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2019年3月

ひまわり。

私が子供の頃、明るく、ほがらかな女の子のことを まるで ひまわりのようだと例えられました。流行歌にもありましたし、洋服や身の周りの小物にも 多く用いられたモチーフだったので、ひまわりは 周りを明るくする存在の象徴みたいに感じられたものでした。

中原淳一氏が創刊した「それいゆ」はフランス語で ひまわりの意味。太陽の子。大地に強く根を張って みどりの葉をしげらせ、大きな花を真夏の太陽に向かって咲き続けるたくましい花・・・と巻末にも記され、ひまわりのような女の子になってほしいと願いを込めて作られた雑誌だったのです。

いつの間にか時は過ぎ、桜の歌は数多く作られていますが ひまわりの歌は 一向に見かけなくなりました。すっくと太陽に向かって大地に立つというイメージは もう古いということなのでしょう。今でも ほがらかで、元気な笑顔はじける女の子をみると 屈託が無く素敵だな・・・と思うのだけど、そういう子は少数派ということなのでしょうか。確かに、周りを元気に 明るくしてくれるような存在は 滅多にいません。でも、昔は そんな存在に憧れて自分磨きをする子がたくさんいたように思うのです。みんなにではなく、あなたのためにひまわりのようになりたい・・・と言う歌が脳裏に浮かんできます。

無理して明るくしようとか、元気でいようとか そういうのはやはり疲れてしまいます。でも、見るものや 聞くものに感動し、自然と浮かぶ笑顔や 目の輝きは 作ろうとして出来るものではありません。自然体で キラキラ出来る人は やはり魅力的で 人を惹きつけます。誰しもが そうなりたいと願っているような気がします。ひまわりという花を忘れずにいたいと思うのです。

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花に似て。

春が来た!と思ったら積もるくらい雪が降りました。でも、まだ3月。本来の北海道の春に 雪解の早さがもたらした 気まぐれだったのかもしれません。この先は 温かさも戻り、いよいよ春の到来となりそうです。

花の季節はもう少し先ですが 長い冬を終えて、草木たちが芽吹き始める季節が大好きです。春生まれということもありますが いろんな意味で新鮮に感じる季節だからです。卒業があり、入学があり、新生活があり、新年度の始まりがあり・・・人生の節目を感じることは この年になって必要だと思うようになったのです。年を取るということは いろんなことに思いを馳せること・・・そういう風に人生って出来てるのかもしれません。

お店には 花咲く野原をイメージさせるような 花模様のたくさんのグラスが揃いました。そして、大好きな古い柱時計も揃い始めています。

先日ご紹介した 小ぶりな柱時計と比べても更に小さなサイズです。精工舎製で あまり見かけないデザインです。渦巻き状の鐘で 少し高めの音でボーンボーンと鳴ります。小さいので圧迫感もなく リビングというよりは書斎向き。振り子も短いので周期が早く カチコチ音が短く感じます。精一杯進もうと頑張っているようで なんだか可愛く感じます。調整をしたら しっかり動き始めてくれました。大事に使えば この先何十年も動き続けてくれることでしょう。

ただし、ねじを巻かなければ動いてはくれず、時間調整や打刻修正など 構造を理解して、丁寧に手をかけてあげなければなりません。時に 面倒だと感じることもあるでしょう。でも、それは 花を育てることと似ています。ほったらかしでも花は咲きますが 手をかけなければ荒れてきます。人は何故、花を植えるのでしょう。見栄えのため・・・そうではないはずです。自ら手入れし、自らが愛でるため。それに応えてくれるから愛情がわくのです。柱時計も同じこと。選んだ人の暮らしのBGMとなり ともすればゆっくりとした時間を与えてくれます。手をかけてあげることで その時間を与えてくれるのです。

花を愛で、古いものを愛でる暮らしには 手をかけることを惜しまない気持ちが必要なのだと思うのです。
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テーブルの花。

子供の頃、テレビドラマを見ていると 食事の場面で 花がテーブルに置かれていたのをよく目にしました。新婚夫婦のドラマでは 特によく見た光景でした。新婚生活の 甘い暮らしを表現した小道具だったのかもしれませんが 奥さんの手料理に花を添えて・・・という夫への気持ちの表れを 見ているほうも感じて、まねをする家庭も多かったのではないでしょうか。そういう時代・・・と言ってしまえば、過去の文化になってしまいますが 今だって、これからだって そういうことを大切にすることを忘れたくはないと思います。


でも、実践するには 難しい時代だと言わざるを得ません。仕事をし、家事をする中で 出来ることは限られますから。


そんな甘いドラマが放映されていた当時の食器を見ていて思うのは、選んでくれた人の暮らしに 華を添えたいというメーカーの想いが詰まっている気がしてなりません。仕事も子育ても 夢に向かって頑張るという気概に溢れた時代が 生み出したものに違いないと思うのです。


食事は明日への活力。でも、ただ食べさせるだけじゃなく 見た目にも華やかに。そんな風に食卓を演出してきた多くの家庭が 日本の経済を支え、豊かな暮らしへと日本を導いてくれたような気がするのです。時代も変わり、現状では そんな豊かさは感じられませんが 良かった時代の夢見る気持ちだけは 忘れずにいられる気がします。


テーブルに花は無いけれど、華やかな食器で 毎日を生きることが出来るのですから。


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ヒント探し。

雑貨屋には いろんな人がやってきます。中には いったい何をしに・・・と感じる方も少なくありません。色んな雑貨店があるので 趣味が合わないと感じられることも当然です。むしろ、普通の感覚では ご理解いただけない店だ。との自覚はあるので 仕方の無いことです。色んな趣味があって当然。雑貨に興味の無い人がいて当然なのです。

でも、雑貨の無い暮らしは絶対にありえません。それぞれの方が 趣味に合うお店と出会ってくれるように願ってやみません。

私は 昔から雑貨好きなので、好みのお店には 足しげく通いました。でも、何か目的を持ってという通い方は あまりしたことがありません。今日は 何と出会えるんだろう。というワクワク感があるだけでした。勿論、欲しいものがあれば それに越したことは無いわけですが たとえ目的のものが無くっても 必ず ワクワクするものを見つけることが出来たのです。

普段の暮らしの中には 自分が楽しむためのヒントがたくさん転がっています。何か足りない・・・こういうものがあればもっと・・・そう思える一つ一つの事柄が お店の中を探索する中で 見つかるからです。

今の世の中、ものを持たないという人が 多くなっています。必要最低限のもので 満足出来るにしても きっと自分の好みが反映されているはずですから それはそれでいいと思います。でも、私には そういう暮らしは出来ません。必要なものが 一つ一つ吟味され、一つ一つ増えていくばかりで 一向に減ることなどありません。これからも そういう暮らしになりそうです。私の場合は それが暮らす喜びなんですから。

お店には 様々なものが並んでいます。2周り位していただくと 色んなものが目に写ってくるものです。きっと、暮らしの中で 感じた何かに結びつきそうなものとばったり出会えるかもしれません。普段から 思うこと。きっとそれが 暮らしを楽しく、豊かにしてくれることにつながっていくのではないでしょうか。

今、私のお気に入りは パイプ脚の椅子をリメイクした簡易的な椅子です。軽くどこへでも運べて、ちょこんと座れます。ベースに合わせて 色を選び、チェックに塗装します。カジュアルがイメージですから デニムにTシャツが似合います。普段の暮らしに ぴったりだと思うのです。

普段着で座っても可愛い椅子はないかしら・・・そんな風に思う方は 居ないと思いますが 楽しい!と感じていただける方は いらっしゃるはずです。

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何気に楽しむ。

雑貨は日常を楽しくしてくれるものです。どこかへ出かけて、非日常を体験することも すごく大事ですが なにも特別なことをしなくても 楽しめることがきっとたくさんあるのです。

普段の暮らしを 少しだけ刺激的に過ごしている方なら、大型連休に出かけることも、きっともっと有意義に感じられることでしょう。渋滞だって、混雑だって、その人なりに楽しむ方法を創造して 結果的に ただ疲れたと思うような過ごし方はしないはずです。そう、普段から楽しむことを実践している人は 周りから見ている人が 生き生きとしていると感じるものなんだと思うんです。楽しみを見つけられる人は 自分が何を求めているか知っている。そういう人なんだと思うのです。

雑貨は そんな日常に、楽しみや喜びを感じさせてくれる道具だと思います。少しだけこだわって 自分の暮らし方を見つけられたら・・・毎日を なにげに楽しむことが きっとできるでしょう。テレビや映画に楽しませてもらうばかりじゃなく、自ら楽しむことが出来たら・・・そんなに素敵なことはないと思うのです。

毎日の食事を贅沢で楽しむのではなく、普段通りでも楽しむには やはり食器が大切です。彩や 組み合わせで、食卓を華やかに。ちゃちゃっとというわけにはいかないけれど、何を作るかではなくて・・・料理に合わせた食器を選んで、時に食器からインスピレーションを得て・・・なにやらいろんなヒントを探して 好奇心もむずむずとしてきそうな気がします。

そんな毎日は面倒。でも、楽しいと感じることは もともと面倒なものです。そこに喜びがあり、周りの人が 生き生きしてると感じるものなのです。

出来上がった料理がワゴンで運ばれてきます。ここは レストラン?作る人も食べる人も なにげに楽しそうな景色が目に浮かぶようです。

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春を探しに。

1980年代 飲み物を買うと ノベルティーグラスがもらえるキャンペーンが流行しました。各社こぞって販促品を作っていたのです。

ジュースには 当時の人気キャラクターのグラスが、お酒やビールには その商品の持つイメージをデザインしたものが多く作られました。各社のセンスがうかがえて 面白いものだと感じます。ノベルティーとはいっても ある程度まとめ買いしないともらえないので 実際には もらってくる機会もありませんでした。キャンペーンですから 商品が売れることが条件ですが 見返りだとしても 当時は 安っぽいものを用意するなんてことは ありませんでした。日本製のグラスを使い、ともすれば オリジナルのグラスを作って それにプリントするというところまで、手の込んだノベルティーを準備するという 熱の入れようだったのです。

今も昔も、選ぶキャラクターはとても大事でした。でも、昔と今の違いは とても面白いと感じます。現代は 誰もが好むキャラクター物が中心です。ディズニーは勿論、スヌーピーやキティちゃんは定番です。それに比べ 昔は ちょっと変わったキャラクター物が多かった気がします。人気漫画の主人公や ほんとに人気だったの?と今にしてみれば、良くこのキャラクターを選んだものだ・・・と思わせるものが見つかるからです。正直、そこに時代を感じて 楽しめるのですから、そうもの作りをしてくれてありがとう!と当時の企画した人に感謝を伝えたい気分です。真正直すぎず、ちょっとした遊びがある・・・そんな時代のものに惹かれるのは 懐かしいキャラクターだけのおかげだけではないのです。

ほとんど見かけないキャラクターのグラスを集めてみました。中には ガンダムやE・Tのグラスまで・・・映画の公開や放送開始に合わせて・・・話題になることを見越した 少しギャンブル的なものも感じます。果たして、このノベルティーで 商品は売れたのでしょうか・・・。

それでも、すごいのは 現代でも人気のあるキャラクターで長いこと愛され続けているという点では 先見の銘があったのだといわざるを得ない気がするのです。私には 少し新しすぎますが 80年代に子供だった方には 懐かしいことと思います。数があるものは 少しお安めになっています。お子さん用に・・・いやいや自分用にという方、是非見にいらしてください。

明日、6日(水)はお休みをいただきます。めっきり暖かくなってきたので 春を探しに出かけようと思います。

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