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2017年6月

今更ながら。

「今日 何食べたい?」と毎日聞かれます。考えてみても 特に無くて・・・「何でもいいよ。」と返してしまいます。

毎日の献立は 作ることもさることながら 考えるのも大変です。皆様、本当にご苦労様です。

そんな気持ちでキッチンに立って、どうモチベーションを保つか・・・やはり 家族が喜んで おいしく食べてくれる・・・それこそが一番のモチベーションなのは 言うまでもありませんが、毎日のことで ついつい 「おいしかった!」と言い忘れる事もあり、「なんで おいしいって言わないの!」と聞かれることもあれば、聞かれないこともあり・・・こうして考えてみると ちゃんと感謝して 言葉にすべきだな。と思います。

うちのお店は 食器の占める割合が多いです。食器好き ということもありますが キッチンに立つ女性にとって、いや 男性も少数派ですがいらっしゃるので そんな男性にとっても やはり、食器や調理器具は 好みのものを使うことが モチベーションを保つ秘訣なのではないか!と 思うのです。

だから、今までたくさんの素敵な食器のご紹介を続けてきましたが 今更ながら いいなぁ~と思える食器に巡り合う・・・そんな時間を大切にして欲しいと思うのです。

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しかるべき場所。

大事なもの・・・といっても預金通帳や貴重品などではなく、大切にしているものは 皆さんどう収納されていますか。それが もし、お気に入りであればあるほど しかるべき場所においておきたいものです。

例えば いつも読み返したくなる本や資料をまとめたもの。大切な手紙や写真などなど・・・そういうものは 隠してしまいがちですが、ここにおいておけば安心という場所を持てれば もっと大事にする気持ちが膨らむことでしょう。

隠してしまわずに いつでも見返せる環境を・・・古い家具には そんな思いが込められているような気がします。

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砂時計。

ご存知の方も多いかもしれませんが、先日 インターネットニュースで取り上げられた通り、来年の1月末をもって 雑貨ブランド「SWIMMER」、「CHOCOHOLIC」が終了すると発表されました。前もって メーカー様からはご連絡を頂いていたので 覚悟はしていましたが 正式に発表されたことを受け、寂しく 力の入らない日々を送っています。

うちがオープンしてから一番大切にしてきたブランドで、お店を今までやってこれたのも チョコホリックのおかげといっても過言ではないと思っています。たくさんのお客様と出会わせてくれて、次はいったいどんな新商品が届くのか ワクワクさせてくれて、お店の中を・・・自宅を可愛く彩ってくれました。お付き合い自体は たったの10年程ですが、途中 うちのお店の名前である「PASTILLE」とプリントされた商品が登場し 偶然であれなんであれ 嬉しかったこともありました。そんな 雑貨たちと日々 お店で過ごせたことは、今更ながら 幸せなことっだと感じています。でも、この先も新商品は届きますし 1月までは時間がありますから 落ち込んでばかりはいられないと思っています。

その発表後初めての新商品がチョコホリックから届きました。

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やっぱり可愛い。この感覚は 唯一無二です。

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女性の暮らしを長い間 可愛く彩り続け その歴史もあと半年ほどで終わろうとしています。

しばらくの間 新商品のアイテム数が 少なかったこともあり、スイマーの商品も扱わせていただく機会を頂きました。たくさんは 仕入れできないけど うちらしいご提案をしていきたいと思います。

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これからの日々は 長く感じるのか、短く感じるのか・・・さらさらの砂が 少しずつゆっくりと落ちていく砂時計のように 穏やかな日々を 一日一日大切に過ごしていきたいと思うのです。 

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汚れは誇り。

私の教科書は 昔の海外のジャンクな生活を写し出した写真集です。古い家具に囲まれて 小物まで生き生きと写し出された写真には 「いいなぁ~」がいっぱい詰まっています。

時々、日本のインテリア雑誌も斜め読みしますが どこか違和感を感じることがあります。古いものは インテリアとして雑誌にもたくさん取り上げられていますが 海外とのそれで一番の違いは キッチンの綺麗さです。

日本のキッチンは とても綺麗。手入れが行き届いています。綺麗好きの日本人らしいところです。でも、外国のキッチンが綺麗じゃないかって言うと そうではありません。古いものは いい雰囲気をかもし出す 小物として飾られるのに対し、いいものを使い続けて古く、ぼろくなっていっても 機能的に使い続ける環境を整えているのとの違いです。

いい物を長く使い続け、汚れたり欠けたりしても 使えるものをキッチンの風景の一部として機能的に収納する工夫があること。そこに 違和感の理由を感じるのです。

おばあちゃんのキッチンには いまだに古いホーローなべや レードルがあり、キッチンの風景を作り出しています。底が焦げ付いても ふちが欠けていても使い続けられた結果です。家族のために料理を作り続けた証です。格好良くは無いかもしれないけど 海外のキッチンの写真に共通する意思を感じます。

毎日の家事は大変なものです。そんな時、モチベーションをあげてくれるのはいい道具や可愛らしいものだったりします。それを大事に使い続け 使いやすく収納することは たとえ汚れて古しくても 毎日がんばってきた誇りなのだと思うのです。

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小さいけれど。

人には様々な趣味があり、思い入れがあって 収集するものも人それぞれです。もし、大切なコレクションがあるとして、どのように飾り 収納しているのでしょう。

誰しもがうらやむようなコレクションなら 人に見せて自慢したくなるものです。しかし、残念ながら それこそ趣味は あくまで個人的なもの。人に見せたところで へ~とかふ~んとか 気の無い返事が返ってくるだけ、余程の共通理解が得られなければ 凄い!羨ましい!とは言われません。そういうものです。

あえて集める必要も本当は無いのかもしれません。大切に持ち続けていられるものは どうしても捨てられないもの。人も羨むようなものではないにしろ、自分にとってはかけがえの無いもののはずです。そういうものが 大切なコレクションといえるのではないでしょうか。 

それに たくさんあればいいってものでもありません。少数であっても その人が思い入れを持って集めたものは 何よりも大切なコレクションとなるのです。量ではありません。思い入れの深さです。そういうものをちょっとだけ 特別に扱ってあげるなら こういうキャビネットが 収納にぴったりだと思います。

久しぶりに巡り会えた小さめキャビネット。脚をつけて 少しよそいきな雰囲気に。小さいから たくさんは収納できないけど、大切にしたいという思いは きっと深く大きくなるはずです。

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うまさ ほとばしる。

私が幼いころ ジュースやアイスクリームなどは(虫歯になるからと言い聞かせられて) 滅多に買ってもらえませんでした。子供に対して必要とされないものは 贅沢品。おもちゃもお菓子も ある意味贅沢品だと 幼心に理解していたものです。

だから、風邪を引いたときにしか買ってもらえなかったりんごジュースや おばあちゃん家で 好きなだけ飲めたサイダーなどは 普段飲み慣れないものだから そのうまさたるや、ほとばしるほどでありました。夏の暑いときに飲む 氷が入ったグラスに注がれる シュワシュワした飲み物。ほとばしるというのはこういうことか!と思ったものです。

しかも、ケースやたくさん買わないともらえない特性グラスで飲めるなんて・・・なんて贅沢なんだろうと 悦にいっていたものです。

今は 普通にジュースやお菓子やおもちゃなども 気軽に買い与える時代になってしまったので そんな、うまさがほとばしるような経験を味わうことがあるのでしょうか。飲みなれていれば当たり前になってしまうものです。初めてのジュースなら そう感じるかもしれないけど、新商品といえど どれも似たようなもの。ほとばしるような衝撃は得られないのかもしれません。

我慢の先に その体験が出来たのだとすれば、ある意味 親に感謝です。そんな体験を思い出せるのも こんな場面があってこそ。集まってきた仲間たちと 記念撮影です。

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洗濯物が風に揺れて。

しばらく気温の低い日が続き、待ち遠しかった気持ちいい季節が 北海道にもようやく訪れようとしています。でも、暑い夏は苦手という人も少なくありません。少しでも暑さを快適に変えるなら お部屋のファブリックは重要なのではないでしょうか。

カーテンを涼しく感じられるものに替えたり、ソファカバーを夏仕様の柄にしてみたり・・・。インド綿のマルチカバーは 手軽に使えてとてもいいものです。夏らしい ボールドストライプやブロックチェックなら 見た目にも爽やかなお部屋の印象になりそうです。

大きめサイズなので その使い道は工夫次第。テーブルにかけたり、ベットカバーにしたり、カーテン代わりにしたり、ソファを覆ったり・・・。

洗濯物を外に干すと とても気持ちよく感じます。洗濯物が風に揺れて・・・そんな風景も気持ちいい風景です。暑い夜の ソファでのうたた寝も きっと気持ちよくしてくれることでしょう。

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夢見る時間を。

良い読み物は 夢見る時間を与えてくれます。私は 温故知新・・・古きものを訪ね新しきを知るで、昔の読み物に感銘を受けることが多く 前回のお話でも触れた 中原淳一さんこそ 今の時代にいて 伝えて欲しいことがたくさんあると思っています。戦後の日本の少女たちに夢を与えてくれた 素敵なイラストと読み物なのです。

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良い読み物とは 暇つぶしにパラパラめくる雑誌や スクープばかりを追いかける雑誌の中にはありません。ファッション誌やインテリア雑誌の中にも見つけることは 難しいでしょう。なぜなら、読み手が頭の中で 考えて、夢見るような問いかけが無いからです。

「こうありたいものです。」と提案してくれたものに感銘し、その一つ一つがつながって 初めて見えてくるビジョン。想像や憧れは そこに至るプロセスが無ければ ただの妄想です。一つ一つ積み上げていくプロセスが無ければ、思い描くことも出来ないのです。先月はこれ!だったけど今月はこれ!と ぶつ切りの情報には 積み上げることの虚しさしか残りません。良い読み物を積み上げていきたいものだと思うのです。

雑誌「ひまわり」の中に “あなたの小さなお部屋にお客様をまねく”という文章があります。昭和24年発行の文章です。あなたは御自分の部屋をお持ちですか。という一文から始まる特集記事です。戦後数年で 疎開先から帰れない家族や 一家で手狭な暮らししか出来なかった人が多い中、もし・・・あなたのために三畳の部屋が与えられたと仮定して、どんな風にこの部屋を使ったらよいかを考えてみましょう。と問いかけたのです。そして、どこにでもありそうなタタミ敷きの三畳の部屋のままで、少女の生活と夢とを盛ってみようと考えてみたのです。と イラストで具体例を紹介しているのです。

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自分なら・・・・そんな風に考えるのは きっと、今も昔も同じだと思うのです。タタミ三畳分のスペースが与えられたと仮定して・・・あなたならいったいどうするでしょう。そんなスペースは無いと諦めますか。考えるのも面倒だから 触れずに置きますか。こうしてみたい!こうならいいのに!と夢見る時間は きっと楽しいことなのです。今も昔も。

良い読み物をたくさん見つけて、積み重ね 夢見る時間をいっぱい持って欲しいと思うのです。

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