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ため息。

「ため息をつくと幸せが一つ逃げてしまうよ。」と言われます。ため息は 付いちゃいけないような言い回しです。

でも 確かに、うまくいっていない時や 落ち込むようなことがあった時のため息は 良くないような気がします。

人は生きていれば そりゃ いいことばかりあるなんてことは ありません。むしろ 毎日がため息の連続・・・その中で ちょっとしたいいことがある・・・そんな繰り返しで 人生は出来ているような気がします。

でも、ため息って悪いことばかりじゃありません。恋をすれば ため息の一つや二つ当たり前に 付いてしまいます。うまくいっていない時だから・・・そうとも言い切れません。相手を思い 付くため息には 無意識のうちにこもる思いがありますから。

以前にも ご紹介したことがあると思うのですが、札幌の芸術の森にある 有島武郎の家が私は大好きです。古い洋館で 縁側に通じる子供部屋があり、メインの座敷は広く、でも 土間のある台所も階段も2階の応接間も どことなく洋風で・・・2階の小さな窓から覗く 玄関前の小道の景色も素敵で・・・・こんな家に住みたい・・・という思いがいっぱいになり、そっと あぐらを組んで目を閉じては 深いため息をつくのです。

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ため息というのは 本当の心を表す仕草のようなものかもしれません。何も 思いがなければ付くようなこともないからです。心で思うことが 仕草として現れるなんて 私には そう悪いものとは思えないのです。

でも、日々暮らしていれば 「今夜は何を食べよう・・・」と考えながら 付くようなため息は よくあります。そういうのとは別として、恋をしたり、本当の心の底から出てくるような ため息を付くことは そうそうないと思います。特別なことのような気がしますから・・・。わざわざ出かける有島武郎の家もそうであるように いいため息を付くには 心の内をさらけ出せる 時間や場所が必要なのです。

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自分の思いを見つめながら ため息を付ける時間を持つことは そんなに悪くはないと思うのです。そんな場所 あなたにもあるといいですね。

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