リメイク・古家具

雰囲気作り。

古いものを飾るには 雰囲気作りが大切だと思います。思い入れをもって集めたものは やはり目の着くところで いつも眺めていたいものです。それは なにも古いものだけに限らず、新しいものであっても 可愛く素敵に、雰囲気を大事に飾ってあげることは そのものに対する愛着も より深くなることにつながるからです。ただ、ことは大ごとだったりします。全体の家の感じ、家具の印象、身の回りの小物に至るまで 統一感がいるからです。好きなものを知っている人にこそ出来ることなのだと思います。

そこで、小さなシェルフを作ってみました。ちょっと寂しく感じられる壁に 一枚の絵を飾るような感覚で・・・・・足踏みミシンの小物いれを活かしたので 古いものとの相性はきっといいことでしょう。視線の先の雰囲気作りに・・・きっとお楽しみいただけると思います。

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近くに。

脚の折りたためるテーブルといえば ちゃぶ台などが思い浮かびます。昔の暮らしには 欠かせないものだったに違いありません。

日本家屋は狭く、現代のダイニングなど無い時代です。家族が多ければ 茶の間に布団を敷いて寝るなんてことも珍しいことではなかったのではないでしょうか。ご飯を食べて、家族が集まっての団欒の中心には ちゃぶ台があったはずです。でも、寝る時間には脚をたたんで 立てかければ 寝るスペースが簡単に出来たわけです。出来るだけ置き場所に困らないように・・・脚をたためるテーブルがあったのです。

洋風家屋が当たり前となった現代、このようなテーブルは必要ありません。一人暮らしのワンルームでない限り、リビングと寝室は別なはずです。置きっぱなしのテーブルで食事をするのが当たり前だからです。そんな現代だから あえて、おすすめできる理由があります。

日常の食卓は食卓として必要だけど、今日は ちょっと趣向を変えて・・・和室に置いて、座布団をしつらえ 熱燗で一杯・・・。普段のテーブルの距離よりもぐっと近くに感じられて・・・普段とは違う食卓になりそうです。

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伝統とデザインと。

大好きな椅子と再び出会うことが出来ました。思っていれば いつかきっと・・・。が叶ったのです。

ウィンザーチェアは 古くから椅子のデザインの定番です。しかしながら、この手の椅子は 一般の家具屋さんでは あまり見かけることはありません。手間のかかる椅子だからです。特に この椅子の特徴である背もたれの基礎の部分は 曲げ木によるもので 特別な技術が必要とのこと。どんなメーカーでも出来るものではないようです。

勿論、多売を目標とするメーカーは 価格を抑えるため あえてこういう椅子は作らないのではないでしょうか。やはり、いいものを届けたいという伝統あるメーカーが 作る椅子。と言えるのではないかと思います。

面倒なことをあえてするには 理由があります。古くからのデザインがいまだに椅子の代表的なものになっているのは その座り心地にあるのではないでしょうか。木の椅子でありながら背中をふんわりと包んでくれる感覚は 実感できます。それに、この椅子のあるテーブルは どこか素敵な風景になります。我が家の ばらばらな四脚の椅子の中でも、佇まいが違うのです。

いいものは やはりいいものです。伝統の技術とデザインが融合して 長きに渡り、定番として作られただけのことはあるものだと 実感できるのです。

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植物と暮らす。

春先に咲いたバラが 秋を向かえ2度目の花を咲かせてくれています。春は これから暖かくなるわくわくを知らせてくれますが 秋のバラは 綺麗に咲いてくれてはいるけれど どこか 寂しげで、儚げです。これも季節の移り変わり・・・自然の営みです。

部屋の中にも 植物は年中あります。中には 15年以上も元気に育っている観葉植物があります。最初は 小さな鉢に入った青々としたたただの草でしたが 今ではぐんぐん伸びるので 何度か切っていますが それはもう ある意味、立派な木に成長しています。

私は 一度もお世話したことがありません。すべて かみさんがお世話をしてくれています。気付けば こんなに長い間、枯れることなく生き生きとしているのは いつの間にか かみさんがお世話を続けてくれているからです。すごいことです。

うちの植物たちは いつも決まった場所にあり、インテリアと一体化しています。インテリアに似合う植物を配置しています。植物が好きで 集めるのとはちょっと違います。小物や雑貨を飾るように 植物があるのです。

古いジャンクな家具に 素朴な植物はとても似合います。今では そこにあることが当たり前になっています。もし、植物が無かったら・・・きっと 寂しく殺風景に感じることでしょう。

「植物をお部屋に置きたい。」そういう方も少なくないでしょうし、たくさんの方が 植物と暮らしていらっしゃいます。でも、私が思う植物との付き合い方は 植物中心ではいけないということです。インテリアの延長上にあるものとして 植物を取り入れることです。家具も大切、雑貨も大切、植物の役割も ともに暮らす上でとても大切なのです。

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ハードなのに。

私には 目を閉じると、幼い頃 田舎で過ごした 様々な風景が脳裏に浮かびます。

綺麗な色の駄菓子が入ったブリキのガラスケース・・・自転車屋さんの錆びた看板・・・古い校舎だった学校の誰もいない教室や理科室・・・路地裏の水を張ったたらいに ぷかぷか浮かぶすいかやトマト・・・個人病院の白く小さな診察室・・・床屋さんの大きな椅子と大きな鏡・・・

そんな景色の背景にあるものは 錆びの浮いた鉄のもの。椅子や机、たらいや洗面器、棚や照明器具・・・業務用家具や金物などは 丈夫であることが重視され、家に置く家具などの温かみみたいなものが無く、ともすれば 冷たく無機質な印象です。

でも、脳裏に浮かぶどの景色も どこか暖かく、寂しさも感じるけれど ぬくもりにあふれています。そんなぬくもりを求めて 家の中にもジャンクなものを取り入れるようになりました。

錆びたものや欠けたホーローなどは 汚く感じる方も多いかもしれませんが 部屋に味わいを与えてくれる大切な存在です。でも、あまりにひどいものは いくらジャンクといえども新しい住宅には不釣合いです。古い家で そういうものに囲まれた環境に似合うものです。だから上手に取り入れられればこんなに素敵なものは無いと思うのです。

このテーブルと椅子も およそ普通の家庭向きではありません。けれど、きっと素敵なひと時を与えてくれそうです。ハードなはずなのに 柔らかなひと時になりそうな気がします。

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言葉を大切に。

携帯やパソコンの普及とともに メールの便利さを知り、手紙やはがきを書く機会が めっきり減っています。私も もともと筆不精なのでそんなに手紙を書くこともありませんでしたが 年賀状の発行枚数の減少でも分かるとおり 世の中は肉筆離れが進んでいるようです。

メールで伝える内容というのは 簡単に破棄されてもいいようなことですから手軽です。でも、活字にすることというのは 少しかしこまったことにもなりますから とっつきにくく、書きにくいものです。だから メールの便利さと 活字を書くことの両方を 使い分けていくことを忘れてはならないと思います。

時に、はがきや手紙は 重要なものとなります。簡単に捨てられる物ではなくなります。そこに良さがあるのです。相手を想い、肉筆で伝える言葉は 双方の心の通い合いとなります。そういう 言葉を書きたいし、文面から感じてもらいたい・・・メールが普及すればするほど 大切にしなければならないと感じるのです。

そんな手紙をそっと仕舞っておける場所も重要です。それは 大切なものと思うが故に用意する場所ですから。

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爽やかな秘め事。

昔の家具や 建具によく使われていた波ガラス。ただのガラスには無い雰囲気を感じるものです。

印象深いのは 銭湯の男湯、女湯とかかれた引き戸のガラス。明かりは漏れるけど中の様子をうかがい知れるものではありませんでした。そして、繁華街の飲み屋の窓ガラスからは 周りの店の色とりどりのネオンサインがついては消える様を キラキラと映し出して・・・幻想的な風景を作り出していました。どちらも なにやら秘め事を連想させる風景でした。

見えそうで見えない・・・直接的ではないところが 心の機微に触れるソワソワ感があったものでした。正直、そんな話をすることもはばかれるわけですが 個人が想像する秘め事は もともと人に話すようなことではないわけで・・・心に すっと浮かんで内に秘めることは 誰にでもあるものです。ただし、あくまで常識的で 言ってしまったら 顔がぽっと赤くなる程度の秘め事ですけれど。波ガラスには やはりそんな雰囲気を感じます。

イベントでキャビネットがお嫁に出てしまいましたので 新しい家具をリメイクしました。波ガラスの扉のついたキャビネットです。飾り棚も着いた 少し変わったデザインです。

もともと化粧版の張ってあるタイプでしたし、補修箇所も多かったもので アイボリーと淡いブルーのコンビにしてみました。不具合もすっかり解消され とても使いやすく生まれ変わりました。

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元のままだと 秘め事をそっとしまう場所・・・という波ガラスのイメージでしたが それとは打って変わり、私には 爽やかな秘め事もきっとあるに違いないと連想させてくれるものとなりました。

毎日の通勤の電車に乗り合わせる異性のことが気になって・・・どんな人なんだろう・・・と、同じ時を過ごしている見知らぬ人へ、思いを寄せるくらいの 爽やかな秘め事です。

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知りたい。を満たす環境

必要だったのに、ある時から必要なくなる家具があります。それは「机」です。

勉強するために 子供の頃 与えられた机は 学校を卒業する段階で、突然不用品と化してしまいます。ほとんどの人は 場所ふさぎの邪魔者と感じて、処分するのです。

その気持ちは とてもよくわかります。もう勉強するする必要が無くなったという気持ちが そうさせるのです。それに、小学生になるときの机は デザイン的にも大人が使い続けられるようなものは 選べませんしね。初めから 使い続けられる家具とは思わずに用意する家具なのです。

ただ、学校に通う時期は 色んな経験をして、色んな思い出ができ、その思い出をしまっておくのは 机の引き出しの中。それに、人に言えないような あとで思い出せば赤面してしまいそうなことも 押し込んでしまうのがやはり 机の引き出しの中。大切なことを押し込めたのに それもいつしか忘れてしまい、それも含めて不用品となってしまうわけです。

仕事について、それまで使っていた机を一人暮らしの部屋に持ち込む人がいないのは スペースの問題は勿論、もう勉強しなくてもいいという気持ちの表れからなのでしょう。机という家具は そういう運命を与えられたものなのです。

かといって、大人になっても使える机を選ぶ小学生は ほとんどいないでしょうし、大人になっても机を使うと考えることもないでしょうから その行く末を思い、せめて学生のうちに大切に使うという選び方をするしかないのかもしれません。

でも、机に向かうという行為は 学生だけのものではないはずです。大人だって 勉強するため・・・いや、知りたいと思うことは いくつになってもあるはずです。どんなことであれ、趣味であれ、本を広げて 読みふけり、知りたいという欲求を満たしたいという気持ちが・・・。普段の暮らしをしながらでも それはきっと出来るでしょうし、みなさんそうされていると思います。でも、もし・・・自分の机があれば・・・きっとその思いは もっと深くなるような気がします。

学生にとっても、大人にとっても 知りたいという気持ちを満たすためには 机という環境が大事なのかもと思うのです。

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写真では勉強という感じとは程遠いディスプレーです。でも、こういう机なら きっと使い道は色々です。

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用途に応じて。

新しい家具がおうちにやって来ると お部屋の雰囲気が変わって ウキウキとしてきます。それはお店にとっても同じ効果があるのです。

新しい家具を招き入れた部屋は 見た目の変化だけではなく 使い勝手がより良くなるものです。それに、しまいこんでいた物を 整理することにもつながります。何よりも 今まで収納スペースに困って 買い逃してものが手に入れやすくなるってこともあるかもしれません。うちは そのパターン・・・日々増えていく食器の 収納にいよいよ困ったら 新しい収納家具が必要になるってことです。せっかくの可愛い食器をしまいこんでおくことは もったいないし、眺めながら使いたいと考えているからです。

収納するものは食器だけではありません。好きなおもちゃの写真集や資料、大切な本やそれこそ おもちゃそのものなどは 好きなときに さっと取り出せて 見られる環境を作りたいわけで そうでなければ 集める意味もなくなってしまいます。やはり、大切なものを大切にするためには 収納家具は 必要なのです。

皆さんは 収納家具の使い道をどう捕らえていらっしゃいますか?隠したいものをしまっておけることが大事でしょうか。すっきりさせたいという意味での収納でしょうか。人が暮らす中で その数だけ収納に対する考え方があります。日々、増えていく生活道具・・・どう収納するかは 住む人の考え方次第です。

今回、リメイクした家具は ガラス扉のついたキャビネットです。現在、違うタイプのキャビネットがほかにも2台ありますが 今回は 透明のガラス扉のキャビネットです。見せたい収納をお考えの方には やはりこのタイプですね。うちも 購入が急がれるのが これです。ガラスに模様の入ったタイプは 中身がぼんやり見える反面、見せたくないものを入れるには そのほうがいいでしょう。その好みは それこそ目的によって違うわけです。

ただ、新しく入れたキャビネットと同じように 透明ガラスを入れることは 可能なので、ご相談くだされば ご要望にお応えできるよう準備は整っています。

用途に応じて、お選びいただけるキャビネットをご用意できました。どこに置こうか・・・何を入れようか・・・どんなお部屋になるかな・・・そんなことを思い描く時間は とても楽しいものです。そんな時間を楽しみに いらっしゃってみませんか。

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ダイニングの要。

素敵なテーブルが出来上がりましたので ご紹介します。

ミシンの脚を利用したテーブルは 何台もリメイクしてきました。でも、それは あくまでもパーソナルなテーブルで 食卓と呼ぶには どれも少し小さなものでした。

丸い天板をのせる事で 複数人座れるテーブルは 作れたものの、4人が座っても 十分使える広さにするには 天板の大きさに対し 脚の大きさも必要なため、なかなか作れずにいたのです。無理して大きな天板をのせても バランスや安全面で 不安があったためです。

先日、工業用のミシンの脚と出会いました。しかも、シンガーの網脚です。デザインも装飾的で すごく素敵です。工業用のミシンの脚は 家庭用のミシンとは大きさがかなり違います。高さは 同じでも 横幅がずいぶん違うのです。これなら 大き目の天板(4人がけでも十分の広さ)がのせられます。

ということは ダイニングテーブルとして ご家族4人の方なら 問題なくお使いいただけるのです。決して 広くは無いけど、むしろ広すぎるテーブルより ちょうどよいサイズだと思います。このような天板は 古いものではおいそれと見つからないので、新しい板を加工して塗装し 作りました。脚の雰囲気に合うように 木目を楽しめる シックな装いです。せっかく作るのだから 中央に タイルを貼ることにしました。白いタイルは 清潔感もあって、上々です。妥協しなくてよかったと思います。これであれば 雰囲気のある古い家でなくても むしろ、新しい家で 生活を始められるご家族にも 素敵な食卓を囲んでいただけそうです。テーブルは ダイニングの要であり、暮らしの要です。食べることを より楽しむための必需品です。残念ながら 家具屋さんには売っていません。暮らしを楽しむご家族のための たった一台のテーブルなのです。

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