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不思議な感覚。

久しぶりに アメリカからの荷物が届きました。大好きなミルクガラスです。

いずれも オールドパイレックスと言われる アメリカ製の古い耐熱食器です。製造されたのが 1950年代から60年代にかけてですから 私よりも先輩にあたります。コレクションしながら 実際に日常使いできる食器として、長い間 ファンの間で親しまれ、眺めて楽しく 使って嬉しいを実感できるヴィンテージの食器なのです。

私は お店に居て常に思うことがあります。古い食器は 個性的で 装飾的で とても素敵で、当時の暮らしぶりを思い描くことができるということです。

海外のものであれば、素敵な住宅に モダンな家具が置かれ、電化製品も近代化し・・・そう、思い浮かぶのは アメリカのテレビドラマ「奥様は魔女」のダーリンのお家。ああいう家の キッチンやテーブルにぴったりと合う食器です。

一方、日本のものは やはり、そういう家に似合う食器がたくさん作られていたのですが・・・当時の日本の暮らしぶりはというと、私が田舎育ちだからかもしれませんが 子供の頃見ていた テレビの中のダーリンとサマンサ(奥様は魔女の登場人物)が暮らしていた家は それは夢のような素敵な家で、当時住んでいた 町には そんな家一軒もありませんでした。日本の家は 比べようも無く、あまりに違いすぎる暮らしぶりに、テレビの世界に夢を見るばかりだったのです。

実際の暮らしに合う食器文化が生まれたのがアメリカだとしたら、日本のものは 西洋的な暮らしに憧れて出来たものが 多い気がするのです。だから、当時の日本の食卓は どこかちぐはぐ。実際の暮らしには 合わないといわざるを得ないものが たくさん作られていたわけです。でも、決して悪いことではなく、むしろ 西洋的な暮らしに憧れを抱き、いつの日か テレビの中のように暮らす日が来るに違いないと 暗示していたように思うのです。

あのテレビドラマからおよそ50年・・・街を見渡せば 素敵な外観の家も増え、ようやくあの憧れだった暮らしぶりに 近くなってきた気がします。日本の古い食器の文化は 50年も先を進んでいたと感じます。つまり、住宅事情が 50年前の食器事情に ようやく追いつこうとしている気がするのです。だから、今こそ 古い食器がその本来の素敵さを発揮できるようになったと思うのです。

ヴィンテージという言葉の響きには なにやら 魅惑のムードが漂います。なかなか普通には出会えないものだからです。でも、そういうものを普段使いできることは 暮らしをちょっとだけ素敵にしたいという心の現われです。雑貨というものが そういう人たちの気持ちを少しでも満たしてくれるのと同じように、食器は もっとも身近なその代表ともいえるような気がするのです。だって、見てください。60年前のアメリカの普通の食卓は こういうもので彩られていたのです。今の自分には しっくりときます。まるで 不思議な感覚なのです。

Photo

スノーフレークのリフ・・・可愛いなぁ~。オータムハーベストのミキシングボウルは ラスタ(鉄の錆)カラーの方です。10ozキャセロールは 一人用グラタンにちょうどいい。

Photo_2

プライマリーカラーの赤のリフは この中では一番古いです。黄色のキャセロールは ブルーの色違い。HONGKONG製のチープトイも 同じ頃の時代のものです。こういう食器 たくさん出会いたいな~。今年は どうだろな~。

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