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面白いです。

古いお宅の買取の中に 古いブックスタンドがありました。そのうち時間のあるときにリメイクでもしようと ほったらかしになっていたのです。ふとした時に その存在を思い出し 引っ張り出して どうリメイクしようか・・・とまじまじと眺めていました。

ずいぶんと埃をかぶっていたので 綺麗に磨いて 不具合を直し、よく見ていると あることに気付きました。引き出しの正面の板が アーチ状に綺麗にカーブしていたのです。緩やかなので ぱっと見には分かりませんでしたが なんとも不思議な・・・と思ったのです。

で、さらに注意してみてみると 本を立てる底板が そのカーブに合わせて反っているではないですか。引き出しの正面の板が アーチ状にカットされていたのは わざわざだったと気付いたのです。木は 乾燥などにより自然にゆがんだりすることは 良くあることです。旧い家具の 立て付けが悪かったり、扉のしまりが悪くなるのは そのせいだったりします。でも これは 最初から曲がった板を基本に 作るところから始まったのだと気付いたのです。しかも、引き出しは とても浅く あまり見かけないデザイン。それに 仕切り板や上部の細かい切り込みの飾りも しっかり手が掛けてあり素敵です。底板が 曲がっていることで 中二枚の仕切り板の長さも違うはずなのですが 収まりもきちんとしていて、はめ込み部分もしっかり有っています。よくよく 綺麗にしてあげたことで そういう細かい部分がくっきりと見えてきました。

この時代の家具は 一つ一つ手作業で作られています。にもかかわらず、曲がった木を使うなんてことは あるわけもないと思い込んでいましたから とても感心したのです。普通使いません曲がった板なんか。でも、これを作った人は その曲がった木を全体のデザインとして取り入れ 細部にまで装飾を施し、曲がった木に合わせて 引き出しにもカーブを施し全体のデザインをイメージしたのです。すごい事だと思いませんか?普通の考え方では 出来ないものなのです。

誰が作ったものなのか知る由もないのですが 昔の人はすごいなぁ・・・とほとほと感心するばかりの出来なのです。勿論、大量に作られたものでもなく たった一つだけ作られたものであることは 自然に曲がった板を使っていることからも明白です。面白い!古い物は本当に面白いです。

Photo

ブックスタンド以外にも 実に面白いものが写っています。お分かりになりますか?

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