リメイク・古家具

・・・だったらいいのにな。

「・・・だったらいいのにな。」そう思うことはありませんか?私は 今ふと思いました。

そんな時は たいてい物事がうまくいっていない時・・・。目に見えない力に頼って 無いものねだりをする時だったりします。そんなこと考えるより前に 一つでも何か行動を起こし、努力しなければ 何にも始まらないと分かっているにもかかわらず・・・。

経済的に恵まれている人も、恵まれた環境で育った人も、努力して社会的な立場を得た人も、幸せを絵に書いたように暮らしている人も、どんな境遇であろうとも 何かしら満たされないものを感じたとき 「・・・だったらいいのにな。」そう思う瞬間があるもののような気がします。

人がうらやむように生きている人も、その日を生きるためにもがき苦しんでいる人も きっと同じように 自分に無いものをこいねがうものが何かしらあるものなのだと思います。

そう思うのはごく自然なことで、それを得るために悩み 努力することに きっと意味があると思います。年を重ねるということは そういうことの積み重ねなんですね。いい人生とは 終わるときに初めてわかるもの。どんな境遇の人にも 平等に与えられる自分なりのものさしで計ったものが その人の満足度を表すのではないでしょうか。終わりが近づいた時、はたしてそのメモリはどこまでになるものか・・・自分は 今いったいどこに向かおうとしているのか・・・答えのない自問自答は 考えても仕方が無いのでやめることにします。

今出来ることを精一杯やるしかない。いろんなことに興味を持ち、見聞を広めて それを仕事や人とのかかわりにおいて生かしていく。日々の暮らしの喜びは そうすることではじめて感じるもの。どんな人にも 興味の先に喜びや楽しさがある。それを探す事が出来た時、「・・・だったらいいのにな。」と思うことは 少なくなっていくような気がします。お店と同じような 自宅のミシンテーブルに向かい書き綴ることは こんなことだったりするのです。

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ひと針ひと針。

地震の後の 台風接近、以前までの日常と 何かが変わってしまった気がします。電気や水道が止まり、震災時に備えて行動される人たちが増えています。何かが起こってからは 遅いんだという教訓からです。備蓄できる飲料や食糧を用意する人。電気を使わずに使用できる灯りやストーブを買い求める人。何かが起こる前に 準備しておくことに 気持ちは向いています。

うちのお店は そんな方たちからは縁遠く、むしろ必要とされないものばかりを扱っているような感覚になっています。こんな時は 何もできない無力さをしみじみと感じます。電気が止まっていても 開けていてくれたスーパーマーケットのように必要とされるわけも無く、かえって お客様にご心配をおかけするような始末。仕方ありません。

でも、日々 時間は過ぎて 何もせずにはいられないものです。せめて 何かを求めて来て下さるお客様に いい時間を過ごしていただけるように 今出来ることを精一杯やっています。時間のかかるリメイクも 急がず慌てず、いいものになるように作業をしています。それは ひと針ひと針 縫い物を進めるような感覚です。これを気に入ってくださる お客様の暮らしが少しだけ 素敵になりますように・・・そう願いながらの作業です。

確かに 雑貨など無くても日々は ちゃんと流れていきます。その中で 色んな出来事があり、年を重ねていきます。今日だけを思うなら どうかいい日になりますように・・・と願うだけのことだけど、それこそ 震災に見舞われたり、事故にあったり、病気なったり、試験に落ちたり、仕事が無くなったり・・・生きていれば 色んな災いを経験します。その反対に いいこともたくさんたくさん経験して生きています。それも まるで ひと針ひと針ごとに 生きてきた証なんだと思うのです。この先、何がわが身に起こるのか・・・それは誰にもわかりません。でも、私には ミシンでダダーっと縫い進める生き方よりも ひと針ひと針大切に縫い進める生き方を選びたいと思います。

そんな生き方の背景には 自分で選んだ人と 自分が選んだものたちが必要です。ひと針ひと針縫い進めながら ゆっくりゆっくりと生きて行きたいと思うのです。

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外に持ち出して。

家を建てて お庭を持つことは夢の一つです。きれいに手入れしたお花を眺めながら お茶をしたりして・・・優雅な時間を楽しみたい。だから 庭用のガーデンテーブルセットを探したりするのが ありがちな行動ではないでしょうか。かく言う私も 家を建てたとき、木製のガーデンテーブルセットを揃えました。

でも、そんなテーブルセットも 数年たてばあちこち傷んできて 最初のころの優雅さからは ほど遠いものになってしまいます。雨ざらし・・・それがやはり良くないと 思い知るのです。まめに塗装しておけば・・・と思ってはいても なかなか出来ないと諦め 放置しています。

それでも花はきれいに咲き そんな景色を眺めながら 外で過ごす時間は 格別だと感じます。そんな時は 簡単に持ち出せる小さなテーブルをベランダに置いて 椅子を用意します。天気のいい日は とても気持ちがいいものです。外で過ごす時期の少ない北海道は この先長い冬を迎えます。この気候のいいときに 少しでもその気持ちよさを体感しておきたいと思います。
外で過ごしたい時だけ 室内から持ち出して・・・それなら雨ざらしで痛むこともありませんし、結構手軽です。
飲み物とちょっとした食事を用意すれば 自分だけの優雅な時間を楽しむことができそうです。
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ぽっかりを埋める。

地震から一週間がたち 少しづつ日常を取り戻しつつあります。それでも 夜中の余震では 飛び起きるような状態・・・被災された方に比べれば 本当に恵まれていると感じますが 少しの緊張と、いまだ余震に備えて 倒しっぱなしの自宅の家具を見ると 心のどこかにぽっかり穴が開いて・・・何かと身の入らない日々が続いています。それでも、こんなさ中にも お店を心配して来てくださったお客様の無事と 被害の少なさに ほっと安堵し、心配の種が少しづつ減っているところです。


お店は 節電のため、かなりの数の明かりを消して 暗いのですが仕方ありません。お客様もご理解くださり 目を凝らして見ていただいています。そんな中ではありますが 新しい家具と食器をお迎えしました。

古い食器棚は 修理箇所が多く 少し手惑いましたが スッカリきれいになって生まれ変わりました。和風が洋風に・・・これで 今の住宅にも違和感なく溶け込んでくれそうです。可愛い食器の特等席として リビングの一番いい場所で いい景色を作り続けてくれることでしょう。シャボン玉をイメージして施したステンシルの背景に似合うような食器・・・キラキラ虹色に輝く食器を入れてみました。

ちょっと珍しいミルクガラスも入りました。下段のオーバルキャセロールは JAJのイングランドパイレックスです。チェルシーというシリーズで 花のような、雪の結晶のような 落ち着いた柄がとても素敵です。その横には パイレックスのグレービーソースボード。ウッドランドというシリーズです。上段の 蓋つきボウルは ノリタケプログレッション。シンプルでいい柄です。アデリアの足つきグラスも ブルーで揃えて・・・よそ行きの装いです。グラスは その他にも 可愛いのがたくさん入荷しています。おいおいご紹介してまいります。

いいものとの出会いは ぽっかり空いた穴を埋めてくれるようです。やはり 根っからの食器好きのようです。

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一息つける静寂に。

雨がしとしと・・・少し寂しいお盆です。夏休みだと言うのに これでは外遊びもままなりません。盆踊りに、花火など 夏らしい行事も 拍子抜けの様相です。それでも きっと、帰省したり されたりで 楽しく過ごされたのではないでしょうか。人がたくさん集まって 賑やかに夜更かしをして・・・多少の疲れは残るでしょうが 報告できて良かった・・・元気そうで良かった・・・会えて良かった・・・そんな思いが垣間見れる お盆の時期が大好きです。

でも、喧騒の後には ふっと一息つける静寂も必要です。嬉しい出来事を思い出したりなんかして・・・そうして また日常へと戻っていくのですね。去り行く夏を感じながら・・・。

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夏のイベント 「夏のマルシェ」も本日で終了です。メンバーの皆様に 感謝の気持ちを込めて・・・脚をお運びくださった皆様 ありがとうございました。明日から 平常営業に戻ります。何気ない日常が 少しだけ素敵になりますように・・・また 面白いもの素敵なものをご提案させていただきます。

で、去年行けなかったかみさんの実家への里帰りのため、今年は少しお休みをいただきます。8月17日(金)~21日(火)をお休みし、8月22日(水)から通常営業に戻ります。持ち帰れるものもあるかもしれませんので どうぞお楽しみに。

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音楽とインテリア。

音楽を聴く環境が昔とは 随分変わりましたね。すごい進歩です。

「この曲名なんだっけ・・・」と娘に言ったら スマホのアプリを起動して かざすだけで曲名がポンと出てくるのです。昔のように レコード店の店員さんに 鼻歌を聞かせて どんなレコードか調べてもらうなんて 恥ずかしいことしなくてもいいんです。どんな曲でもダウンロードで手に入る。そんなこと想像もできませんでした。だから、音楽を楽しむのに場所は問いません。外にいても どんな部屋にいても聞けちゃうわけです。それに 珍しい音源だって検索すれば聞けちゃいます。ほんとすごいと思います。

でも、何故か わたしはそれに飛びつくことが出来ません。聴きたいと思う音楽以外は ラジオから流れてくる聞き流せる音楽で十分ですし、聴きたいと思う音楽を聴くときは その曲に似合う環境が必要だと思っているからです。いい音で じっくりジャズを聴きたいときは 自分の部屋のいいプレーヤーで聴きますし、昔のアニメやヒーローもののソノシートを聴きたいときは ポータブルプレーヤーでたくさんのおもちゃを眺めながら楽しみます。リビングで気軽に聴きたいときは 備え付けのポータブルプレーヤーが活躍します。3台のプレーヤーで 聴きたい気分に合わせて使い分けているのです。

今の音楽プレーヤーと比べると 場所もとりますし、けして手軽とはいえないものです。それでも 聴きたい音楽は 針を落として初めて聞こえてくるのです。だから 音楽もインテリアの一部。好きな環境に合う音楽が 大切なものとなるのです。

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ギャップがあるから。

個人的な好みなのですが 和の家具はどうも苦手です。茶箪笥とか 和ダンスとか・・・暮らしに和を意識することが無いからかもしれません。なにせ 急須と湯飲みのない暮らしですから。
それでも 古い家具を探していると どうにも惜しい!と感じる家具に出会うことがあります。引き戸のシンプルな物入れです。たいていは 引き戸もベニヤ張りで 中が見えない作りになっています。これが ガラス張りだったら・・・何度思ったかしれません。それでもある日、ベニヤを外して ガラスをはめ込めないか・・・と考えてみたのです。少し 大変な作業ですが 出来なくはないことに気が付きました。お店でも 今まで何度かご紹介してきましたが 引き戸のベニヤ板を外しガラスに入れ替えた収納棚が こちらです。

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元々は和の家具でしたが 洋風に感じられる塗装を施しました。ガラスに入れ替えたことで  洋風な暮らしにも きっと似合います。引き戸という洋家具にはない作りですが もはや和風を感じることはありません。和と洋の要素が入っているところ・・・そんなギャップがあることで むしろ心くすぐる面白い家具になると思うのです。

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飾ってこそ。

どんなお部屋が流行しているとかっていう話題は一向に聞かなくなりましたが インテリア事情の話題に登場する言葉としては 片付け、とか物を持たないとか シンプルに暮らすみたいなキーワードをよく耳にします。時代を反映しているな・・・と感じます。

洋服でもインテリアでも これ!というものが生まれにくい環境になってしまっていると思うのです。いろいろありすぎて選べない。流行を生み出すまでのパワーがない。それを望んでいない。そんな風にわたしは感じるのです。様々な個性が表現された80年代を知る私にとって この時代は少し退屈です。自分にとって いいものも悪いものも見つけられたのは 個性を尊重するムーブメントがあったおかげだと 私には思えるのです。

物を持たない。シンプルに暮らす。という言葉にも 80年代には あえてそういう暮らしを選ぶことに主張を感じたものですが 今の時代に その主張を感じることはできません。おそらく 理由が違うはずなのです。わたしはシンプルに暮らすことができないので そういう暮らしを選ぶ理由すら思いつかないのですが シンプルながらも主張を持った暮らしを選んでくれることを望みます。そういうことが景気動向を左右するからです。

わたしは様々なコレクションと暮らしているので シンプルとは無縁です。大好きで集めたものたちと暮らしています。シンプルに暮らすことを決めた方にも きっと何かしら好きで集めて手放せないものがあるはずです。そういうものは いったいどうされているのでしょう。好きで集めたものこそが その人の個性であるはずで、思い入れがあるとすればなおのこと大切にするべきです。そこに 主張があるのですから。それすらも 手放すとすれば、いったい どんな家に住み、どんな車に乗り、どんな服を着て、どう人と関わっていくというのでしょう。一度きりの人生ですから どんな思いを持って生きたかくらいのことは 語らずとも伝わる主張をしておきたいと思うのです。

もし、せっかく集めたものがあるのなら しまい込まずに 飾ってほしいと思います。ちゃんと素敵に見える方法で。ちゃんと飾ってこその 主張あるコレクションになるのですから。


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ときめき。

私、昔から 色んなものに興味があり それぞれを深く掘り下げる性格ゆえ、色んなジャンルのものとずっと暮らしてきました。節操がない。と言われればそれまでですが 私的には一向に構いません。むしろ 様々なものを組み合わせて 違和感のない暮らしを組み立てる努力を ずっと続けてきたのです。

古い懐かしいおもちゃが好き。竹久夢二の描く女性が好き。古いジャズのぐっと聞かせるレコードが好き。ポップで華やかなものが好き。ジャンクで寂れたものも好き。古いシトロエンの車が好き。心に届く 数少ない古い映画が好き。歌詞を丸暗記するほど聴いてきた日本人のシンガーも好き・・・そんなものたちで 自分は出来ているのだな・・・と感じます。ときめくのだからしようがありません。

だから、お店も 見方によっては雑多な感じがします。あるジャンルに特化して お部屋作りをしている人が すごいなと感じます。どうか ずっとそのままでいて欲しいと思います。ときめくものは 人それぞれだから 暮らしの中に自分らしさを求めることを諦めないでいて欲しいのです。もし、そういうものがないのなら せめて、ときめくものと出会えるように色んなものを見て聞いて欲しいのです。簡単に手に入るものの中には 案外無いものなのかもしれません。それくらい ときめきと言うものは繊細なものだと思うのです。

古いものを扱うお店として 海外のアンティークへの憧れは 勿論有ります。でも、自分が本当にときめくのは いかにも日本の懐かしく感じられるもの・・・心の機微に触れるもの。むしろ こういう昭和のデザインの曲線が素敵な 懐かしい椅子のような存在に 心ときめくのです。

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モダンも可愛く。

とても素敵なナイトテーブルと出会いました。古い家具ですが モダンなデザインが印象的です。両サイドにマガジンラックが付いており、両脇にベットを置いたり 椅子を置いたり・・・とてもいい雰囲気を持っています。

重量がかなり有り、いいものの条件を満たしていると思います。隣には 籐の椅子を置いて・・・淡いピンクに塗装したのですが 決して甘くなることもなく柔らかい印象となりました。

モダンなものだから シックかというとそうとも言い切れません。モダンも可愛くなるのです。

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