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ほっとけない存在。

古い家具との出会いは やはり偶然ではないような気がしています。うちで扱う家具のほとんどは もともとのイメージの跡形も無く リメイクされてお客様のお手元へ 届けられていきます。その姿にならなければ いや、うちと出会わなければ すでに存在していなかったかもしれません。その姿を変えることで 再び息を吹き返し、リビングの素敵な風景作りのお役に立っているような気がしているのです。

古いゆえ壊れかかり 今の住宅環境には不要とされていたものも、綺麗にしてあげることで 普通の家具屋さんには無い、雰囲気を醸し出してくれて・・・気に入ってくださった方のリビングに 温もりある印象を与えてくれていると信じています。家具とは そういう存在だと思いたいのです。

昔の人も そんな風に考えた方がたくさんいたのかも・・・と思わせてくれた家具と出会いました。シンプルな和箪笥です。リメイクしようと 取っ手を外していると なにやら違和感が・・・アルミのちょっとモダンな取っ手を外すと 違うサイズの取っ手用の穴が開いていたのです。おそらく、和箪笥に多く使われた 和風の取っ手が付いていた形跡があったのです。元の持ち主も 和風が嫌で 取っ手を変ええることで 「モダンにならないかしら・・・」とイメージチェンジを図ったのかもしれません。確かに 良いタンスで ゆがみも無く 引き出しの開け閉めもスムーズ。見た目も モダンな印象がありましたが もともとの色合いが やはり和風。和室の目立つところに置かれるならまだしも、結局は 押入れの中に目立たぬように・・・という使われ方に。良い家具なんですけどね。

そんな隠してしまわれた存在を 私は リビングの一番目立つところに置いてもらえる様にしたいと考えました。リビングでなくても 寝室でも 子供部屋でもいいけど ちゃんと大切にしてもらえる場所に置けるようにしたかったのです。引き出しは 収能力ありますからね。すっかり イメージチェンジした姿はこちらです。

Photo

可愛い脚をつけ、引き出しを塗り分けたら すっかり洋風に。和箪笥の面影はまったくありません。二度にわたるイメージチェンジをした結果、このタンスが成りたかった姿にしてあげられたかどうかわかりませんが 少なくとも私には ほっとけない存在になったことは 間違いないようです。

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