなか手に入りにくいものの中に 本当の贅沢が潜んでいるような気がするのです。

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お知らせ。

いっときの暖かさはどこへ・・・寒さが戻ってきていますが いかがお過ごしですか?

急で申し訳ありませんが 4月8日(火) 娘の入学式出席のためお休みをいただきます。

私用で色々と忙しく、ブログの更新もなかなかできずにおりますが新商品もそろそろと入荷しています。9日から通常通り営業いたしますので 散歩がてら遊びに来てください。春をご用意してお待ちしております。

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食器道楽。

うちは夫婦揃って食器好き。だから お店にもたくさんの食器が集まってきます。でも、何でもOK!というわけにはいきません。だって 食器の世界は それこそ広くて深いですから・・・それに日本は いろんな国の文化を上手に取り入れるお国柄、様々なものがあふれ返っていますからね・・・好みを取り入れなければ 何でも屋さんになってしまいますから。

暮らしを彩るにも 思い描くイメージというのが大事になってきますが 皆さんの思い描く自分の暮らしのビジョンは 出来上がっていますか?そのビジョンは 世の中の流行に左右されないだけの確固たる物ですか?もし、描くビジョンが無いのなら 気軽に捨ててしまえるものを買うべきです。逆に ビジョンがあるのなら それに沿ったものとの出会いを重ねるべきです。食器は まさにそういったものであるべきだと思っています。食を楽しむための道具が ずっと先にあるビジョンに近づくための 大きなきっかけになるからです。

食器にこだわりがあれば、その食器に合うインテリアが見えてくる・・・インテリアが見えてくれば どう暮らしたいのかが見えて来る・・・どう暮らすべきかは どう生きるべきか につながっていき、食を楽しむ姿が見えてくる・・・。まぁ、人それぞれですから どんな考え方があってもいいのですけれど・・・好きな洋服を着て、好きな音楽に囲まれ、好きな花と共に暮らし、好きな映画を愛で、好きなアートに触発され、好きなお酒と共に 食べ物を美味しくいただく・・・その先に 人との出会いがあり、自分が存在していたことを残すためにできる事を精一杯努力する・・・食器道楽の私は ただ食器が好きというだけではない理由をこんな風に考えていたりするのです。

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