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奥底の記憶。

私が子供の頃の懐かしいものが入荷しています。
こういうものを手にして、ぼんやり眺めていると 幼心に感じた想いが ぽつぽつと浮かんできます。とても懐かしく それは 暖かいものなのです。

小学校に入りたての頃、転校生がやってきました。田舎の小さい町だったので みんな顔なじみだったクラスには ちょっとしたサプライズでありました。草原の爽やかな風・・・のような名前で その町にはいないタイプの 背が高く、清楚な雰囲気をまとった 少し大人びた感じのする女の子でした。笑顔も爽やかで おしとやか・・・都会育ちの品のよさも持ち合わせた 近寄りがたい存在でした。

席替えで たまたま隣になったときには 普段より大げさに振舞ったりして・・・誰が見ても変な態度だったに違いないと、恥ずかしかったことだけを 今でも思い出したり出来るほどです。一年生でしたから 好きとか そんな感情ではなかったのですが 今まで出会ったことの無い女の子だったので、テレビや物語の主人公みたいに架空の存在が 目の前に現れて 慌てふためくお調子者になっていたのではないかと 今にして思うのです。

その後の その女の子のことを思い出すことはできません。おそらく 急な転校で いなくなってしまった気がします。ふわっと現れて、ふわっとどこかへ行ってしまい 夢でも見たような気にもなりますが 確かに 少しの間、同じ教室で 同じ時を過ごしたことに間違いはないのです。

こういう懐かしいものに触れるとき、奥底に眠っていた遠い記憶が ふと蘇ります。懐かしいものは どうやら ずっと忘れていた遠い記憶を呼び起こしてくれる 素敵なスイッチに違いないと私は思うのです。

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