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名も知らぬ花。

庭を眺めるのが楽しい時期です。全ては かみさんが腰を痛めながらも大切に育ててきた庭という空間です。

私は ただ眺めるだけ。手も出さない代わりに 口を挟むこともありません。だからといって 無関心かといえば そうではありません。素敵な庭になってきたと 心からそう思うからです。

庭を作り始めて15年ほど。個性たっぷりの庭になってきました。どこを歩いてもいろんなバラが咲いていて目を引くのですが うちの庭のいいところは そのバラの足元にも名も知らぬ花がひっそりと咲いていて、「おっ、こんなところで頑張ってるんだな・・・」と思わせてくれるところです。決して 花だけを咲かせるものだけでないところがいいのです。

だから、うちの庭は自然たっぷりの野趣的な庭です。こぼれ種で 自然と増えていくものが生き生きとして感じられる空間です。雑草も生えてないような 綺麗に手入れされた庭ではないところが 私としては好きなのです。無造作に置いてある錆びたバケツやストーブや色あせたベンチが似合います。いろんな虫がいて いろんな鳥がやってくる。そんな庭です。

庭造りをしたいと思うとき。どうしても 花咲くものを考えてしまうものではないでしょうか。手間の掛かりにくい1年草を植えて・・・みたいに。植物も 育てるにはたくさんの知識が必要です。土選びから始まって、植え方や水やり、肥料や手入れ・・・知らなければ できないことばかり。面倒くさい、時間がない。そう思った時点で 庭づくりは断念せざるを得ません。

同じ事が どう暮らすか・・・と想うことにも言えます。どんな庭にしてみたいか・・・そう想い描くことと同じなのです。

中心に大好きなバラを綺麗に咲かせたい。という思いを 家族に置き換えるとしたなら・・・そのバラの周りにはどんな花や植物を植えたいのか・・・家族が暮らす周りには どんな暮らし方が似合うのか・・・共通する事柄がたくさんあると思うのです。Photo

庭にも 暮らしの空間にも ジャンクなものや古いものが似合う家には 綺麗に咲き誇る花だけではなく、名も知らぬ草花のように 花を引き立ててくれる存在が必要です。目立たないけど その空間になくてはならない存在。それが、私たちが思う 雑貨の役割のような気がするのです。

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