リメイク・古家具

佇む姿。

家にいて 普段どんな姿で過ごしているか・・・そんなこと考えることありません。一人でいれば 誰に気兼ねすることも無く あられもない姿でいることのほうが もしかすると多いかもしれませんし、誰かいても 気を使わないでいられるのが家族という存在ですから 家はくつろぎの場なのですけれど、素敵に暮らすことを 思うなら ちょっとだけ たとえ一人で過ごしている時でも 自分を俯瞰で見てみる瞬間があっても良いと思うのです。

振る舞いは 普段の生活の積み重ねからにじみ出るものですからね。

かといって、がちがちでは息が詰まります。背筋を伸ばすこと。そんなことを意識しているだけで ずいぶん違うような気がするのです。

お気に入りの椅子と出会いました。ビニールレザー張りの懐かしい感じのする椅子ですが この華奢なデザインが好きなのです。背もたれの 細くすっと伸びたシンプルなデザイン。きっと ちょこんと座った後姿がいい。自分では 見ることの出来ない景色だけど、すっと背筋を伸ばし佇む姿は 素敵な暮らしの大切な場面となると思うのです。

Photo

| | コメント (0)

ほっとけない存在。

古い家具との出会いは やはり偶然ではないような気がしています。うちで扱う家具のほとんどは もともとのイメージの跡形も無く リメイクされてお客様のお手元へ 届けられていきます。その姿にならなければ いや、うちと出会わなければ すでに存在していなかったかもしれません。その姿を変えることで 再び息を吹き返し、リビングの素敵な風景作りのお役に立っているような気がしているのです。

古いゆえ壊れかかり 今の住宅環境には不要とされていたものも、綺麗にしてあげることで 普通の家具屋さんには無い、雰囲気を醸し出してくれて・・・気に入ってくださった方のリビングに 温もりある印象を与えてくれていると信じています。家具とは そういう存在だと思いたいのです。

昔の人も そんな風に考えた方がたくさんいたのかも・・・と思わせてくれた家具と出会いました。シンプルな和箪笥です。リメイクしようと 取っ手を外していると なにやら違和感が・・・アルミのちょっとモダンな取っ手を外すと 違うサイズの取っ手用の穴が開いていたのです。おそらく、和箪笥に多く使われた 和風の取っ手が付いていた形跡があったのです。元の持ち主も 和風が嫌で 取っ手を変ええることで 「モダンにならないかしら・・・」とイメージチェンジを図ったのかもしれません。確かに 良いタンスで ゆがみも無く 引き出しの開け閉めもスムーズ。見た目も モダンな印象がありましたが もともとの色合いが やはり和風。和室の目立つところに置かれるならまだしも、結局は 押入れの中に目立たぬように・・・という使われ方に。良い家具なんですけどね。

そんな隠してしまわれた存在を 私は リビングの一番目立つところに置いてもらえる様にしたいと考えました。リビングでなくても 寝室でも 子供部屋でもいいけど ちゃんと大切にしてもらえる場所に置けるようにしたかったのです。引き出しは 収能力ありますからね。すっかり イメージチェンジした姿はこちらです。

Photo

可愛い脚をつけ、引き出しを塗り分けたら すっかり洋風に。和箪笥の面影はまったくありません。二度にわたるイメージチェンジをした結果、このタンスが成りたかった姿にしてあげられたかどうかわかりませんが 少なくとも私には ほっとけない存在になったことは 間違いないようです。

| | コメント (0)

ストーリー。

雑貨屋で扱うものは 近所のスーパーやホームセンターなどで扱うものとは 大きな違いがあると思います。暮らしをちょっと素敵にしてみたい。そう 考える人は 好みの雑貨を求めて探し歩くのです。手っ取り早く 必要なものを手に入るなら 大型ショッピングセンターでことたります。

雑貨屋には ちょっと素敵なものを求めてこられる方が多く、一方は 使えればOKと雑貨に期待されない方が多い気がします。売っている物を見れば一目瞭然。そういうものの中から選ぶことに抵抗の無い方が 大多数を占めているように感じます。

本来、人の好みはそれぞれですから 色んなタイプの雑貨屋がたくさんあるべきです。ニーズが無ければ 減る一方なので、その意味では 昔のほうが いろんな雑貨屋があって 個性を求める人が多かったような感じがします。

それ以前の 商店街でしか雑貨を買えなかった時代には むしろ 「暮らしに彩を」と求める人が 今よりもずっとたくさん居たように思います。そのニーズに応えようとした生活雑貨メーカーがたくさんたくさん存在していましたから。暮らしの意識は 時代とともに変わるものですが 変わらずに居て欲しいのは 暮らしをちょっと素敵に創造したいと考える意識だったりします。そのために いろんな雑貨屋が増えて欲しいと思うのです。

それでも雑貨好きの方は 少なからず居てくださいます。素敵なものを求めて 来てくださいます。素敵な雑貨は 飾りたくなるものです。それこそが 暮らしの空間に彩を添えることになるからです。ただ 並べて眺めるだけでもいいのですけど、せっかくなら そこに物語を連想させてみてはいかがでしょう。自分の好きなもので 自分だけの物語をイメージして 飾ってみる。きっと 雑貨はそういう風に付き合ってあげることで 無くてはならない存在になると思うのです。

Photo_3

| | コメント (0)

出会いの週末。

ゴールデンウィーク明けから ここ数日で、いいものをたくさん迎え入れることが出来ました。

新しいものとの出会いは やはりとても刺激的。気分もわくわくしてきます。今まで何度も 出会い 気に入られて送り出してきたもの。今まで 見たことも無いようなもの。懐かしさがこみ上げてきて 迎え入れずには居られなかったもの。それぞれが 日の光を浴びて 再び光輝き始めているようです。

雑貨は 暮らしの道具です。暮らす人を生き生きと輝かせるために 必要なものです。個性ある特別なものは きっと暮らしを豊かにしてくれるはず・・・。そういうものとの出会いは 人にとって かけがえの無い時間を運んできてくれます。自分の中にある “想い”は そういう時にこそ 発見できるものです。だから かけがえの無い時間となるのではないかと思うのです。

Photo

急いで写真を撮ったので 写りもいまひとつですし、綺麗にする時間もかかり 徐々に店頭に出している最中ですが 週末には すべてをご覧いただけそうです。

Photo_2

どんな素敵な出会いが待っているのか・・・どんなものに心惹かれるのか・・・出会いの週末がやってきます。あなただけの 素敵な時間をお過ごしいただければと思います。

Photo_3

| | コメント (0)

かみさんからのオーダー。

買取のご依頼があり 古いタイル張りのストーブ台をお譲り頂きました。

今まで見た中で 一番大きく、場所もとるし いったいどうしたらいいか・・・と途方にくれておりました。そうすると・・・かみさんが一言。「テーブルだったらすっごくいい!!」って。

いつも簡単に言ってくれちゃうんだけど、確かに ソファ前に置くセンターテーブルにしたら それは良さそうで・・・さて、どうするか・・・頭を悩ませました。

せっかくのセンターテーブルですから 雑誌などを置ける棚もつけたいし・・・とても重いのでしっかり作らなきゃならないし・・・いつものことですが 出来上がりを想像しながら 作業を進めて・・・出来上がったのがこちら。

Photo

横幅1,050ミリ 奥行き750ミリの広いテーブルに仕上がりました。お譲り頂いた方のお話によりますと デットストックだったとのことで 目地の汚れも無く真っ白です。ただ、所々 タイルが抜け落ちていましたので 違うタイルを貼り、目地埋めもしておきました。これで すっかり新品のテーブルとして生まれ変わりました。花柄のタイルも可愛く、想像以上の出来栄えとなりました。

ソファのくつろぎの場に 懐かしく、華やかな景色が広がり 使う食器の可愛さも きっと際立つことでしょう。

| | コメント (0)

温もりを残したい。

今のキッチンはシンプルで機能的。お掃除もしやすく 手間がかからないことが売り文句のようです。実際、毎日 キッチンに立つ人としては そのほうが断然いいのでしょう。それは そうです。

でも、昭和30年代を描いたテレビドラマのキッチン風景のほうが断然素敵だと思います。へたしたらガスコンロも無かったり、レンジは勿論 オーブンも電気釜も無い時代、料理は大変手間のかかることだったに違いありません。それでも 今のキッチンの風景よりも断然 温もりが感じられます。火加減も下ごしらえも 味付けも、すべては自分流。調理器具や 食器も大切に扱い、家族の元気を支える気概にあふれています。

しかし、いくら素敵だからといって 「そういう暮らしに戻るべき。」なんてことは言いません。できれば 少しでも手間をかけず 美味しいものを作りたいという気持ちがこの先 変わるなんて事ありっこないからです。それだけ 忙しい日々を送っているということです。

だけど、近未来的で便利な道具を使いこなし 美味しいものを作ることに長けたとしても、すべて手作業でしかできなかった時代の そこにあった温もりだけは 忘れずに居ることがこの先、大切になっていくような気がするのです。

Photo

このキャビネットは とても素朴でいい味わいがあります。それに とてもがっしりしているので 上に物を置いても平気です。奥行きが広いので 大皿がそのまま入れられる 少し変わったサイズです。塗装をしようか・・・とも考えましたが この素朴さゆえ塗りがたく・・・もし ご希望があれば お好きな雰囲気に塗装しますので お申し付けください。

料理酒は 陶器のビンに移し変え、乾物は ブリキ缶の中へ。ガラスの窓がついているので 中身も見えるところがいいのです。絵になるお皿は 飾って楽しみます。今のキッチンにも こういう温もりを残しておきたいと思うのです。

| | コメント (0)

片隅に。

とても古いコーナー置きの飾り棚をご紹介します。

文字通り、部屋の片隅に その飾り棚は埃をかぶって・・・置かれていました。見た目は 全体が黒に塗装され とても暗い印象・・・いったいどんな部屋に置かれるために作られたのか・・・地味な感じでした。

扉は 蝶番が錆付き、本体の歪みから 満足に開けることもできない状態・・・それでも、リメイクした後の姿を想像したら・・・きっと素敵になるに違いないと感じたのです。

案の定、扉をはずそうにも ネジまでが固まり、容易に外れない・・・下手をすると マイナスネジは すぐに頭がなめてしまうので 一本外すのにも 慎重さが必要です。一番ひやひやする作業です。何とかネジを外し終えて・・・ここまでくれば ある意味 安心です。でも、確認すると いろいろな不具合が・・・綺麗に埃を払い、不具合も修正できて・・・さて、どんな感じにしよう・・・。デザインが どこか西洋風だし・・・今の住宅においても違和感を感じず、むしろ お部屋の印象を変える 無くてはならない存在感をさりげなく表現するには・・・そうイメージして出来上がったのが この飾り棚です。

Photo

薄いグレーに 濃いブルーを少しだけ混ぜて・・・落ち着いた印象だけど デザインを引き立てる雰囲気に仕上がりました。

「何を飾ろうか。」   

素敵な小物や グリーンや照明を工夫すれば お部屋の片隅に きっと素敵な空間ができることでしょう。懐かしく 温かみのある場面を片隅に。

| | コメント (0)

まどろむ。

私は 冬の間、アクティブなお楽しみが何もありません。スキーやスノボ、外遊びは 一切せず ただひたすら 耐え忍ぶ日々を送るのです。何かしら楽しみでもあれば 冬も悪くないと感じるかもしれないけれど 寒いのがやはり苦手です。

2月もはや 終盤を迎え 日差しも春を感じるようになってきて、文字通り 目の前がパッと明るく、華やいでくるような気がします。こんな日差しが覗く日は 春の到来を喜び はしゃぎまわる気分ではなく、どこかほっとした 穏やかな気分になります。お茶を飲みながら 暖かい日差しを浴びて ゆったりとまどろみたくなるのです。まだまだ 深い雪の下に眠る植物たちの 生命力や綺麗に花咲き誇る その姿を頭の中で 思い出しながら・・・。ようやく訪れる春を 遠くの空に思い描くのです。

冬のイベント「冬のマルシェ」も残すところ あと一週間となりました。ゆったりとした時間の中で 素敵な何かと出会いにお越しください。どんな出会いが待っていることでしょう・・・。

Photo

| | コメント (0)

普段着が似合う。

古いものには 味わいがあります。時間が積み重ねた 味わいです。

人はそれを 時にはぼろいと言ったりします。人それぞれの感覚であることは 言うまでもありませんが 私には 古いものが 感覚的にしっくりときます。新しいものの方に 違和感を感じるのです。

暮らしの背景に あるものは ごく日常の自然な風景でありたいと思います。肩の力を抜いて 自然に振舞える暮らし。着馴染んだブロードのシャツに ほつれのあるジーンズ・・・。自分らしい日常です。

高級家具に囲まれて、よそよそしい格好では 居心地悪く、自分らしくありません。だから、家に居てリラックスする時は 着るものも、その背景も 普段着中心の考え方です。

Photo

小さなテーブルを ジャンクに塗装してみました。スパイスラックも 自然な風合いです。普段着のお洒落に 似合いそうです。

| | コメント (0)

模様替えのススメ。

冬は ほんとに苦手です。寒いし、仕事もはかどらず 切なくなってきます。お店も お正月明けのまったりした空気から 抜け出す道筋が見えません。

お店に動きが無いものだから どうしたものか・・・と考えるばかりで 何も出来ずに居りました。でも、このままではいられないと 覚悟を決めて、店内の模様替えをすることにしました。

一箇所動かせば それだけでは終われず、あっちもこっちも手をつけざるを得ないので 模様替えは 一日がかりの作業になります。心にある 素敵な場面を思い出しながら それを目指して飾っていくので 小物が散乱し、いつ終えられるか 途方も無い作業となるのです。

それでも、何となく形が決まってくると それまで心を占めていた喪失感は 自然と消えていて、むしろわくわくとした 明るい日差しが見えてきます。お店の レイアウトを変えたからって 特に 何かが起こるなんてことは ありません。でも、明らかに 自分の気持ちが変わるのです。

その場面を見た瞬間、「ここでどんな暮らしをしてくれるのだろう・・・。」そんなことを 思い描くだけで 嬉しさがこみ上げてくるのです。「ただの 模様替えで そんなこと・・・」と思われるかもしれませんが 皆さんのご自宅でも きっと同じなんだろうと思うのです。

おお事にするのは 大変でしょう。でも、家具を少し移動するだけで、小物をちょっと飾るだけで・・・お部屋は 新鮮な空気に満たされます。そんなことで 気持ちがちょっと変わるなら 是非とも やってみるべきだと思うのです。

窓辺には 外をゆっくり眺められる環境があるといいです。春のお庭を想像しながら ゆっくりとお茶を楽しんだり・・・

Photo

子供たちにも 懐かしいものに触れて欲しくて・・・遊びながら ものを大切に使うことを知って欲しくて・・・・・といいながら 本当は そういう姿を眺めているのが嬉しくて。

Photo_2

自分も 何かをしたいけど・・・何をしようかしら。そう思ったとき 環境は大切です。素敵な何かを生み出すには 素敵な環境で暮らしたい。原動力は そんなことにあるような気がします。個人の空間があれば 出来ること見つかるような気がします。

Photo_3

新しいものを取り入れるのも いいことだけど、今ある環境を思い描く方向に 変えてみる。大変だけど きっとわくわくすることが 見つかりそうな気がします。模様替えは おススメです。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧