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2017年7月

暮らしの演出家。

久々にアメリカから荷物が届きました。大好きな食器、ミルクガラスがたくさんです。

箱を開けるそばから かみさんが 「これ可愛い~欲しい~」といいます。やはり 私自身も大好きな食器なので 「そうだね~」と心の中で思います。着いた途端に いいものから買ってしまったら 楽しみに待ってくださっているお客様に申し訳ない・・・そんなことは お互いに口に出さずともわかりきっていることだから、いくら私が 「いいよ~」なんていっても 実際には 買って帰るなんてことは できませんが、言ってみたい気持ちは 夫婦ともに同じなので その気持ちもわかります。まあ、毎度おなじみ 恒例の会話なのです。

そんな会話の後、ふと自分の暮らしを考えました。いくらお店をやっているからといって 十分にお休みもあげられず、一緒の休みだからといって 観光地に連れて行ってあげるわけでもなく、だからといって 贅沢させてあげられるはずも無く・・・むしろ 我慢を強いる暮らししかさせてあげられないこの状況で 店を守り、娘の面倒もみてくれて わたしのことも気遣ってくれることに ほんとにありがたいと 今更ながら思ったのです。

朝起きて、はつらつと元気で居てくれる・・・それだけで 気持ちがほっとする。夫婦って そういうものかと 感じます。

そんな風にいてくれるなら、せめて かみさんの好きなものくらいは買ってあげたい。そう 思い思い、買い集めた食器が うちにはたくさんあります。たくさんあるにもかかわらず 「こんなのうちには無いな。」とかみさんはいいます。それはそうかもしれないけれど・・・元気ではつらつと居てくれるなら・・・欲しいものを買ってあげたいと思うのです。そうやって うちの暮らしは出来上がってきました。賑やかな食卓も、部屋中に見渡せる食器のある風景も かみさんの選んだもので演出されています。

どこのお宅もそうだと思いますが やはり 暮らしの背景を実際に 演出するのは 奥さんの好みなのではないでしょうか。正直、男に口出しは出来ない領域なのです。暮らしは好きなように描きなさい。と言ってあげられるのが 正しい夫のあり方だと 私は思うのです。一緒に手伝うのならなお良し、ですが 言ってはいけないのが 「また買ったの」と不平を言うことです。毎日はつらつと元気で居てくれることを 感謝するべきなのです。

奥さんの好みが 食器だけということは無いでしょう。むしろ 今の時代、そうじゃないことのほうに興味を持つ方が多いかもしれません。それはそれで そういう対象を持っているということを理解し、見守るべきです。なんといっても 奥さんは 家庭の中心なのですから。

でも、私は 素敵な食器は 毎日の家事仕事のモチベーションを上げるものだと言い続けてきました。それは きっといつまでも変わらずそう思い続けることでしょう。だって見てください。こんな 食器に囲まれた暮らしは ちょっと特別な毎日を作ってくれることになるのですから。

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ファイヤーキングのメドウグリーンというシリーズの オーバルプレートとフレンチキャセロール。それに、ファイヤーキングのレストランウェアの小皿。厚手の丈夫なミルクガラスです。

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ファイヤーキングのバブルというシリーズ。ラージベリーボウルとフルーツボウル。シュガー&クリーマーも シンプルだけど可愛い。1940年代から60年代にかけて作られた 古いシリーズです。

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パイレックスのシンデレラキャセロールは アーリーアメリカンという名前。デザインと色合いがマッチしてほんと素敵。へーゼルアトラスのマグは 「ラブグランマ」。可愛いおばあちゃんへのプレゼントに。アンカーホッキングのアドマグは 81年製。気球のデザインが可愛い。イギリス国旗のマグは フェデラル製。イギリス好きにはたまりません。

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チューリップとギンガムの組み合わせ、マグはよく見ますね。色違いで赤やグリーンやブルーがあります。柄は アメリカらしいポップさですが 茶色なので シックなインテリアのお宅にも似合いそうです。ローフパンは ほかのデザインでご紹介したことはありますが オーバルキャセロールとラウンドキャセロールは 初めて出会うデザイン。せっかくのおそろいなので 出来ればセットで持ちたいものです。持ちたいね~ママ。

さて、暮らしの演出家たる奥様方。あなたは どんな暮らしを演出されていますか?あなたの元気が家族を支えていることを自覚してください。元気で居るために 夢中になれる何かを見つけてみて欲しいと思うのです。

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身近なレジャー。

夏が来ましたね。いい感じです。夏のレジャーといえば 海やキャンプです。レジャーとは言いづらいけど 外での焼肉も 花火も楽しいものです。

それに 夏の温泉旅行もいいものです。上げ膳据え膳・・・のんびり過ごす温泉も 憧れのレジャーです。ただ どこへ行くにしても 交通渋滞がこの時期はつき物。それを我慢してでも 楽しいものではありますけれど。

うちは レジャーとはしばらく無縁な生活です。家族との時間も会わないし、お店がありますから。だから 何かもっと手軽なレジャーは無いものか・・・と考えてみたら、身近に手軽に楽しめることありました。スーパー銭湯なんかは 近いし、手軽です。

でももっと手軽なことは・・・と考えたのが 近所の歩いていける銭湯です。昔ながらの 暖簾をくぐるあの銭湯です。広いお風呂は 家のお風呂とはやっぱり違います。ゆっくり汗を流して、のんびり歩いて帰る。もしかしたら そんな時間が けっこうレジャーとなりそうな気がします。

帰って飲むのは やっぱりビール?それとも フルーツ牛乳?どちらも きっと旨いはずです。

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ダイニングの要。

素敵なテーブルが出来上がりましたので ご紹介します。

ミシンの脚を利用したテーブルは 何台もリメイクしてきました。でも、それは あくまでもパーソナルなテーブルで 食卓と呼ぶには どれも少し小さなものでした。

丸い天板をのせる事で 複数人座れるテーブルは 作れたものの、4人が座っても 十分使える広さにするには 天板の大きさに対し 脚の大きさも必要なため、なかなか作れずにいたのです。無理して大きな天板をのせても バランスや安全面で 不安があったためです。

先日、工業用のミシンの脚と出会いました。しかも、シンガーの網脚です。デザインも装飾的で すごく素敵です。工業用のミシンの脚は 家庭用のミシンとは大きさがかなり違います。高さは 同じでも 横幅がずいぶん違うのです。これなら 大き目の天板(4人がけでも十分の広さ)がのせられます。

ということは ダイニングテーブルとして ご家族4人の方なら 問題なくお使いいただけるのです。決して 広くは無いけど、むしろ広すぎるテーブルより ちょうどよいサイズだと思います。このような天板は 古いものではおいそれと見つからないので、新しい板を加工して塗装し 作りました。脚の雰囲気に合うように 木目を楽しめる シックな装いです。せっかく作るのだから 中央に タイルを貼ることにしました。白いタイルは 清潔感もあって、上々です。妥協しなくてよかったと思います。これであれば 雰囲気のある古い家でなくても むしろ、新しい家で 生活を始められるご家族にも 素敵な食卓を囲んでいただけそうです。テーブルは ダイニングの要であり、暮らしの要です。食べることを より楽しむための必需品です。残念ながら 家具屋さんには売っていません。暮らしを楽しむご家族のための たった一台のテーブルなのです。

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昔からこうだったように。

古くて とても趣のあるキャビネットだったので、リメイクせず そのままの姿で しばらく店頭に飾ってありました。出会った時から リメイクというか 塗装し難い趣があったので そのままを気に入ってくださる方が居れば・・・と思っておりましたが ほかの家具が売れて、レイアウトを変える必要があったもので、思い切って リメイクすることを決心しました。

でも、せっかくの いい趣を壊してしまうリメイクはしたくはありません。ただ色を塗ればいいというものではないのです。出来上がりを想像して・・・せっかく出会えたことを 無駄にしないように・・・考えて考えて・・・出した結果が こちらです。

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古い建物の 建具が塗られていたような色・・・懐かしい色合いにすることにしました。そして、塗装をはがすところは しっかりと。もともとの趣はそのままに、新しい姿に生まれ変わりました。

塗装をして 生まれ変わったのですけれど、ひょっとすると 昔からこうだったのかも・・・そう思える リメイクとなりました。

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知ることが大事。

私は古いものが大好き。ずっとそうお話してきました。

きっかけは やはり、懐かしさと雰囲気、そして 珍しくて普通じゃないってことだった気がしています。古いおもちゃを飾りながら暮らしたいという思いから、古い家具や食器を知るという 自然な流れだったような気がしています。

古いものが好きといって、いろんな物に手を出していたのは 若いころの事でありました。その時分は インターネットなど無く、調べ物は 伝え聞きだったり 本を探して というのが常でした。だから、好きなものの背景を知る事は とても大変でしたが 調べる事で 漠然といいなと思っていたものが より深く好きになり 欠かせないものとなっていきました。

今の時代、昔と比べると ちょちょっと検索すれば 専門知識を持った人が 知りたい事を詳しく教えてくれるし、資料もたくさん見られて 素晴らしいツールのおかげで 知識も増えた事を実感しています。お店をしていて お勧めする以上、そのものについて 知っているという事が大事だからです。

でも、実際 お客様に 聞かれるかっていうと 案外そうでもありません。一握りの方に 詳しく説明する程度で、すでに知識を持っておられるか 背景には興味が無いのか、もしくは ご自分で調べられるから説明は必要ないのか・・・そういう話が楽しいのに する機会にあまり遭遇しないのです。

いずれにしても、特に古いものには それが生み出された 背景というものが必ずあります。それを知る事で もっともっと古いものが好きになりますし、どうやって使い どう組み合わせて、自分の暮らしに生かしていくのか・・・具体的な意味を持つ事につながっていくので 興味のあるものの背景を知る事が大事なのだと思うのです。

残念ながら 今現在、高級品やメーカー品を除くと ずっと使い続けられるようなものが少ないと感じるのは その背景に魅力を感じないからです。

アンティークやヴィンテージ品を愛する人たちは そのものが生まれた時代や 環境や デザインや思想に感銘を受けて そばに置く暮らしを選んでいらっしゃいます。それは 趣味を超え、生き方へとつながっていくのです。知るという事は この上ない楽しみで 喜びで、とても大事な事だと思うのです。

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戦後の人々の暮らしに 大きな影響を与えたのが ミッドセンチュリーといわれる時代のデザイン家具です。今の 時代にも通じる シンプルでモダンなデザインは 日本の暮らしにも大きな影響を与えました。洋館に暮らすお金持ちの家にある家具だけでなく、一般庶民向けの家具にも取り入れられたのです。勿論、有名デザイナーのものではないにしろ 憧れの洋風な暮らしに 近づく事が出来たわけです。

でも、これらのおばあちゃん家にあったような家具は 古臭い日本の家に置かれ、およそ 憧れの洋風の暮らしとは あまりにもちぐはぐ。その印象が ほとんどの人の記憶の中に ただ古臭いだけのもの。と感じれてしまうのは当たり前のことと思います。でも、本当なら おばちゃんが ミッドセンチュリー時代のデザイン家具のある暮らしを知っていたら・・・今の時代でも そのデザイナーたちが何を求めてデザインしたのかを知る事ができたら・・・きっと ただの古道具には 感じないと思うのです。

今現在、生み出される大量生産の家具にも 何かしらの背景があり、それを選んで暮らしに取り入れる 思いがあったとしたら・・・本当なら何も言う事は無いのだけれど・・・。これから生み出されるものにも 時代を映すような背景を 私は求めたいと思うのです。

日本の家具メーカーの草分け的な存在「カリモク」。ミッドセンチュリーの流れを汲む 素敵な家具メーカーです。写真の右端に写っている オレンジ色のマガジンラック 実は 古いカリモクです。オールドカリモクと呼ばれる時代のものです。鳥をかたどったデザインは 自然のものをモチーフにデザインされた 北欧の雰囲気を感じさせます。可愛くもあり、モダンです。そして、テーブルにあるティーセットは 「名古屋硬質磁器」と銘があります。昭和17年の新聞に包まれておりました。戦火を潜り抜け なぜか今、うちのお店に・・・。その時代を検索してみました。すごい時代です。想像もつきません。知ることが大事と心から思うのです。

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本当に好きな人の下へ。

仕入れに出かけると 当然、目を皿のようにして 何か無いものかと探します。仕入先は 綺麗に並べられた環境とは 程遠いので 結構大変です。欲しいものばかり・・・ということはありえませんので 探して探して・・・ようやくお気に入りのものに出会えるのです。

いつも不思議なのですが ダンボールが山済みになっている中から たった一つ、これは!というものに出会います。しかも、どう見てもスルーしてしまうような 食器の箱の中の一番下にちらっと見えてきて・・・表面だけ見ていたら見過ごしてしまったに違いないその中に・・・不意に 出会いはやってくるのです。見つけて欲しくて待っていてくれたような・・・そんな風にも思うのです。

好きなものがはっきりしているというのはあるかもしれません。好きなものは とことんその背景を調べ、作られた訳や 時代背景など そういうことにまで興味はおよび・・・そして もっともっと好きになっていき、それが自然と いろんなところから集まってくる。好きだから そうなってくるものだと思うのです。

雑誌の受け売りで 手を出しては見たものの、いっこうに集まってこないのは 本当に好きではないからです。案外、品物が人を選んでいるような気にさえなってきます。

うちは 専門で通販などしている都会のお店とは 比較にならないくらいの物量かもしれないけれど 集まってきたものは どこにも負けないくらいいいものだと思っています。そうして出会えたものは また大切に使ってくださるお客様の下へ 旅立っていきます。そんなことの繰り返しだけど 新しいものと出会うたびに 嬉しさがいつものように込み上げて来るのです。

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ファイヤーキングのフレンチキャセロールは たくさん扱ってきましたが こんな蓋がついていたとは 今の今まで知りませんでした。パイレックスのリフリッジレーターは 初めての出会い。Sサイズは今もありますが 蓋つきのこのサイズは初めてです。1960~70年代にかけて テレビがカラーに移行した時期というだけあって とてもカラフル。こんな可愛い食器で彩られた テーブルは 当時あったのでしょうか・・・。和食器に囲まれた環境には ちょっと馴染まなかったのかもしれません。好きな人の下に集まれば こういう食卓が自然に出来上がります。現代でも 本当に好きな人にしか出来ない食卓なのです。

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この夕暮れに途方に暮れて。

昨日、知り合いの方に声をかけていただき 仕入れに出かけました。

古く懐かしいものが満載で、あれもこれもと仕入れてきました。昨日から 漂白剤に漬け込み 古い汚れを落とし・・・その作業は 今日に入っても続き、ようやく夕方になって すべての汚れを落とし終えることが出来ました。

カラフルなホーローや 懐かしい食器、キッチングッズからファンシーな 飾り物まで、魅力的なものが大量に入荷しました。カウンターの上に山積みになった可愛く懐かしいものを眺めながら どうやって飾ろうか・・・・・夕暮れに 途方に暮れているのです。

写真でのご紹介は 日を改めてとなりそうですが お時間があれば お早めに見に来ていただくことをおすすめいたします。とりあえず ご報告まで。

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