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よかったね。

それはそれは、古い小さなキャビネットと出会いました。昔の本箱だったものです。

扉の内側に 薄地の布がカーテンのように付いていた形跡が残っていました。カーテン自体は 劣化し破れてしまったか 気に食わない生地だったのか 外されてしまっておりました。

それに 両扉とも木材の変形により 無理やり閉めるしかないような状態・・・きっと、長い年月放置され 使われることも無くこのような状態になってしまったのでしょう。私が出会ったときは 蝶番もまともにネジ止めされておらず ぐらぐらしていたのですが・・・いっぱしの値段が付いておりました。何とか補修できそうだったので 持ち帰る事にしました。

作業場では とにかく、出来るだけ外せる部品は 取り外し、ばらばらな状態にします。それで無ければ 長年の埃や汚れたガラスを綺麗にする事が出来ないからです。それに、不具合のあるところを発見するには こうするより他無いからです。

案の定、引き出しの突っかかりは 部材の欠損によるもので 新しい部材を付けてあげる事で スムーズに使えるようになりました。使っていた人の補修のせいなのか 売ろうとしていた人のやっつけ仕事なのかはわかりませんが あちこちに釘が出ていたり、合わないネジや部材が使われていたり・・・古い物好きの人が古いままのものがいいから・・・と 形になっていればそれでいい・・・使い勝手が悪いのは 古いもののよさなんだ・・・なんてことを私は 理解しようとおもいません。

いくら古くても 扉の開け閉めや、引き出しのスムーズな動きは 長く傍に置くために大切な条件です。作業としては大変だけど 直して使えるというのは古い家具のいいところ・・・時々は 水拭きなどしてあげれば いつまでもその気持ちに応えてくれることでしょう。

古い脚を付け、補修も塗装も仕上がり いい状態でお店に迎えることになりました。当時のゆらゆらガラスもそのままに・・・見違えた姿になりました。

出会えてよかったね。そして、長く傍に置いてくれる人と出会えたらいいね。

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