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2024年9月

休日。見つけられるもの。

まだ勤めていた若い頃、休みの前の日は ワクワクを胸に 眠りにつきました。この狭いワンルームを少しでも 自分らしい空間にしたいと願いつつ、趣味である古いおもちゃを探しながら その雰囲気を生かす家具や雑貨を捜し歩く楽しみに 胸踊らせていたからです。「明日は どんな素敵なものに出会えるんだろう・・・」そう思いながらの 休みの前日はとても楽しかったのです。

勿論、闇雲に歩くわけじゃなく 好きなお店がありましたから そこを目掛けて出かけるのですが 食事をとる場所もメニューも決まっており、充実したお休みが過ごせることが 喜びだったのです。思案して手に入れたおもちゃを袋から出し、雑貨もテーブルに並べ どうやって使おうか、どこに飾ろうか考えながら頬張るスパイシーなスープパスタと昼間からのビールは そのコースの定番となり、大満足で家路につくのです。

特に 欲しいものを探し歩くわけじゃなく、心躍るものに出会うために歩くわけです。それは 普段の暮らしの中での気付きや、映画や雑誌の情報を気に留めて置くことで 具体化していきます。そういう普段からの想いが 素敵なものに出会わせてくれるのです。

話題の素敵なカフェに出かけて、当たり前に満足させてもらうことは 所詮、人から与えられるもの。自らが本当に欲しているものは 自分自身にしかわかりません。だから、これからの先の暮らしを思い描くのです。そうしながら せっかくの休日を心から楽しめるように、素敵なものを見つけられる自分になることが大事だと思うのです。そうやって手にできたものがずっとそばにあり続けるものになるのです。

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かなわない。

古い小ぶりな机と出合いました。足のデザインが素敵で、細部の作りがとても装飾的で かっこいい。昔の家具職人さんの小技か効いた 素敵な机です。元は オイルステインの木目を生かした塗装でしたが 白くペイントされていました。私がリメイクしたものではありません。

正直、この塗装は私にはできません。こってりとした厚塗りで 時間が経過して 所々がガリっと剝がれています。そうどこかで、こういう塗り方を見たことが・・・と思いつくのが 医療棚は初めから白く塗装されていますが その塗り方と同じ感覚なのです。こってり厚塗りの感じ。で、使い続けることでできる傷、塗装の剝げが そのものの歴史を感じさせてくれます。私のリメイクは 塗りたてを古く見せるだけのものですから 時間の経過は感じることはできません。やはり、長く使われ続けたものの雰囲気には 到底かなわないと感じます。

ただ、不具合は直してあるので 古くても使い勝手には支障ありません。同時に 古い電気スタンドにも出会いましたが こちらはびっくりするくらい綺麗。鮮やかなブルーがかっこ良く、デザインもシンプルながらモダンです。こういうものも 今のデザインと比べると かなわいなぁ・・・とつくづく思うのです。

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