リメイク・古家具

一息つける静寂に。

雨がしとしと・・・少し寂しいお盆です。夏休みだと言うのに これでは外遊びもままなりません。盆踊りに、花火など 夏らしい行事も 拍子抜けの様相です。それでも きっと、帰省したり されたりで 楽しく過ごされたのではないでしょうか。人がたくさん集まって 賑やかに夜更かしをして・・・多少の疲れは残るでしょうが 報告できて良かった・・・元気そうで良かった・・・会えて良かった・・・そんな思いが垣間見れる お盆の時期が大好きです。

でも、喧騒の後には ふっと一息つける静寂も必要です。嬉しい出来事を思い出したりなんかして・・・そうして また日常へと戻っていくのですね。去り行く夏を感じながら・・・。

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夏のイベント 「夏のマルシェ」も本日で終了です。メンバーの皆様に 感謝の気持ちを込めて・・・脚をお運びくださった皆様 ありがとうございました。明日から 平常営業に戻ります。何気ない日常が 少しだけ素敵になりますように・・・また 面白いもの素敵なものをご提案させていただきます。

で、去年行けなかったかみさんの実家への里帰りのため、今年は少しお休みをいただきます。8月17日(金)~21日(火)をお休みし、8月22日(水)から通常営業に戻ります。持ち帰れるものもあるかもしれませんので どうぞお楽しみに。

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音楽とインテリア。

音楽を聴く環境が昔とは 随分変わりましたね。すごい進歩です。

「この曲名なんだっけ・・・」と娘に言ったら スマホのアプリを起動して かざすだけで曲名がポンと出てくるのです。昔のように レコード店の店員さんに 鼻歌を聞かせて どんなレコードか調べてもらうなんて 恥ずかしいことしなくてもいいんです。どんな曲でもダウンロードで手に入る。そんなこと想像もできませんでした。だから、音楽を楽しむのに場所は問いません。外にいても どんな部屋にいても聞けちゃうわけです。それに 珍しい音源だって検索すれば聞けちゃいます。ほんとすごいと思います。

でも、何故か わたしはそれに飛びつくことが出来ません。聴きたいと思う音楽以外は ラジオから流れてくる聞き流せる音楽で十分ですし、聴きたいと思う音楽を聴くときは その曲に似合う環境が必要だと思っているからです。いい音で じっくりジャズを聴きたいときは 自分の部屋のいいプレーヤーで聴きますし、昔のアニメやヒーローもののソノシートを聴きたいときは ポータブルプレーヤーでたくさんのおもちゃを眺めながら楽しみます。リビングで気軽に聴きたいときは 備え付けのポータブルプレーヤーが活躍します。3台のプレーヤーで 聴きたい気分に合わせて使い分けているのです。

今の音楽プレーヤーと比べると 場所もとりますし、けして手軽とはいえないものです。それでも 聴きたい音楽は 針を落として初めて聞こえてくるのです。だから 音楽もインテリアの一部。好きな環境に合う音楽が 大切なものとなるのです。

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ギャップがあるから。

個人的な好みなのですが 和の家具はどうも苦手です。茶箪笥とか 和ダンスとか・・・暮らしに和を意識することが無いからかもしれません。なにせ 急須と湯飲みのない暮らしですから。
それでも 古い家具を探していると どうにも惜しい!と感じる家具に出会うことがあります。引き戸のシンプルな物入れです。たいていは 引き戸もベニヤ張りで 中が見えない作りになっています。これが ガラス張りだったら・・・何度思ったかしれません。それでもある日、ベニヤを外して ガラスをはめ込めないか・・・と考えてみたのです。少し 大変な作業ですが 出来なくはないことに気が付きました。お店でも 今まで何度かご紹介してきましたが 引き戸のベニヤ板を外しガラスに入れ替えた収納棚が こちらです。

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元々は和の家具でしたが 洋風に感じられる塗装を施しました。ガラスに入れ替えたことで  洋風な暮らしにも きっと似合います。引き戸という洋家具にはない作りですが もはや和風を感じることはありません。和と洋の要素が入っているところ・・・そんなギャップがあることで むしろ心くすぐる面白い家具になると思うのです。

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飾ってこそ。

どんなお部屋が流行しているとかっていう話題は一向に聞かなくなりましたが インテリア事情の話題に登場する言葉としては 片付け、とか物を持たないとか シンプルに暮らすみたいなキーワードをよく耳にします。時代を反映しているな・・・と感じます。

洋服でもインテリアでも これ!というものが生まれにくい環境になってしまっていると思うのです。いろいろありすぎて選べない。流行を生み出すまでのパワーがない。それを望んでいない。そんな風にわたしは感じるのです。様々な個性が表現された80年代を知る私にとって この時代は少し退屈です。自分にとって いいものも悪いものも見つけられたのは 個性を尊重するムーブメントがあったおかげだと 私には思えるのです。

物を持たない。シンプルに暮らす。という言葉にも 80年代には あえてそういう暮らしを選ぶことに主張を感じたものですが 今の時代に その主張を感じることはできません。おそらく 理由が違うはずなのです。わたしはシンプルに暮らすことができないので そういう暮らしを選ぶ理由すら思いつかないのですが シンプルながらも主張を持った暮らしを選んでくれることを望みます。そういうことが景気動向を左右するからです。

わたしは様々なコレクションと暮らしているので シンプルとは無縁です。大好きで集めたものたちと暮らしています。シンプルに暮らすことを決めた方にも きっと何かしら好きで集めて手放せないものがあるはずです。そういうものは いったいどうされているのでしょう。好きで集めたものこそが その人の個性であるはずで、思い入れがあるとすればなおのこと大切にするべきです。そこに 主張があるのですから。それすらも 手放すとすれば、いったい どんな家に住み、どんな車に乗り、どんな服を着て、どう人と関わっていくというのでしょう。一度きりの人生ですから どんな思いを持って生きたかくらいのことは 語らずとも伝わる主張をしておきたいと思うのです。

もし、せっかく集めたものがあるのなら しまい込まずに 飾ってほしいと思います。ちゃんと素敵に見える方法で。ちゃんと飾ってこその 主張あるコレクションになるのですから。


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ときめき。

私、昔から 色んなものに興味があり それぞれを深く掘り下げる性格ゆえ、色んなジャンルのものとずっと暮らしてきました。節操がない。と言われればそれまでですが 私的には一向に構いません。むしろ 様々なものを組み合わせて 違和感のない暮らしを組み立てる努力を ずっと続けてきたのです。

古い懐かしいおもちゃが好き。竹久夢二の描く女性が好き。古いジャズのぐっと聞かせるレコードが好き。ポップで華やかなものが好き。ジャンクで寂れたものも好き。古いシトロエンの車が好き。心に届く 数少ない古い映画が好き。歌詞を丸暗記するほど聴いてきた日本人のシンガーも好き・・・そんなものたちで 自分は出来ているのだな・・・と感じます。ときめくのだからしようがありません。

だから、お店も 見方によっては雑多な感じがします。あるジャンルに特化して お部屋作りをしている人が すごいなと感じます。どうか ずっとそのままでいて欲しいと思います。ときめくものは 人それぞれだから 暮らしの中に自分らしさを求めることを諦めないでいて欲しいのです。もし、そういうものがないのなら せめて、ときめくものと出会えるように色んなものを見て聞いて欲しいのです。簡単に手に入るものの中には 案外無いものなのかもしれません。それくらい ときめきと言うものは繊細なものだと思うのです。

古いものを扱うお店として 海外のアンティークへの憧れは 勿論有ります。でも、自分が本当にときめくのは いかにも日本の懐かしく感じられるもの・・・心の機微に触れるもの。むしろ こういう昭和のデザインの曲線が素敵な 懐かしい椅子のような存在に 心ときめくのです。

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モダンも可愛く。

とても素敵なナイトテーブルと出会いました。古い家具ですが モダンなデザインが印象的です。両サイドにマガジンラックが付いており、両脇にベットを置いたり 椅子を置いたり・・・とてもいい雰囲気を持っています。

重量がかなり有り、いいものの条件を満たしていると思います。隣には 籐の椅子を置いて・・・淡いピンクに塗装したのですが 決して甘くなることもなく柔らかい印象となりました。

モダンなものだから シックかというとそうとも言い切れません。モダンも可愛くなるのです。

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たった一人のためだけに。

古い家具というものは ただ古いというだけで個性的です。同じものと出会うことなどほとんどありません。でも、好みがはっきりしているので 古いもの好きの方にしか理解いただけないものです。

それでも 私は古い家具が大好きなので 興味のない方にも そのよさを知って欲しくて リメイクという方法をとり たくさんの家具を ご紹介してきました。現代の家具に合わせても 違和感のない形にすることで 古いものの良さを知っていただければ・・・その味わいや温もりを感じてもらえると思っているのです。

だからこれからも、たった一人の気に入ってくださる方の為だけに リメイクをし続けていこうと思うのです。

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花のある景色。

雪解けがどんどん進んでいますね。ようやく春がやってきます。あと一月もすれば 残雪のかげでひっそりと咲く花も見られることでしょう。

冬の間、安らぎを与えてくれた観葉植物。グリーンがあることで お部屋のいつもの景色を暖かくしてくれているようです。植物のある暮らしは やはりいいものです。

手間のかかりにくい アイビーやポトスがうちでは 長い間成長し続けています。ジャンクな家具と古いビンと観葉植物・・・そんな暮らしが うちには合っているのです。豪華な切花もいいけれど 植物との付き合いも人それぞれ。楽しみ方も それぞれです。

ただ、お花や植物は 育てることに重点を置くと、サボテン好きのお爺ちゃん家になりかねません。それは 目標とするところではないでしょう。お部屋の素敵な景色の一部として 植物は 重要なものだと思うのです。決して高価なお花でなくても 選ぶ暮らしの中で 生き生きと成長する様を見せてくれる・・・そんなことに 喜びを見出すための あえて選んだ暮らし方なのですから。

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ジャンクな鉢や使い古しのビンが似合う家具のある暮らし・・・素朴な花でいいのだから、背伸びはせず・・・花のある景色がお部屋にもあるといいですね。

そして、そんな景色を眺めるのは こんなテーブルでお茶を飲みながら・・・いいひと時を過ごせそうです。

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沁みる色。

先日、お店のパソコンを 初めて最新のものに変えました。それまでは 型落ちの古いバージョンのものを使ってきましたが いよいよ限界を感じ、初めて新品を購入したのです。

不慣れな私にとって 初期設定など、面倒で苦手で うまく切り替えできるのか・・・という心配がありましたが さすが最新。むしろ こんなに簡単なんだ!と関心しました。しかも 最初に写った写真の画像の綺麗なことといったら・・・目に飛び込んでくる鮮やかな色合いは まさに目の覚めるような美しさ・・・そんなことに感動したのです。

古いパソコンを使い続けてきたから、その使いやすさや 画像の綺麗さは 実に タイムスリップして 昔から現代に飛び越えてきた感覚です。技術革新とは 改めてすごいものだと感じました。

でも、反面・・・あまりの色鮮やかさには 慣れ・・・というか、どんどんすごいものでなければ納得できなくなってしまうこともあるのではないか と感じてしまいます。いいものに慣れてしまうと もっともっと良くならないと、その感動は得られなくなってしまいます。人とはそういうものです。新製品の開発は そういう勝負に終始していくのではないでしょうか。そうなると・・・いったいこの先の技術は どこへ向かっていくことになるのでしょうね。

古いもの好きの私としては それを追求する気持ちは 毛頭ありません。せっかくの最新のパソコンを大切に少しでも長く使いたいと考えています。

鮮やかで綺麗な色合い。それにも感動を覚えましたが 私には いつまでも心に残る色というものがあります。それは 昔のなんともいえない くすんだ淡い色合いです。学校の廊下の腰壁のくすんだ淡いグリーン。床屋さんの店先のドアのくすんだ淡い水色。木造家屋の窓枠のくすんで淡いベージュ。塗装することは 木材を保護する役割を担っています。でも、ただ色を塗るというだけではなくて なぜくすんでいるけど あんなに淡い、グリーンや水色やピンクやベージュに塗り分けられたのでしょう・・・。それは 知る由もありませんが 幼い頃の心の風景の色合いとして 今もしっかり残っています。

綺麗な画像の色鮮やかさは 感動を生みます。でも慣れてしまえば きっとなんとも思わない日がきそうな気がします。でも、心に残る くすんだ淡い色合いは 飽きることなく、いつまでも心に染み渡っていくのです。

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これからの人に。

私がインテリアに興味を抱き始めたのは 20代の前半・・・古いおもちゃを集め始めて、それが ある程度の数になり、ある場所で 古いおもちゃをインテリアの一部として 綺麗にショーケースに並べて飾っているのを見かけた時からです。

そこは 古い建物で、インテリアも古いものしか置いていないカフェでした。木枠のショーケースにずらっと並べられたブリキのおもちゃが 電球の明かりに照らされて・・・それは 素敵な光景でした。興味の中心は そのおもちゃでしたが 自分も どうせ家で飾るなら、こんな風に飾りたい・・・そう思ったことをきっかけに 古い家具を探し歩く日々が始まったのです。

もし、若い頃に おもちゃを集めていなかったら・・・きっと お店も始めていませんし、違った暮らし方をしていたはずです。それが いいだけ家財道具の揃った後でのことだったら・・・生き方すら 変わっていたのかもしれません。

現在、うちには その頃のものが 残っていて、ある意味 その家具にあうようなものでインテリアは出来上がっています。どんな 流行が起ころうと 好きなものを持ち続けて 今の暮らしがあるのです。若い頃に 出会えてよかった。本当にそう思います。

気付けば ようやく春の足音が遠くのほうに かすかに聞こえてくる時期になりました。春は 旅立ちの時期。一人暮らしをはじめる季節でもあります。もし、若い人が インテリアを想像するとき・・・古いものに惹かれるという 一風変わった考えの持ち主であった場合、こういう家具が お勧めだったりします。

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ちょっと渋いのですが 古い家具ならではの味わいを実感できるテーブルと飾り棚です。シンガーの網脚に フラットな天板を乗せ、引き出しなどのアクセサリーもそのまま活かしました。本棚は 木彫りのお花の装飾に可愛さがあり、決して地味なタイプではありません。使えば使うほどに その味わいを増していくことでしょう。

始まりがこういう家具であれば その暮らしぶりも、使う調度品も その家具の持つ雰囲気がきっかけとなり、行く末の暮らしぶりが 見えてきそうな気がします。こんなインテリアで暮らす自分・・・そんなワクワクする夢が実現できそうな気がするのです。

最初の独立は 何も無いところからのスタートだから 不自由でなければなんでもいいか・・・と思いがちですが そうしてしまって後悔していらっしゃる方も 多いはずです。お店に来る人に 「こんな暮らしがしたいな~」って 何度言われたかわからないくらい繰り返し言われます。「置くところが無い。」「うちの雰囲気に合わない。」そんな 理由で断念される方が とても多いのです。

そんな方には お勧めはしません。思い付きで手に入れたものほど 飽きる場合が多いからです。古いものに 本当の価値を見出し、これからでも 先の暮らしぶりを夢見ることが出来るなら、何も無いところからはじめる若い人であろうが すでに暮らしぶりが決まっている人であろうが、これからの人にかわりはありません。

「古いものに囲まれた暮らしをしてみたい。」そう思っている方にとって、いいきっかけとなる素敵な家具だと思うのです。

追伸  2月7日(水)は 月に一度のお休みを頂きます。

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