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2015年3月

使えること。

「心ときめく。」時って どんな時ですか?

私は 大好きな古いものと出会うとき 心ときめきます。特に ミルクガラスを代表とする 古い食器に出会うと 何故か 男のクセにときめくのです。

料理をするわけでもないし、家では 完全にかみさんの管轄です。だから ただ眺めるのみなのですが・・・それがいいのです。それに、興味のあるものは とことん知りたくなる性質なので 専門書を探し、何度も見直したりするわけです。そうしていると それなりに知識も増えて より楽しめるようになります。収集の楽しみは そんなところにあるのです。

で、久々に 心ときめくものと出会いました。

いくらヴィンテージの食器で珍しいと言っても、永い事 見たり、扱ったりしていると 割とよく出会うものと そうでないものが出てきます。定番的に 永く愛されたものは 製造数も多く、出て来やすかったりします。個人的には そういうものも含めて 大好きですし、人気もありますから 「また出会えたね。」って感じなのですが 資料の写真集などで見ていて 「これいいなぁ~」というものとは なかなか出会えないものだったりします。憧れの存在です。でも、稀に そういうものでも出会いがあるから・・・どんどん好きになっていくのです。

それが こちら・・・

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手前のローフパンは ファイヤーキングの「カントリーキッチン」というシリーズ。70年代後半製造と 割と新しめですが うちでは初めての対面です。鳥とフルーツの柄が可愛くプリントされたシリーズです。

そして、アイビーのプリントのミキシングボウルは へーゼルアトラス。スタッキングボウルと呼ばれ 入れ子式で大から小まで 5種類製造されました。今回出会えたのは そのうちのミディアムサイズ。他のミルクガラスメーカーとは ちょっと違うところがへーゼルアトラスの魅力。

光が透けて見えるサラダボウルは マクベスエバンス。1930~40年代にかけて作られたといわれています。ペタル(花びら)ウェアのクレマックス(クリーム色)だと思われます。繊細で優しい印象・・・資料でも充分感じていたつもりですが 実物は より素敵です。

古いものと一口で言っても様々です。触る事もためらわれるような古いものには そこまでのときめきは感じません。だけど、ちょっとやそっとじゃ出会えそうも無いものでも 普段から使えるってことに ときめきを覚えるのです。 

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時間を楽しむ。

ありがたいことに ここのところ、オリジナル家具の製作のご注文が立て続けに入り 作業場にこもりっきりの日々です。やっと一息ついたのも束の間、これから 大型家具の製作と同時にデザインを考え、ご提案と打ち合わせが始まります。それぞれのお客様にお待ちいただいているのは 心苦しいのですが 全て、たった一人での作業なので どうしても時間がかかってしまいます。もうしばらく お時間を頂きますことをどうぞ ご了承くださいませ。

こうして過ごしていると 一日はあっという間に過ぎていってしまいます。体が2つあれば・・・こんな事を何度考えたかわかりません。でも、それは 自分にとって とてもありがたいことであり、こうでなければ やりたいことをさせて頂いているという実感は 得られないでしょう。
それでも、たまには 自分にとって有意義な時間を楽しみたいと思ったりします。今は それは叶わないけど 時間ができたら 好きな古いおもちゃを探しに出かけたり、レコードを聴いたり、絵を眺めたり、本を読んだり、あの建物で佇んだり・・・してみたいと思います。
何かと忙しい日々。皆さんもきっと同じようにお過ごしのことでしょう。仕事をしていれば 仕事に追われ、仕事をしていなくても 家事という仕事に追われ、ほんのひと時の 息抜きの時間は無くてはならない大切な時間です。
でも、その時間の持ち方は 人それぞれ違います。
「うまいものを食べに行く。」それも一つの 楽しい時間の使い方でしょう。「気心のしれた友達と話をする。」それもそうですね。息抜きという点では 貴重な時間を使うに値することなのかもしれません。でも、この時間の使い道は 自分がしてみたいこととは 基本的に違います。「楽しい時間を持つ。」ことと「時間を楽しむ。」ことは やはり違うのです。
時間が貴重だと感じるならば、自分が楽しめることに身を置くことだと思います。楽しいと思えることに向かっている自分を褒めてあげられるような感覚が持てるはずです。せっかくの時間を自分のために使うべきだと思うのです。
さて、それは何か・・・・・。きっと、みなさんの心の中に思い浮かぶことがあるはずです。たまには それに興じてみれば 本当の意味での息抜きと、貴重な時間を楽しむことが出来ると思うのです。
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厚手の一枚板の天板に パイプの脚を付けたカウンターを入れました。天板も広くていいのですが 何と言っても このパイプ脚が優れものです。ネジを緩め パイプを取り外せば ローテーブルに早変わりします。そして、万が一 使わないときは 脚が折りたためるのです。古い家具についていたものですが アイデアあふれる優れものです。
雑貨屋は 「いいかも!」と思えるものとの出会いの場です。欲しいものを探す場所でもありますが、かけがえのない時間が楽しめる場所でもあるのです。

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春気分。

異常に雪が少なかったとは言え、長かった冬も終わりました。雪解けが随分と進み 道路のみならず 道端も土が出てきて 気の早いふきのとうも顔を出し始めました。晴れると 陽の光がぽかぽかと 実に気持ちのいい季節です。

そんな待ちわびた季節には いろんな楽しみも待っていますね。冬の厚物の上着から 春の軽い服に変わるのも 何やら新鮮です。それに合わせて髪を切るのもいいかもしれません。私が最も実感するのは 靴をスニーカーに変えた時です。新しいスニーカーなら もっと実感できそうです。まだ 朝夕寒さが残っているので もう少し我慢しようと思いますが 楽しみです。

チョコホリックの新商品は すっかり春模様です。

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思い出のたくさん増えるとき・・・写真を撮る機会も多くなります。布張り表紙のアルバムに沢山の思い出を詰め込んで・・・。キャンバス地のトートバッグは 春の洋服にぴったり。A4ファイルがスッポリ入る縦型と小さめトートが揃いました。ストライプと優しい花柄は 洋服との相性も良さそうです。タオルハンカチも 新デザインで ふわふわ柔らか素材。ちょっとした贈り物に喜ばれそうですね。

新しいスニーカーを履いて 気分も軽く・・・お出かけが楽しくなりそうです。 

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文学の影響。

何かと 新生活を迎える人が多い時期です。自宅にいる人は別ですが 新しい土地で新しい住まいを見つける方も少なくはないのではないでしょうか。就職や転勤、進学する人たちが最初にすることは やはり新しい住まい探しです。何事も そこから始まります。

普通、新居に引っ越すとなると 少なからず 「どんな部屋にしようかな・・・」と考えたりするものですよね。インテリアとか雑貨とか暮らし方に 興味のない人は そう思わないかもしれないけど、大抵の人は 「ちょっと素敵なお部屋にしてみたい。」と夢見るものではないでしょうか。

で、最初にすることは 家具屋さんに行って必要なものを揃えることから始めます。とりあえず、早く暮らしを整えるには 家具は必要ですから 好みのものを ある中から探して購入します。そして、小物や雑貨くらいはと いろいろ探し歩いて 素敵になるようにと考えながら揃えていくのです。それが普通にする行動なんだと思います。一般的には こうして世の中は成り立っているわけです。

私自身にも 新生活を始めるシーンが何度かありました。でも、私は その通例に従うことは全くありませんでした。なにせ、古いものが好きで そういうものは 普通の家具屋さんでは 扱っていなかったからです。当時も 私の頭の中には 暮らしたい部屋のイメージがはっきりとありました。何年かかっても きっとそのイメージを実現したいと思い続けることが当たり前と思っていたのです。

そう思い始めたのには 理由がありました。

学生の時、勉強は嫌いだったけど、誰よりも熱心に 楽しみにしていた授業がありました。それは 現国で 梶井基次郎の「檸檬」についての考察をやった時でありました。誰よりも この小説が好きだ!そう思えたのです。先生の話を一字一句聞き逃すまいと 耳をそば立て 誰よりも熱心に授業に取り組みました。

どんなお話だったかは 書く必要もありませんが、私は 主人公の心に共感したのだと思います。

肺を患い その いたたまれなさから不規則な生活に身を置きながらも、そのモヤモヤを晴らす術を探し歩きます。その癒しとなるのが 高級デパート丸善にある輸入小物や洋書だったりしました。そういうものを眺めている時は その焦燥感を忘れることができたからです。そして、手の届かないものだけに心奪われることなく、独自の見方で身近なものにも 魅力を発見したりできる心を持っていました。線香花火のくだりは 本当に素晴らしいと思ったものでした。ずいぶん前にも 書いた記憶がありますが ビー玉やおはじきを口に含むことで感じる涼やかさなどは 私も子供の時に 感じていたものでありました。

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大正時代に こんな感性を持った人がいた事に感銘を受けたのです。主人公が 患っていることをも忘れさせる好きなものに囲まれる姿・・・それこそが 自分の理想の暮らしと思い続けているのです。だから、その主人公の感じ方や見方にそぐわないものは 全く興味が無いのです。いつからか モノ選びをするときの私の基準となりました。

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私は 暮らしていく中で たくさんの心惹かれるものとの出会いを重ねていきたいし、そういうものたちに囲まれて生きたいと思っています。決して変わることなく・・・・。

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皆さんにも そんな理想となるようなものがあるはずです。私は 文学に影響を受けましたが 皆さんにとってそれは どんなものなのでしょうね・・・。

これから お部屋作りを・・・と考えている方は そこからくるイメージを膨らませてみてください。きっと、いい住まいになることでしょう。

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新鮮な空気。

ここ数日、天候も荒れましたが 今日は うって変わり なんて気持ちのいい日なんでしょう。太陽は光輝き、降り注ぐ日差しもぽかぽかと暖かい。

こんな日は 冬のあいだ締め切っていた窓を開けてみたくなります。少しひんやりとした風が心地よく 部屋の空気も新鮮になったような気がします。気のせいか埃っぽかった空気も 凛と引き締まる感じです。いよいよ待ちに待った春の到来です。

お店は 品物が売れると置いてあった場所がポッカリと空いてしまいます。だから 商品を移動して新たな配置にします。小物が売れただけでも大移動することもしばしば。しかも、家具が売れた時には 配置替えをするので、これもまた店内の大移動となるわけです。その都度 大変な作業なのですが この作業がないと私たち自身も お店に新鮮味を感じなくなってしまいます。お客様にも 来るたびに新しいと感じていただくためにも大切な作業なのです。

ただ、毎日お店にいる私たちも 一番新鮮に感じるのは 新しい家具を入れて 配置替えをした時です。どうやって置けば 部屋に置いたときのことを想像してもらえるだろうか・・・こうやって使うといいかもしれません・・・。そう思ってもらえるように ディスプレーしているのです。

小さな雑貨でも 一つ置くだけで 周りの空気が変わるのですから、新しい家具をお部屋に入れることは 見慣れたお部屋の雰囲気をガラッと変えることになります。締め切っていた窓を開けるくらい その部屋の空気が新鮮になります。それは どんなお店で買おうが同じ効果があると思います。

でも、他では出会えないうちの家具には 気に入っていただく方だけに感じる 特別 新鮮な空気を感じていただけると思っています。決してもう出会うことのできない唯一の存在だからです。そして、その新鮮さは ずっと続くのです。

どんなお部屋にしていこうかな・・・そんな楽しみな新しい風も一緒に運んで来てくれる気がするのです。

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おもてなし。

私が小学校から中学校にかけての時代、近所の文房具店や雑貨店は それは賑やかなものでした。女の子向けの 雑貨や文房具は “可愛い”で溢れていたからです。

当時は、よく行っていたお店といえば 昆虫のバッジが景品だったくじ引きに熱中したり、スパイごっこのおもちゃに憧れたり、10円のガムを買えるような駄菓子のお店でした。そういうお店には 女の子は滅多に来ません。ところが 鉛筆を買いにいく文具店には 同年代の女の子がたくさん来ていました。文房具をはじめ たくさんのかわいい雑貨も一緒に売っていたからです。

陶器でできた人形や部屋を飾る置物・・・アクセサリーやコスメグッズ・・・お出かけ用のハンドバッグや手芸用品・・・女の子のワクワクするものがたくさんありました。男の自分には興味のないものばかり。でも どこかで自分でも意識していたように感じるのですが 女の子って自分よりずっと大人なのかも・・・という思いがありました。

だって、虫捕りに駆けずり回る自分と 女の子の興味は全く異次元のものだったからです。汚すことを前提にした格好と 学校から帰り わざわざ着替えて出かけてくる女の子との意識の差と言ったら・・・余りにもかけ離れたものがあった訳ですからね。プリントのワンピースに お花の髪飾り・・・勿論 そんな子ばかりではなかったけれど、どんなものに囲まれて暮らしているかの 想像はなんとなくついていた気がします。

女の子が女の子らしかった時代・・・その当時を知らない人には 誤解をされるかもしれないけど、清楚で可憐な女の子は 同い年でも確かに大人に見えたものなのです。今の時代、大人っぽく見えることはあっても 昔のそれとは 大きく違うような気がします。

懐かしい食器と出会いました。当時、ファンシーショップのコーナーで見かけたことのあるものです。身だしなみに気を使う女の子は 友達を招くとき、家で普段使うような食器でお菓子など振る舞いません。ファッションや身の回りのものにこだわりがあるから 食器にだってこだわります。細身の白のタートルネックのニットにタータンチェックのスカートといういでたちに合わせ、クッキーと紅茶で ゆったりとおもてなし。話題は 感動した映画や好きな音楽やファッションの話・・・キラキラした時間はこうして過ぎていくのかな・・・そんな風に思うのです。

時代は変われど、興味のあることにキラキラと目を輝かせることのできる好奇心や 知ることの喜びを感じることのできる心・・・それだけは この先も 同じものを持ち続けられる時代であって欲しいと思うのです。

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ちなみに、ルネさんの表紙のジュニアそれいゆを一緒に写しましたが この食器のトマトはルネさんデザインではありません。ルネさんデザインの人気にあやかってデザインされたなんちゃって商品です。でも、当時の女の子のキラキラした時間を演出したものとして とても素敵だと思うのです。

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想像は創造。

遊びの文化も昔とはずいぶん変わりました。ファミコンを代表とするゲーム機の登場は センセーショナルでした。大人がはまりましたからね。子供がはまらない訳はありません。ほおっておけば いつまでも何時間でも出来るのがゲームです。これからも その要素は変わらず続いていくのでしょうね・・・。遊びとして 子供に与えることはやむおえないことです。一人でも勝手に遊んでくれますからね。大人が 相手をしなくてもいいわけですから。ある意味、大人にとっての都合のいいおもちゃなのかもしれません。

でも、与えておいて 子供に良くないところ・・・目が悪くなるとか、勉強しないだとか・・・そういうことが出てくると 大人がルールを決めて抑制するわけです。子供にしても 新しいのが出たら欲しくなるから、そのルールを守ることを覚悟してでも欲しがるわけです。大人は 寝ずに夜中じゅう没頭するのも自由です。明日、どんなに眠くてもいいと思いながらの行動ですから。でも、やらなきゃならないことに思いが及ばない子供のうちには やはりルールがなければ ならないのです。欲しがるから与える。そんな行為にも 考える必要があるような気がします。

遊びは子供にとって重要なものです。遊びを通していろんなことを知ります。一緒に遊ぶ子との貸し借りや、コミュニケーション・・・楽しく遊ぶ術や思いやりなどなど・・・。ひとり遊びにおいても 登場人物やストーリーを考える想像力は必須です。幼いうちに知るべきは そういうもののような気がします。機械相手には難しいのでは?私はそう思うのです。

ままごと遊びはとてもいい遊びです。家族役がいて、役に応じてストーリーが展開していきます。どんな暮らしの風景が生まれるのでしょう。うそで作った料理が子供にはみえているのです。想像しただけで 楽しそうです。

小さなお子さんのいるお母さんから 誕生日プレゼントにと ままごとキッチンの製作のご依頼がありました。高さに制限があったので 以前作ったスタイルを変えたのですが 楽しく遊んでもらうために 頭の中で想像し、このデザインを思いつきました。天板をタイル張り風に、引き出しは魚焼きグリルと想像してもらい、扉はレンジ替わりに・・・遊びも、作ることも 想像するところから始まります。そうすることで 初めて形あるものに生まれ変わるのだと思います。

どんな遊びが待っているのでしょう・・・。想像するだけで 楽しみでしようがありません。

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新生活。

先日は 娘の学校の卒業式もあり、大変お世話になっているお客様が本州へ嫁がれたり・・・出会いと別れの季節・・・この時期はいつも 何かしみじみと感じることが多いです。

うちは 娘の学校生活がまだ続くので、旅立ちの季節を実感するのは もう少し先の話。この春 旅立ちを迎えるお子さんや 新生活を始める家族をお持ちの方は どんな心持ちなのでしょう・・・。

新生活を始める本人にしても期待と不安が混じり合い 複雑な心境なのではないでしょうか。自分の時は 不安よりも「さぁ やるぞ!」という期待感の方が強かったような気がします。そんな心境で 新生活を始めてから有余年・・・今があるわけですから 人生は不思議です。

自分の暮らしを始める第一歩ですから 贅沢はできないにしても、「こんな暮らしがしてみたい・・・」と夢見られるのも楽しみの一つ。特に 女性であればインテリアや雑貨にも興味の湧くときでもあります。少しでも暮らしが楽しくなるようなものと出会って欲しいものです。

選択肢は山ほどありますが うちのご提案は やはりチョコホリックの雑貨たちです。新商品は 可愛い食器の登場です。マグカップといろんな料理に使えそうな 小さめボウルとお皿です。あと、初登場のクッキングガードパネル・・・つまり コンロの油はねをガードしてくれるアルミ製のパネルです。柄の可愛さは勿論です。

美味しいご飯は 明日への活力!暮らしの基本です。可愛い雑貨は頑張る力を引き出してくれるに違いありません。

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