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これからの人に。

私がインテリアに興味を抱き始めたのは 20代の前半・・・古いおもちゃを集め始めて、それが ある程度の数になり、ある場所で 古いおもちゃをインテリアの一部として 綺麗にショーケースに並べて飾っているのを見かけた時からです。

そこは 古い建物で、インテリアも古いものしか置いていないカフェでした。木枠のショーケースにずらっと並べられたブリキのおもちゃが 電球の明かりに照らされて・・・それは 素敵な光景でした。興味の中心は そのおもちゃでしたが 自分も どうせ家で飾るなら、こんな風に飾りたい・・・そう思ったことをきっかけに 古い家具を探し歩く日々が始まったのです。

もし、若い頃に おもちゃを集めていなかったら・・・きっと お店も始めていませんし、違った暮らし方をしていたはずです。それが いいだけ家財道具の揃った後でのことだったら・・・生き方すら 変わっていたのかもしれません。

現在、うちには その頃のものが 残っていて、ある意味 その家具にあうようなものでインテリアは出来上がっています。どんな 流行が起ころうと 好きなものを持ち続けて 今の暮らしがあるのです。若い頃に 出会えてよかった。本当にそう思います。

気付けば ようやく春の足音が遠くのほうに かすかに聞こえてくる時期になりました。春は 旅立ちの時期。一人暮らしをはじめる季節でもあります。もし、若い人が インテリアを想像するとき・・・古いものに惹かれるという 一風変わった考えの持ち主であった場合、こういう家具が お勧めだったりします。

Photo

ちょっと渋いのですが 古い家具ならではの味わいを実感できるテーブルと飾り棚です。シンガーの網脚に フラットな天板を乗せ、引き出しなどのアクセサリーもそのまま活かしました。本棚は 木彫りのお花の装飾に可愛さがあり、決して地味なタイプではありません。使えば使うほどに その味わいを増していくことでしょう。

始まりがこういう家具であれば その暮らしぶりも、使う調度品も その家具の持つ雰囲気がきっかけとなり、行く末の暮らしぶりが 見えてきそうな気がします。こんなインテリアで暮らす自分・・・そんなワクワクする夢が実現できそうな気がするのです。

最初の独立は 何も無いところからのスタートだから 不自由でなければなんでもいいか・・・と思いがちですが そうしてしまって後悔していらっしゃる方も 多いはずです。お店に来る人に 「こんな暮らしがしたいな~」って 何度言われたかわからないくらい繰り返し言われます。「置くところが無い。」「うちの雰囲気に合わない。」そんな 理由で断念される方が とても多いのです。

そんな方には お勧めはしません。思い付きで手に入れたものほど 飽きる場合が多いからです。古いものに 本当の価値を見出し、これからでも 先の暮らしぶりを夢見ることが出来るなら、何も無いところからはじめる若い人であろうが すでに暮らしぶりが決まっている人であろうが、これからの人にかわりはありません。

「古いものに囲まれた暮らしをしてみたい。」そう思っている方にとって、いいきっかけとなる素敵な家具だと思うのです。

追伸  2月7日(水)は 月に一度のお休みを頂きます。

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