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檸檬、レモン。

「檸檬」と言えば 梶井基次郎の代表作。以前、このブログでも 大好きな小説として触れたことがあります。大正時代のこの作品に登場する檸檬は 主人公の病んだ胸に爽やかで新鮮な空気を感じさせてくれたし、その形は あらゆるがちゃがちゃとした色合いをすーっと調和し、吸収してくれそうな存在として描かれています(個人的な感想)。外国の果物として その珍しさや香り、色合い、形に 日本にはないものを感じていたのだと思います。

時代は 随分と進み、’70年代・・・内藤ルネさんをはじめとして たくさんのレモンのイラストがポップに可愛く描かれ 女の子に大人気となりました。時を同じくして(記憶をたどると・・・) ラジオの深夜放送で パーソナリティをしていた落合恵子さんは レモンちゃんとして親しまれていました。曖昧ですが 恋愛相談や 恋のポエムなど、甘酸っぱい内容の番組だったような気がします。

私の青春時代、レモンの存在は ただ酸っぱい果物ではありませんでした。ちょっと大人びて、心情的で・・・特別なものだったと今でも思っています。田舎にあった 白い喫茶店で初めて味わったレモンスカッシュの甘酸っぱい記憶を忘れることがないように・・・。

今では レモンは特別なものではなくなってしまっています。どこでも、いつでも 気軽に手に取れるものになってしまいました。ゆえに、きっと今の人達にとっては なんてことのないものになってしまった気がします。背景にあるものの違いで こうも変わってしまうとすれば、なにやらもったいない気がしてきます。

レモンをイメージ付けた昔の感覚を 今の人にも感じてもらえたら・・・どんなにいいだろうと思います。

チョコホリックの新商品。グラスが久々に登場しました。中でも、ビビッとくるのがやはり レモン柄。だから、少しだけ特別扱い・・・

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でも、他の柄もすごくいいのですよ。

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