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憧れが詰まってる。

昭和30年代の初め頃、少女向けに 小さなポーズ人形がたくさん作られました。ケースに入ったフランス人形や大きなポーズ人形が作られた 少し前のことでした。まだまだ 庶民が貧しかった時代だったけれど 外国の文化が広く紹介され、可愛い洋服に 多くの少女たちが夢と憧れを抱いていた頃のことでした。

小さな鏡台に向かい 髪をとかし、身だしなみを整えるその傍らに 小さなポーズ人形が飾られていたのです。時に ちょっと大人な大き目リボンのついたワンピースで デパートに出かける日を夢見て・・・白鳥の湖を演じるプリマドンナに憧れて・・・少女たちの憧れを後押ししてくれていたのです。

今見ると 実際には決して可愛いとは言いにくいですし、端切れで作られたような洋服を着ています。のちに出てくる フランス人形のような高級感はありませんが 少女が夢見るには十分な出来栄えです。「どう?似合うかしら。」と自信たっぷりなポーズが どこか夢見る少女らしく、微笑ましく・・・可愛いと思うのです。

現代のように ものがあふれた時代には考えられないかもしれないけれど、物はあれど おいそれと手にできなかった時代には こんな小さな人形が 憧れを育むことに一役買っていたのです。

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