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2020年1月

オーダー家具。

パスティーユをオープンした後、お客様からの注文を受けて オリジナルの家具を作り始めました。オリジナル家具といっても 最初は小さな壁掛けの棚からのスタートでした。それもそのはず、木工作業の経験も無く ずぶの素人だったからです。だから オリジナル家具を作ることは おおっぴらに出来ず 店頭の小さな看板で お知らせする程度のものでした。

それでも お客様と話しているうちに 空きスペースにぴったり収まるような家具を見つけることが難しいので 作って欲しいというご依頼を受けることが増えてきました。それにしても、受けられる仕事も 何でも出来ます!とは言えず お断りするケースも多々ありました。なにせ、素人に毛が生えたようなものでしたから。今でも、ちょっと器用な素人だと思いながら、それでもよければと 必ずお話します。少しは 上手くなっている気にはなっていても 本業の人が作るものと比べれば 一目瞭然のものしか出来ないのですから・・・。

なので、オーダー家具とはいってもいっぱしのお値段を頂くことはできません。材料費に 幾日かの最低賃金の作業代を頂くくらい。ただ、素人ゆえに 量販店で見かける家具のように いつか飽きられ 捨てることも惜しくないようなものにはしたくなくて、古い家具の作り方を参考に 長く、暮らしの中で 無くてはならないものとしていただけるように 慎重に 精一杯、一台一台を作ってきました。

気がつけば 色んな家具を作らせていただきました。お店にある 什器代わりの棚を見つけて ご注文を頂いたり、それをご覧になった ご友人の方からご注文を頂いたり、小さな看板を見つけて 探しているけどどこにも無い家具があるので 作って欲しい・・・など、たくさんのオリジナル家具を作らせていただきました。そのどれもに わざわざ作る理由や目的があり 二つとして同じものはありません。まさに その方だけの たった一つの家具なのです。

暮らしの中には 「このスペースがこうだったらな・・・」と思い描くことが きっとあるはずです。決して、大きな家具だけではなく 小さな棚や箱があるだけで 自分のイメージを形にすることが出来ます。その お手伝いをすることが最初の目標でしたので これからも 素人なりに精一杯 応えていけたらな・・・と思っています。もし、なにか イメージをお持ちでしたら 遠慮なく、お声がけしてください。見積もりの上、ご納得いただいてからの作業となります。簡単なイラストと寸法をお知らせいただければ結構です。お気軽に いつでもどうぞ。

久々に、製作のご注文を頂いたのは 実は 私の幼馴染。お仕事柄 クリエイトな感性の持ち主です。ある意味、本業に近い方なので 緊張感を持って作業にあたりました。しかも、出来上がりイメージが ちょっと複雑・・・。形にするだけではなく 家具としてのイメージも大切なので 細部までどうするか悩みながら図面を引きました。でも、複雑ゆえ 頭の中で組み立てることが出来なくて・・・どんなデザインにするかに時間がかかってしまいました。OKが出たので あとは作業しながら 問題をクリアーしていくのみ。材料を切り出していく中では どんな出来上がりになるかわかりませんでした。組み上げていく中で ようやく見えてきます。はたして、気に入ってくれるだろうか・・・とにかく 慎重に作業するだけ・・・。そうして出来上がったのが この家具です。

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写真では ハイチェアを置いていますが、玄関に置くカウンターとして。そして、一番の大切な目的。家族である猫のトイレを置くためのスペースを確保すること。来客があっても 猫のトイレを直接見られないように壁を設けました。小さな引き出しには 印鑑や鍵を仕舞って。

猫ちゃんたちも新しい家具に興味津々の写真も見られて ほんとに良かったなぁと やっと安心することが出来ました。あとは そこにあることは当たり前になるとしても 作ってよかったなと いつまでも使い続けてくださることを願うのみ。ぶつけてへこんでも、猫ちゃんに爪を立てられても それが味となるように、気にせず使って欲しいと思います。

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デザインの時代。

スマートフォンが普及して まだ数年しかたっていないのに もの凄い勢いで 技術革新が進んでいるようです。暮らしがどんどん便利になることは とてもいいことです。でも、近い将来 人間がやるべきことがなくなってしまうのではないかと 単純に考えてしまいます。けしてそんなことは無いのですが “便利”ということに 意識が向きすぎてしまうことには 疑問があります。大多数の人が求めていることと、多くの企業が そこに活路を見出すことで成長するという目標に向かっている以上、これからの暮らしは きっと一変していくことでしょう。

かつてもそうでした。特に日本は 今までに無い新しいものを生み出してきたことで 発展してきました。その繰り返しがなければ 今の便利な暮らしは無いし、これからの経済活動にも大きな影響をきたすことでしょう。だから どんどん新しい技術は生み出され続け 人の暮らしは変わっていきます。でも、新しいものを生み出すほうは大変です。常に 新しくなければならないのですから・・・。

ただ、ある程度 煮詰まった感のあるときは ふと立ち止まることも大事かと思うのです。技術的に立ち止らざるを得ないときは 人の多様性や感性に訴える時が来るべきだと思います。例えば・・・白物家電しかなかった時代の後に 花柄のプリントがされた家電が大流行し、カラーテレビの普及とともに 家庭にはカラフルなものが溢れる時代が来ました。技術的には 同じでもデザインに特徴を持たせることで 暮らしは一変しました。それとともに住宅事情も変わり 暮らしは少しずつ豊かになっていきました。そんなスピード感で 私は充分だと思います。次々と新しいものを生み出さなければ生きていけないようでは いつか頭打ちしてしまいかねません。そんな想像を超えて進んでいくようであればいいのですけれど・・・。

だから、同時に大切にして欲しいことは デザインも多様であるべきです。誰しもが嫌わないデザインに固執するのではなく、もっと個人に向けたデザインがあってもいいのです。でも、それも大変です。時代を読み、人に受け入れられるデザインを生み出すことは もしかすると技術革新より もっと大変なことだからです。

だからといって 技術革新だけが取りざたされる時代では もったいない。時代を彩るデザインが生まれることをこいねがいたいと思います。

1970年代まさに デザインが様々なものを彩る時代でした。大阪万博の太陽の塔は 芸術におけるデザインの面白さを実感させてくれて 未来像までも想像させてくれました。家電や身近な食器類にさえデザインが施され 豊かさを実感することが出来たのです。その見本となったのが 外国からの輸入品だったのではないかと想像できます。その外国の暮らしを将来の日本の暮らしと思い描き、様々なものが生み出されたのではないでしょうか。

その輸入品の代表格 アンカーホッキングのリフレッシュメントセットが入荷しましたので ご紹介します。箱入りのデットストックです。

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さすがアメリカの食器。大振りなピッチャーは 日本にはないサイズ。アンバーのガラスに色とりどりのストライプが施され、シンプルながら ミッドセンチュリーのデザインに通じるものがあります。どんなインテリアにも似合います。というものではありません。やはり デザインを意識した住宅と家具のあるお部屋に似合います。現代では なかなか生み出されるデザインではないでしょう。

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「あ~これは便利!」というものだけにとらわれず、気持ちの見えない部分に訴えかけてくる こういうものがたくさん生み出される・・・そんなデザインの時代もやって来ることを願ってやまないのです。

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不可思議な心情。

うちには CDよりもレコードのほうがたくさんあります。ジャズをはじめ ポップス、ロック、洋楽、懐メロ、懐かしのヒーロー番組やアニメの主題歌・・・心にぐっと来るものを集めているうちに こうなってしまったのです。

「たまに レコードでも聴こうか。」とシングルを数枚抜き出してみると 70~80年代の歌謡曲ばかりでした。しかも女性が歌っているものばかり。「南沙織の17才」、「桜田淳子の17の夏」、「平山三紀の真夏の出来事」、「丸山圭子のどうぞこのまま」。ランダムに引き抜いた中に 夏の曲が3曲。17才をテーマにした曲が2枚・・・なんだか 好みが現れているようで ちょっと恥ずかしい・・・でも、針を落とすと ウキウキするものだから、レコード鑑賞はやめられません。

17才をテーマにした2曲は 初々しさと 若さゆえのちょっとした危なっかしさを感じて、後の2曲はお別れを意識し始めて・・・と言う曲です。どちらも 女性の心情を歌った曲ですが 男の私の心情にぐっと来るのです。思い返してみれば 男性が歌う曲はあまり無く、ほとんどが女性が歌ったものばかりです。アイドル好きだったわけでもなく、好みのタイプの女性というわけでもないのに その曲が好きなのです。なぜか、女性の心情を歌った歌詞のほうが好きなようです。そのグッと来る具体的な理由はわかりません。でも、共通なのは 切なさを感じるってことじゃないかと思います。刹那は切なさに通じるみたいな・・・。永遠とかじゃないんです。細かく書くと 長くなりそうなので この辺で・・・

だから、お店にも切なさを覚えるものがあるのです。特に大事に感じているものです。

その代表は オルゴール。曲を聴くだけで 幼かった頃の記憶が蘇り、グッと来ます。バレリーナがぐるぐる回って 見ていても飽きることなく・・・。

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70年代のファンシーグッズも同様に・・・無垢の愛が表現されているようで・・・いつまでもその純真さを忘れないように・・・といいながら、永遠など・・・と思う自分がいる。不可思議な心模様を反映しているようで・・・男なのに こういうものに惹かれる自分がいる。悪くないと思うのです。

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土曜ですがお休みを。

時が経つのは早いもの・・・あっという間にお正月休みも過ぎ、すでに通常モードです。このままだと オリンピックもすぐ始まって すぐに終わってしまいそうな気になってきます。いつから こんな感覚になったんだろう・・・

時の流れが速いといえば ついこの間入学したばかりの娘の大学生活もあと一年となってしまいました。つまり、就活の時期を迎えるのです。まだまだ子供と思っていたら 二十歳を過ぎて 自身の就職を考える時期になってしまったなんて・・・問題も起こさず、つつがなく毎日を送らせてくれたおかげで 気がつけばもうそんな時期か・・・と思わせてくれたんだなと思い知るこのごろです。

そんな時期を向かえ 娘によると どうやら明日、頑張ってきたサークル活動の節目を迎えるようなのです。ジャズ研に所属し この3年間、あちこちでライブ活動などしてきました。自身がリーダーとなって行うライブが いよいよ最後となるそうなのです。今まで 学祭でのライブを一度だけ見に行きましたが 私は私で色々と忙しく、ほとんど見に行くことはありませんでした。ジャズ好きなんですが・・・。でも、最後ということで かみさんといっしょに聞きにいこうと思うのです。明日は 土曜日で 本来のお休みに当てる曜日ではありませんが お休みを頂こうと思います。

あっという間に過ぎ行く日々の中にも しっかりと思い出を刻んでこようと思います。急で申し訳ありませんが ご了承くださいませ。

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今年もいい出会いを。

昨日、初売りを迎え 今年もスタートしました。雪の降らないお正月・・・と思っていたら ついに深々と降り続け はねてもはねてもエンドレス状態・・・この日曜が お正月休みの終わりとなりそうなので お店は陸の孤島・・・家でゆっくりという方がほとんどですもんね。今日は 雪はねに来たと思って のんびりやろうと思います。

うちは 家族で一緒に過ごすお休みは お正月くらいしかないので 家でまったりします。今年は 面白いドラマの再放送が何本もありましたので すごく楽しめました。一挙放送はほんとうれしいです。でも、そればっかりじゃ お正月らしくないと思い 子供のころを思い出し、懐かしのプラモデル作りをすることにしました。お年玉を握りしめ 近所のおもちゃ屋で 何がいいかな・・・と品定めして ワクワクして作った記憶が蘇ってきたからです。

とは言っても、昔は 数百円で買えたプラモデルは 今となってはマニア価格・・・とてもじゃないけど手軽に買えるものじゃ無くなっていて 当時のものだと 作って楽しむなんてことが出来ないくらいの値段です。だから 普段 復刻版のお手頃価格のものに出会ったときに 買いだめしておくのがお正月休みに向けた準備となっています。今年も 作ろうかな~と買っておいたプラモデルを引っ張り出してきて 作り始めました。

昔のプラモデルは 今の本物に近いフォルムと違い、バランスが悪く モデルとなるヒーローや乗り物とは似ても似つかない出来上がりです。子供のころは 作る楽しさと形になる喜びがあったのでそれでも良かったのですが 当然のことながら おじさんになった今は 子供のころの楽しみ方となんか違う・・・と感じてしまいました。

昔のプラモデルは 不格好であろうがなかろうが ゼンマイやモーターが付いていて 歩いたり走ったりしたものです。ところが 復刻版は そのゼンマイやモーターが省かれ ディスプレーするだけのものが多いのです。せっかく 昔の金型を利用して作られてはいても 歩かせたり、走らせたりする喜びが無い・・・そこが残念。すごい人は 他の部品を利用して歩かせたり 走らせたりする人もいるけれど 自分には無理。作っては見たものの 何か物足りなさを感じたのは そういう理由でした。

また言ってしまいそうですが・・・やはり 昔は良かった。お小遣いで ワクワクできることがたくさんあったのですから。

さあ、今年も いい出会いを求めて頑張らばらなくては!その合間を縫って ゼンマイやモーターが付いた来年用のプラモデルも見つけなくちゃ!いやいやプラモデルは あくまでもおまけ的に・・・どんな素敵なものに出会えるやら・・・楽しみです。今年もよろしくお願いします。

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