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2015年9月

淡く微かに。

食器好きな私たち夫婦・・・今までどれほどの食器と出会ってきたのでしょう。出会っては別れてを日々繰り返してきました。

それでも その殆どは 好きで選んできたものばかりなので たったの一度しか出会えなかったものでも 記憶の片隅に残っているものです。派手だから印象にあり、シンプルで何てことないから忘れてしまう・・・という単純なことではありません。食器に興味のない人には わからないかもしれませんが 選ばれるには理由があり、その理由の一つ一つが記憶に残る鍵となっているのです。

そしてまた、きっと忘れることのできない食器と出会いました。オールドデュラレックスは 幾度となくこの場でも ご紹介してきましたが 私たちも見たことのないものでした。

デュラレックスは 今も人気のあるフランスの老舗食器メーカーですが かつて日本に輸入されたものの中には 良くあるクリアーガラスではなく、クリアーガラスに塗装が施されたカラーデュラレックスがありました。白・グリーン・オレンジ・イエローで わりとポップな色合いが特徴です。同じ時期、パイレックスにも同じようなカラーものがあり カラフルに彩られた食卓が目に浮かぶようです。たまに出会うのは このポップな印象のカラーデュラレックスだったのですが 今回出会ったのは それはそれは 淡くかすかに色づいたプレートでした。

写真ではうまく表現できませんでしたが 白は従来の白。イエローは 淡いレモン色。そして グリーンは 淡い青りんごの色。他の色もあったと思われますが 今回はこの3色。少し深さがあるので パスタ料理には ぴったりです。

シンプルで どこといって特徴のないプレートですが 淡く ほんのり甘い記憶を呼び起こしてくれそうで・・・・・忘れることのできないものとなりそうです。

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一緒に作っている感じ。

何かとお世話になっているお客様から オーダー家具の御注文をいただきました。少し小ぶりなテレビボードです。出来上がりイメージと寸法を描いたイラストを御持参いただいたところからスタートしました。

オーダー家具の御依頼は お客様により様々で サイズだけをお知らせいただいて こちらから絵におこして進める場合があれば、私にも描くのが難しいような 立体的なイラストをお持ちいただいたり・・・色々です。

今回は わかりやすくイメージ図を描いてくださったので 作業にも入りやすかったのですが いざ、出来上がって見ると イメージ図とは ちょっと違うものになりました。それもそのはず、絵におこす時は サイズは書かれていても 縮尺と言うのでしょうか 長さやバランスは 気にせず描かれたものだからです。扉や引き出しの数、深さなどは イラストと同じだから、この図をイメージして作られたもの・・・というのは間違えようの無い出来上がりなのですが・・・頭の中でイメージしたものは 出来上がって初めて 実感出来るのです。

無事 お納めする事ができて、ふと 元のイラストを見返して見ました。確かに バランスは違うのだけど そのイラストどおりのものが出来たような気がして・・・一緒に作ったもののような感じがしたのです。

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いい家具です。

つい先日、古い家具は装飾的とお話しましたが この家具を見ていただくと 「ほんと そうね~」と言っていただけるような気がします。

天板の上が飾り棚になっており すずらんのような切抜きが施されています。取っ手も素晴らしく このような取っ手は かつて見たことがありません。

本来は 本箱として作られたものだと思いますが リメイクする段階では もはやその面影を完全に消してしまいました。大切な食器を入れたり、コレクションを飾ったり・・・ただの収納として使うには もったいない出来栄えとなりました。

すでに 前にお声掛け頂いたお客様の御来店待ちとなっていますが ちゃんと記憶しておくために ブログに載せておきたいと考えました。きっと 飾るものを思いのほか素敵に引き立ててくれる事でしょう。ほんと いい家具です。

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プレゼント。

うちのお店、雑貨屋でありながら 男性から女性へのプレゼントがすごく少ないと感じます。

プレゼントに 雑貨を思い浮かべる方が少ないのでしょうか。では、いったいどんなものをプレゼントしているのでしょう・・・。誕生日や記念日・・・贈る機会はたくさんあると思うのですが・・・う~ん わかりません。

つまり、洋服とかバックとか装飾品とか・・・欲しいものをリクエストしているってことなのか・・・うちのお店の認知度が低いだけか・・きっと そういうことなのでしょう。

でも、プレゼントって 相手のことを想って選んで、喜んで欲しいと思い贈るものです。私は そう思います。思いがけないものを贈られれば きっと忘れがたいものになるはずです。高級品で無くたって、リクエストと全く違っても・・・気持ちが伝われば・・・プレゼントってそういうものだと思うのです。

普段使いのちょっと可愛い小物でも さりげなくて悪くないと思うのです。

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可愛いキッチン。

このブログにも時々 「可愛いキッチン」という検索ワードで 見てくれている人がいるようです。でも、その人にとって 「可愛いキッチン」とは どういうものなのでしょう。

思い描くイメージは人それぞれ・・・そのヒントを探すというのであれば インターネットはさまざまな例題が見れて いいものです。「これだ!」というものが見つかった時は とても参考になります。

ところが それを実践できるかどうかは 別の問題。人それぞれに 自分のキッチンがあるからです。使い勝手を選べば シンプルになるし、可愛く・・・といっても 今は いろんなキッチングッズがいたるところに溢れていますから 何を選ぶかは その人本人の感性で選ぶことしかできません。

それに どんどん便利な素材や アイデアグッズが登場しているので それに飛びつけば いいというものでもないと思います。

私が思う「可愛いキッチン」とは 昔ながらの・・・そう・・・おばあちゃんのキッチンです。便利なものなど 一つも見当たらず、昔ながらの定番用品がずらっと並んでいました。鍋の柄も可愛く、レードルにも花柄があしらわれ、タイル張りのシンクも色とりどりで・・・。でも、それは 昔のスタンダード。今の時代には 見られない風景です。

その風景が 変わってしまった一つとして、昔の人は いいものを大事に長く使い続けるっていう 気心があったような気がします。毎日の献立を考えたり、料理するのは やはり大変なこと。それを手助けしてくれたのは それらの道具だったのではないでしょうか。それは 今の時代も変わらず同じだと思います。でも、あえて可愛いキッチンにしようと思わずとも 結果、可愛く見えてしまうのは いいものを大切に使って・・・という思いがあったからのような気がするのです。

一つ一つ道具が増えていき、キッチンが賑やかになって行く。そうやって自分だけのキッチンになっていくのです。ただ、長く使うために 何を選ぶか・・・それは 決めておきたい事柄です。

昔からあるものとして、ホーロー製品は この先もずっと作られ続けると思います。流行に左右されない素材だからです。シンプルなものを選ぶもよし、昔ながらの柄付きを選ぶもよし、イメージに合わせて一つ一つ揃えていけば、いつの間にか 可愛いキッチンになるような気がするのです。見よう見まねではなく、本当の自分だけのお城と呼ばれるキッチンに・・・。

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小さな家具。

昔の家具は 実に装飾的です。職人さんが手作りしたとわかるから、その職人さんの個性とか 製作所のカラーとかが出ていて それぞれの考え方を読み取ることができます。

今の家具は 高級家具を除き、庶民的な家具は 手数をかけず、誰が作っても同じクオリティになるように 出来ているような気がします。個性を排除し、効率重視で万人受けすればいいのかもしれません。そんな どちらかというと個性を感じない家具に囲まれた暮らしの場合、お部屋を飾ろうと思い立った時 一体どうするのでしょう・・・。なんだか 私には想像がつきません。

収納力があるとか 使い勝手に主体を置けば、装飾は むしろ無い方がいいのかもしれません。飾ることを考えるときは きっと違う方法が あるのでしょう。

昔の家具は そのもの自体、飾ることを目的にデザインされているような気がします。玄関に お花を飾るのにも家具としての主張を感じるし、本棚にも 昔の本の素敵な装丁に似合うような装飾が施されているわけです。

やはり私には こういう個性のあるものしか目に映りません。こういうものと 一緒に暮らすことに意味があると思うのです。小さな家具といえど 「飾ることを楽しんでくださいね。」というメッセージが込められているような気がして・・・それを受け取れる自分でありたいと思うのです。

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暗くなるのが早いから。

日がどんどん短くなってきて、お店を閉める頃には すっかり夕闇が辺りを包んでいます。

夏は 夜が短いから、遅くまで明るい照明の下で 夜更かしを楽しむ気分でしたが 夜が長くなるこれからは 逆に、長い夜をシックに楽しみたい気分になります。虫の音が静かに聞こえる中、照明を少し落として・・・寝るまでのひと時を ゆっくりと過ごしたくなります。

ビル・エバンスの静かなトリオが流れる中・・・古い雑誌を引っぱり出して、ウィスキーをちびちびと。手元の雑誌が読める位の明るさ・・・それがあれば充分です。

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照明は インテリアにとってはとても重要なものです。どんな家具を選ぶかよりも 大切な要素ともいえます。

暗くなるのが早いから、灯りで 秋の夜長をもっと楽しめるかもしれません。

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素敵な覚悟。

私がまだ若い頃、大好きなカフェがあり そこで過ごす時間が何にも替えがたく、無くなってしまった寂しさは 言葉にできないほどのものでした。(このブログの第一話で 書いた記憶があります。)

そのカフェの影響は 今も私のインテリアや雑貨に対する考え方の基本となっているような気がしています。うまいものを食べさせるだけではなく、そこで過ごす大切な時間を与えてくれたからです。

こんなインテリアに囲まれた暮らしがしたい・・・それが やはり原点だったと思うのです。その第一が ミシンの脚を利用したテーブルでありました。味のある天板とずっしりとして 繊細で重厚感のあるその脚の組み合わせは 部屋の中心に置いて、インテリアのイメージを形作るものになると思ったのです。そのテーブルに合う 食器棚やキャビネットを配置して・・・そんな風に 部屋のイメージは どんどん膨らんでいったのです。

それから ミシンの脚と古い天板を探し求めて 歩き回りました。そして、ようやくのことで手に入れて・・・その時、この先 ずっと 古いものに囲まれた暮らしをしていこうと 覚悟を決めたのです。

今でも変わらずにいられるのは そのカフェで過ごしたかけがえのない時間のおかげだと思います。逆に 無くなってしまったことで より、記憶の中で 印象強くなっていたのかもしれません。

今まで そんな思いで たくさんのミシンテーブルをリメイクしてきました。でも、ちょっと違ったのは 網脚のミシン台では無かったことです。出会えなかったわけではないのですが 値が張るので手を出せずにいたのです。

でも、ようやく出会うことができました。綺麗で味のある天板も見つかり ご紹介することができます。あの頃の カフェのテーブルそのままです。

古いものとの出会いを重ね、あの頃の気持ちを持ち続けていられるのは あの時した 素敵な覚悟のおかげだと思うのです。

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マグを選んで・・・。

息抜きのひと時・・・コーヒーは欠かせません。そんなひと時に彩を添えてくれるのがマグカップです。

うちのお客様は 食器好きの方が多いので コレクションしながら使うものとして 複数お持ちの方がたくさんいらっしゃいます。色んなデザインやシリーズがありますから 集めるのもほんとに楽しめるのです。

でも、正直 一つあれば充分といえるのもマグカップだと思います。何気なく毎日、肩肘張らずコーヒーを飲むのもですから 誰に見せるわけも無く、こだわりが無ければ 何でもいいのがマグカップです。割れたりしなければ ずっと同じものを・・・という人も少なくないと思います。

外国のインテリアの本などを見ていると 特に、食器に無頓着なお国柄の人は 茶渋だらけのカップを使っていたりします。(それでも 本当は素敵な食器だったりしますが・・・。)きっと使いやすいから・・・という理由があるのでしょうけど それがわかるインテリアだから理解も出来ます。思い入れのあるものを使い続ける・・・思いがあってのことなわけです。

それでも、自分だけの時間だから 大切にしたいとも思うわけです。

例えば・・・キッチンで 「今日は何を作ろうかな・・・」と思いながら飲むコーヒーは リビングで飲むマグと違うものを選んでみる。何かいいこと思いつきそうな・・・そんな気がするのです。

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秋めいて。

チョコホリックの新商品が入荷しました。急に 秋めいた感じです。

秋は お洒落の季節ともいいます。楽しめる素材も増えますし、重ね着もできますからね。私は 昔から トラッドが大好き。伝統的な チェックやストライプを見ると ちょっと心がうずきます。一時は レジメンタルのネクタイしか買わない時がしばらく続いたので タイはほとんどストライプ。個性の薄いものを個性的に使うところに面白さがあるんです。

そんなことをふと思い出させてくれたのが レジメンタルのポーチシリーズです。刺繍のエンブレムも トラッドな雰囲気。

で、ちょっと気が早いなぁ・・・と思うけど この時期だから仕様がありません。2016年のカレンダーが登場しました。小さな陶器に小さなカレンダーが入っています。キッチンや 仕事場のデスクの上に・・・使い終われば 写真立てにしても良さそうです。

新商品が すっかり秋めいて・・・心も切り替えなければいけませんね。

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収穫を楽しむ。

すっかり秋めいてきました。夏好きの私にとっては 少し寂しい気がします。

でも、食べ物が美味しくなる季節。何かと美味しい旬のものが出てきて 楽しめます。

うちには 小さいながらも菜園があります。トマトがたくさん実って、きゅうりにピーマン・・・夏のあいだは けっこう美味しくいただきました。まだまだ 実をつけているので しばらくはまだ その恩恵を受けられそうです。

それに、植えて もう十年にもなるぶどうもそろそろ 収穫の時期でしょうか・・・大きな棚を作ったので それはそれは たわわに実ります。

トマトなんかは 瓶詰めにしてトマトソースとしてストックしたりしましたし・・・ぶどうも 食べきれないほどなりそうなので、ジュースにしたらどうかな・・・と思ったりしています。

その場で もぎたてを食べるのもうまいけれど、違う楽しみ方ができるのも 収穫の楽しみかもしれません。

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流行り歌は聞きません。

私、最近の歌・・・CDを買う もしくは ダウンロードして聞くことは 全くありません。

自分自身が 年をとって 若い人の歌についていけなくなっている自覚はあります。仕事場では 常にラジオを聴いているので 最新の曲も もしかしたら すごく聞いている方だと思うけれど 買ってまで聴く・・・という行為には 結びつかないのです。

わざわざ CDショップに行かなくても 道端で音楽が買える時代・・・むしろ その手軽さが嫌なのです。ボタン一つで 買えるものは ボタン一つで消えていく・・・データとしての音楽は なんだか儚く感じます。手に入れる喜びが 薄いと思うのです。

CDというのも何かが違います。レコードを知っている私としては やはりレコードがいいのです。いい音で聴きたいと思うほど 凝ることができる。手軽じゃないところが 聞くものを選ぶ行為につながるわけです。

ポケットに入れるお手軽さもなく、部屋の一部を使ってまで聞くという行為・・・そこに 音楽に親しむ気持ちの重さがあると思うのです。

それに、音楽は 個人で楽しむもの。好きなものが見つかったなら それは 一生ものです。いつまでも大切にしたいものです。そんな時、大切にできる形というものがあると思います。やはり 形あるものです。データでは それを感じることができないのです。

なんとも離れがたく、心揺れるものと出会いました。昔の レコードを収納する小さなキャビネットです。上にはプレーヤーを置いて・・・音楽を楽しむ人のための 珍しい家具です。ガラス扉には LP盤を 小さな扉にシングル盤を入れれるようになっています。たくさんは入らないので お気に入りをチョイスして・・・昔の人の 音楽を楽しむ気持ちに溢れた家具だと思います。

ただ、思うのは・・・この持ち主だった人も 本当に 一生聴き続けられる音楽には出会えなかったのかもしれないと・・・時代が変わり 音楽の聞き方も変わり 音楽そのものが変わってしまう・・・そんな中で もし、本当に好きなものと出会えていたら、時代がどう変わろうが 好きなものを聴き続けられる環境を大切にしたはずです。勝手な想像だけど きっと流行り歌に 興味のあった人だったかもしれません。流行りが廃れれば、次の新しいものに取って代わり・・・の繰り返しですからね。

だから私は 流行り歌よりも 心に響く音楽をわざわざ探し歩くのです。ずっと付き合っていくものを。

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それじゃぁ、また。

「夏のマルシェ」が終了いたしました。

足を運んでくださった皆さま 本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

素敵な出会いが この夏の思い出の一ページとなりますように・・・。

お店は通常営業にもどりますが 新しい雑貨も 続々と入荷を予定しています。また 素敵な何かを見つけにいらして下さい。いつでも お待ちしております。

なお、「ミルクガラスペアカップ」プレゼントの当選者は・・・・・メンバーズNO.524番の方です。おめでとうございます!!プレゼント交換券代わりのお葉書をお送りしますので、お楽しみに!

通常営業にもどり、くじ引きも 残念賞の駄菓子もありませんが・・・・それは また次の機会に・・・・それじゃぁ、また。

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