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愉快なテーブル。

11周年のイベントも残り一週間となりました。記念のプレートも残り少なく、いつもお世話になっているお客様への 感謝の気持ちをお伝えできたことを本当にうれしく思います。

ここ数日、仕入れに奔走し 面白いものと色々出会えました。食器好きなので どうしてもテーブルに関連したものが 目に入ってしまいます。それは 普通の感覚とは少しかけ離れている・・・と そんな風にも思ってしまいますが こんなに面白いものが 生まれた時代を想像するだけで 好奇心は こちょこちょとくすぐられるのです。

世の中には 可愛いものや素敵なものが それは 過多というぐらいあふれています。でも、そのほとんどは 大量消費を見越して作られたもの。私自身は そういうものに興味を引かれることはありません。でも、中には 作り手の意思や意図が感じられて 「あ~愉快!」と思えて いいものも存在します。現代では そういうものは少ないと感じるのですが ちょっと時代をさかのぼることで 面白い?いや 実に愉快なものと出会えてしまうのです。時代ごとに 考え方の違いが在るゆえのことです。

私、娘が 小さいころから 読んだ本や映画を どんなものだったか教えてと問いかけてきました。期待したのは どんなお話で、何を思ったのかを聞くためで、何に視点を当てて どんなことに惹かれるのかを知りたかったわけです。「面白かった。」と一言で 済んでしまうのは それまでの作品だったと知るだけで、それほど心動くものではなかったのだろう・・・。と解釈しています。それでも、自分が好きなものを 相手にも知って欲しいと思えるものは きっと、その良さを知ってもらうために あらゆる言葉や感性を駆使して、何を感じたかを伝えることが出来るに違いないと思うのです。

私自身も 感想を聞かれるのは苦手でした。あらすじを追うのが精一杯・・・でも それではいけないと思い、自分の思いを伝えるすべを探し続けています。様々な 心動かすものと出会い、その都度 心にとどめていく・・・そういう繰り返しが 自分を作っていくことになると思っているのです。

いつか、大人になる娘と お酒でも飲みながら、好きな本や映画や音楽の話で 囲むテーブルは きっと愉快なものになるに違いありません。会社での愚痴や世間話で 囲むテーブルにはなりたくないのです。

だから、そんな気分を守り立ててくれる食器や テーブルを演出してくれる雑貨は とても大切だと考えます。そのテーブルゆえの 愉快な話題というわけです。

考えてみれば、“愉快”という言葉自体 会話では一切使うことなどありません。おもしろく、心が浮き立つこと。それが 愉快の意味。心が浮き立つような おもしろいテーブルを囲んでの食事。それには 興味深い話が必要なのです。

Photo

ガラスケースに並んだ 古い食器たち・・・オールドパイレックスのデイジー柄のキャセロールにメインのおつまみをカスタードカップに取り分けて、花柄のグラスに好みのお酒を・・・ファイヤーキングのフレンチキャセロールには ちょっとつまめる野菜が盛られ、ドレッシングとマヨネーズの入ったきのこのポットで 好きに味付け。さっぱり食べたい人は塩でいきたいね~。という声に応えて登場するのがたこの形のスパイスボトルという訳。実に 愉快なテーブルで、実に愉快な会話が楽しめそうです。 

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