ミルクガラスコレクション
たくさん持っていても、いや たくさん持っているからこそまた欲しくなる・・・それが アメリカ生まれのヴィンテージの食器 ミルクガラスです。雑誌等で紹介されることも多いのですが 実際に 使ってみようと手にされる方は そんなに多くはないのではないでしょうか。
いわゆる“食器”ですし、コーヒーを飲むマグカップなどは 味にこだわりはあっても 日常のことだから なんでもOKという場合がほとんどのような気がするからです。しかしながら、そんな日常使いするにもミルクガラスのマグは最適です。丈夫ですし、レンジ対応のガラスでもあるからです。
ただ、手に取られにくい条件としては 「値段が高そう・・・」というイメージがあるのかもしれません。そして、誰でも必ず持っている食器だけに あえてたくさん持つ理由もないからだと思います。それに、雑誌等に載るものは レアなものであったり、人気のあるシリーズを扱うことが多いので 高額だったりするのです。100円で買えるものが そうじゃないとすると、それは高く感じてしまうものです。例えそれが レア度の高いものじゃなく、割と手頃であったとしてもです。
ミルクガラスの食器は それこそ売られていた当時は 大量生産のとてもカジュアルな食器でした。一般家庭にも普及し、レストランやカフェでも使われ、企業広告のノベルティーとして大流行し、デザインをする人たちの格好の発表の場となっていたように思います。数え切れない程の種類が存在し、そのどれもにメッセージ性があり、デザインも秀逸です。ヴィンテージという甘い感覚も相まって、今もなお 心惹かれるのです。
デザインはもちろんですが ミルクガラスの特徴は 文字通り ミルク色の柔らかい色合いにあります。日にかざすと 微かに透けて 薄いベールをまとっているようです。コーヒーの味は勿論、視覚にも訴えかけてくるのです。
先にも書きましたが 一つだけで満足できないのがミルクガラスのある意味 罪なところ。その魅力を知れば知るほど集めたい気持ちに駆られていきます。レアなものは 正直高くて手を出せる代物ではありません。でも、Tシャツを気軽に買うような感覚で 楽しむこともできるのがこの食器の良さでもあります。その日の気分で マグを選ぶこともできるのです。“集まる喜び”と“使う楽しみ”その両方が 日常をちょっとだけ豊かなものにしてくれると私は 思うのです。
前置きが長くなりましたが アメリカよりたくさんのミルクガラスが届きましたので ご紹介します。
まずは コーヒー繋がり・・・老舗のカフェや片田舎のレストランのアドマグ。
アメリカ建国200年を記念して作られたものや 観光のお土産として作られたもの、ボーイスカウトの地区大会記念なんてものまであります。
メッセージ性のあるアドマグ。有名企業だけのものではありません。
重さや長さ、液体の量を測るにも測定基準はあるものです。それが細かく書かれたマグです。誰向けに作られたのか・・・こういうのは男心をくすぐります。
家族向けに作られたものもあります。お父さん、お母さん、お爺ちゃん・・・プレゼントにも喜ばれたのでしょうね・・・おばあちゃんは・・・残念ながら 入ってきませんでした。
フルーツ柄も人気です。これはグラスベイク製。フルーツティーに似合いそう。
花柄は 女性向きです。バラとゼラニュームとバターカップの3種。表も裏も美しい。
フェデラルのコンチネンタルマグは どの資料にも載っていない初めて目にするもの。定番のパイレックスのクレイジーデイジーやコーニングのラインカップは スープにぴったり。グラスべイクのフレンチキャセロールもカスタードカップもシンプルながら使い勝手いい器です。
最後は レア度の高いタイプ。動物のイラストが可愛いシリアルボウルは ファイヤーキングのキディミールタイム(これは正直ちょっと値が張ります)。ヘーゼルアトラスのコンパートメントプレートは こちらも子供用の食器で ファームアニマルというシリーズ。農場の動物たちが縁をぐるっと取り囲んでいます(素朴さが可愛い)。ドナルドダックのマグは ペプシコーラのコレクターシリーズ。ディズニーキャラクターが描かれた人気のあるシリーズです。
こんなにたくさんのミルクガラスが揃うのは うちでは初めてのこと。使ったことのない方も増やしていきたいと思っている方もたくさんお持ちの方も 是非 見にいらしてください。定番もちょっと珍しいものも揃っていますので。
普通には扱われていない珍しいものを紹介できる喜びはもちろんありますが、あれも欲しいこれも欲しいで しばらく落ち着かない日々になりそうです。夫婦揃って。
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