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香りがしてきます。

最近の洗濯洗剤は かつてのいい香りの柔軟剤のヒットの影響を受け、いろんな香りのするものが増えました。で、いつも使わない洗剤を使ってみたのですが・・・これがどうにも、好きになれない香りがするものだから ちょっと参りました。

いい香りは 自分だけでなく会う人にもいい印象を与えます。でも、一時の柔軟剤は いい香りがしましたが みんな同じ香りがしてどうなんだろうと思っていました。

臭いよりはいい香りの方がいいに決まってますが 好みがあるのも事実です。「いい香りだな~」と印象に残った人は その香りとともに記憶よりももっと深いところで心に残るものです。だから、出来れば 自分だけの香りに出会いたいものです。

香りや匂いというのは不思議なものです。かつて、印象に残った香りや匂いは その時を覚えていなくても 「どこかで嗅いだことあるぞ・・・」と思い出したりするものです。それは たいていの場合 自分が好きな匂いだったりします。私の場合、夏祭りの味噌おでんの屋台やカブト虫売りの籠の匂いです。理由はないけど好きなのです。体にまとう匂いじゃないけど、その時の気分に戻れそうな気がするからかもしれません。匂いや香りって やっぱりそういうものです。

それに、匂いや香りがしなくても 何やら漂ってくるように思い出すってこともあります。同じ場面で感じたことは 香りさえも呼び覚ましてくれるのです。

柱時計を見つけました。状態も良く デザインも素敵です。どれくらい止まっていたかわかりませんが調整してあげたら ちゃんと時を刻み始めました。「OCCUPIED JAPAN」のプリントがあることから1945年から7年間の間に製造されたものということです。最低でも62年前の時計ということです。私なんかよりずっと年上です。

自宅でももっと古い柱時計が現役で時を刻み続けてくれていますが 夏の昼下がりには 思い出す光景があるのです。幼い頃、お盆に行った祖父ちゃんちの畑には それはもう立派なトマトがたわわに実っていました。もいだトマトをキンキンに冷えた地下水で洗い、粗塩を付けて食べました。そのトマトのうまかったこと・・・暑かったせいもあり その場面は今でも鮮明に 思い出すことができます。うちにも 小さな菜園がありトマトがたくさんなります。作業の合間、喉が渇くと トマトをもいで食べるのですが 開け放った窓から 微かに柱時計のボーンボーンという音が聞こえてきます。その音を聞きながら 頬張るトマトの味は あの時の 暑い夏の日のほんとに美味かったトマトの香りを呼び起こしてくれるのです。

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