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夢見る時間を。

良い読み物は 夢見る時間を与えてくれます。私は 温故知新・・・古きものを訪ね新しきを知るで、昔の読み物に感銘を受けることが多く 前回のお話でも触れた 中原淳一さんこそ 今の時代にいて 伝えて欲しいことがたくさんあると思っています。戦後の日本の少女たちに夢を与えてくれた 素敵なイラストと読み物なのです。

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良い読み物とは 暇つぶしにパラパラめくる雑誌や スクープばかりを追いかける雑誌の中にはありません。ファッション誌やインテリア雑誌の中にも見つけることは 難しいでしょう。なぜなら、読み手が頭の中で 考えて、夢見るような問いかけが無いからです。

「こうありたいものです。」と提案してくれたものに感銘し、その一つ一つがつながって 初めて見えてくるビジョン。想像や憧れは そこに至るプロセスが無ければ ただの妄想です。一つ一つ積み上げていくプロセスが無ければ、思い描くことも出来ないのです。先月はこれ!だったけど今月はこれ!と ぶつ切りの情報には 積み上げることの虚しさしか残りません。良い読み物を積み上げていきたいものだと思うのです。

雑誌「ひまわり」の中に “あなたの小さなお部屋にお客様をまねく”という文章があります。昭和24年発行の文章です。あなたは御自分の部屋をお持ちですか。という一文から始まる特集記事です。戦後数年で 疎開先から帰れない家族や 一家で手狭な暮らししか出来なかった人が多い中、もし・・・あなたのために三畳の部屋が与えられたと仮定して、どんな風にこの部屋を使ったらよいかを考えてみましょう。と問いかけたのです。そして、どこにでもありそうなタタミ敷きの三畳の部屋のままで、少女の生活と夢とを盛ってみようと考えてみたのです。と イラストで具体例を紹介しているのです。

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自分なら・・・・そんな風に考えるのは きっと、今も昔も同じだと思うのです。タタミ三畳分のスペースが与えられたと仮定して・・・あなたならいったいどうするでしょう。そんなスペースは無いと諦めますか。考えるのも面倒だから 触れずに置きますか。こうしてみたい!こうならいいのに!と夢見る時間は きっと楽しいことなのです。今も昔も。

良い読み物をたくさん見つけて、積み重ね 夢見る時間をいっぱい持って欲しいと思うのです。

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