« 2017年9月 | トップページ

2017年10月

窓からの景色。

古いもの好きの方には ご理解いただけることと思うのですが、古いものには 自分が幼いころの風景や景色を感じることが出来ます。それに 自分が何を思っていたかとか 感情を呼び起こしてくれる感覚が得られるのです。

○○風インテリアとか そんなくくりでは語れないものです。普段から 懐かしいものに囲まれ そのえもいわれぬ自分だけの思いに浸ることが出来る・・・そんな暮らし方は 誰でも出来ることではなく、まさに自分自身だけの暮らし方。自分の生き方そのものなのです。だから、ぞんざいに出来ないし、広く深くしていきたいものなのです。○○風インテリアは いつまで好きで居られるのでしょう。流行や 誰かの影響でインテリアを決めることほど 無駄なことはありません。自分を一番知っている自分自身が 気持ちよく暮らせる環境は 誰にも出来っこないのです。自分で作っていくしかないわけです。好きなものと出会い、いろんな物に触れ、自分を知ること・・・それこそが 自分流の暮らしを作っていける 唯一の手段なのだと思うのです。

私には 幼いころの大切な記憶があります。遠足や運動会の朝、「どうか晴れていますように・・・」と願いながら カーテンを開けて、てるてる坊主の下がった窓から見た 今にも降り出しそうで、降らなさそうな 微妙な空模様を眺めたときの気持ち。お小遣いが無くて、店の窓から眺めただけのおもちゃやプラモデルのうずたかく積まれた景色・・・昔の窓ガラスから見た景色は ガラスがゆがんでいて 何やらゆらゆらとした景色でした。きっと、今の子供たちには 分からない景色なのだと思います。それが 裸電球でキラキラ輝いて・・・えもいわれぬ景色だったのです。

だから、こんな古い窓に何かを感じるのです。

Photo_2

インテリアに取り入れるには 少し工夫が必要です。それでも お部屋に居ながら いつか眺めた景色に出会えそうで・・・どう取り入れようか・・・考えるのも楽しくなってくるのです。

| | コメント (0)

暮らしの傍らに。

昔からお世話になっているお客様から 家具の製作のご依頼がありました。以前お作りした食器キャビネットに合わせて カウンターとして使いたいとのご依頼でした。

お客様が見えたときは カウンターに・・・普段は ミシン作業のテーブルとしてお使いになるそうです。こんな風に 飾り台としても・・・いろんな使い道が広がりそうです。

家具にとって いろんな使い道があることはとても重要です。既存の家具と合わせられるのも オリジナルならでは。暮らしに密着した普段使いの家具として 活躍してくれそうです。

久々の製作依頼だったので 少し緊張しながら・・・でも、お使いいただいていることを想像しながら 慎重に丁寧に作業にあたりました。

暮らしの傍らに 自分が思い描いたものがあること・・・やはり、ちょっと素敵です。

Photo

| | コメント (0)

ずっと続く幸せを・・・。

お店の立ち上げのときから、チョコホリックは うちにとって無くてはならない存在でした。古いものを扱うに当たり、雑貨屋として ただの懐かしいものを扱う店にはなりたくなかったからです。

古いものとの相性がよく、普段の生活の中で ずっと「可愛いな。」と思いながら付き合っていける雑貨・・・その役割を担ってくれていたのがチョコホリックだったのです。

生産終了の発表がされ、全国の店舗が徐々に閉鎖されていく中 チョコホリックに対する代わりの利かないその存在感を ただ大事に思い返す日々を送っています。

消費者側にたてば 待っていれば新しく紹介される可愛い雑貨を手にすることが出来たけれど、作り手の側に立ってみると それはもう大変な苦労があったに違いありません。ただ 安ければいい訳でもなく、一般受けすればいい訳でもなく、社会に対して 「可愛いものと暮らす文化」を育て続けるには とてつもないパワーが必要だったに違いなのです。そうやって走り続けてくれた チョコホリックも いよいよ最後の新商品のご紹介となりました。

お店を始めてから こんな日が来るとは思いもしませんでした。でも、チョコホリックの雑貨は 食べて一瞬で消えてしまうような幸福感みたいなものじゃなく、買ったはいいけど 後々どうでもいいものになってしまうような一時の幸福感でもなく、流行に乗るような優越感でもなく・・・手元にある限り ずっと続く幸せを与えてくれるものだと 私は思っています。新しい商品は 今後生み出されることは無いけれど 今まで作ってきてくれたものがある限り、幸せは 続きます。手に入れたことによる幸せではありません。子供と過ごした時間を思い出させてくれる存在・・・。仕事に向かう勇気を後押ししてくれた存在・・・。暮らしの中に 可愛く、やさしく、温かみを感じさせてくれた存在・・・。幸せと感じる時間を ふとした瞬間に思い出させてくれるもの・・・。私にとってのチョコホリックは そんな存在なのです。

ずっと続く幸せを 長い間どうもありがとう。ずっと大切にしていきますね。

Photo

追伸

10月11日(水)はお休みをいただきます。

| | コメント (2)

植物と暮らす。

春先に咲いたバラが 秋を向かえ2度目の花を咲かせてくれています。春は これから暖かくなるわくわくを知らせてくれますが 秋のバラは 綺麗に咲いてくれてはいるけれど どこか 寂しげで、儚げです。これも季節の移り変わり・・・自然の営みです。

部屋の中にも 植物は年中あります。中には 15年以上も元気に育っている観葉植物があります。最初は 小さな鉢に入った青々としたたただの草でしたが 今ではぐんぐん伸びるので 何度か切っていますが それはもう ある意味、立派な木に成長しています。

私は 一度もお世話したことがありません。すべて かみさんがお世話をしてくれています。気付けば こんなに長い間、枯れることなく生き生きとしているのは いつの間にか かみさんがお世話を続けてくれているからです。すごいことです。

うちの植物たちは いつも決まった場所にあり、インテリアと一体化しています。インテリアに似合う植物を配置しています。植物が好きで 集めるのとはちょっと違います。小物や雑貨を飾るように 植物があるのです。

古いジャンクな家具に 素朴な植物はとても似合います。今では そこにあることが当たり前になっています。もし、植物が無かったら・・・きっと 寂しく殺風景に感じることでしょう。

「植物をお部屋に置きたい。」そういう方も少なくないでしょうし、たくさんの方が 植物と暮らしていらっしゃいます。でも、私が思う植物との付き合い方は 植物中心ではいけないということです。インテリアの延長上にあるものとして 植物を取り入れることです。家具も大切、雑貨も大切、植物の役割も ともに暮らす上でとても大切なのです。

Photo

| | コメント (0)

« 2017年9月 | トップページ