パスティーユオリジナル

裏方の役目。

久々に オリジナル家具の製作のご依頼がありました。趣味の手芸用品を収納しながら 作品作りを楽しめるように カウンター型のテーブルとベンチを作りたいとのご依頼でした。

詳細を打ち合わせするのに お店に来ていただいたのですが その時 ご一緒にいらっしゃったのが 十数年前、まだ家具製作を始めて間もない頃、机やキャビネットなど 製作させていただいたお客様で、ご依頼主は その妹さんだったということがわかりました。久々にお会いできて とてもうれしい気持ちになりました。お店を続けてきて 良かった・・・と思うのは そういう瞬間だったりするのです。

打ち合わせ通り作業を進め、完成品をご覧いただき とても気に入って下さいました。無事納められてほっとしましたが 実は 気がかりなのはこの先のことです。趣味の手芸を楽しみながら 気持ちよく続けていただける・・・そんなお手伝いが出来るのか・・・ということ。せっかくご依頼いただいて、長く気持ちよく使うことが出来ないようなら 意味がないですから。

製作には時間がかかり、いまだ技術が未熟ゆえ 完成品を見ていただくまでは不安です。気に入って下さるかどうか・・・そして、実際の暮らしの中で使っていただくうちに どう変わっていくのだろうか・・・あくまでも、趣味を楽しむための道具ですから・・・でも、より楽しむために必要な場所だと思いますし・・・裏方の役目は あとはしっかり見守ること。何かあれば お手伝いを続けるのみです。

納品の時、お姉さんもご一緒に来てくださいました。「お作りした 机は何か変わったところはありませんか?」と問いかけたところ・・・「まったく問題ありません。」とお答えいただきました。それに お部屋に収めて ディスプレーされた写真と 十数年前に製作した机の写真も同時にお送りいただきました。きれいなままの姿に感動し、大事にお使いいただけていることに 感謝の気持ちでいっぱいです。

この先は 裏方として見守り続けることが仕事になります。何なりとお申し付けください。本当にありがとうございました。

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普段使いの特等席。

テレビや写真がまだ白黒だった時代から カラーへと移行していった時代・・・そうおよそ50年前に 欧米から とてもカラフルな食器が輸入され始めました。今では ヴィンテージの食器として人気のある アメリカ製のファイヤーキングやパイレックス、ヨーロッパからはデュラレックスなど これからのカラー時代を彷彿とさせるカラフルで機能的な食器たちです。

食卓も暮らしも 近代化していく予感に満ちていた時代、日本のメーカーもカラー時代の到来に向けて カラフルな食器を作り続けました。素敵なものがたくさん生み出され、今の私たちを 刺激し、楽しませてくれています。

たくさんのお客様が 古い食器であるにもかかわらず その可愛さを実感してくださり、普段使いの食器としてお使いいただいています。飾って可愛く、使って可愛い。そういう食器のある暮らしは 今でこそ本当の意味で 生かされていると感じます。

こんなお店をやっている事情で 我が家にもたくさんの古い食器が ショーケースにびっしりと詰め込まれています。中には 飾っている関係で 出しにくいものもあり さっと出して使うことが難しいものもあります。もっと気軽に さっと出し入れできるものはないだろうかと考えて、壁にも付けられる 薄型の小さなキャビネットを作ってみました。大好きなミルクガラスのマグや背の高いタンブラーも飾れるサイズです。これがあれば 飾って可愛く、出し入れ自由なので もっともっと使ってあげられそうです。

ショーケースの奥においてあるものを引っ張り出して、うちにも 普段使いの特等席を用意しようと思います。

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家事のお手伝い。

オリジナル家具の製作のご依頼がありました。

キッチンの作業台があれば・・・と ずっとお考えのようでした。作業台があれば 効率も上がりますし、楽しく調理も出来そうな気がします。毎日、キッチンに立つ人だから 気がつくこと・・・とても大事な点です。

既製品で 見つけられればいいのですが 案外、ぴったりスペースに収まり、希望するサイズを見つけるのは難しいのではないでしょうか。今回は 腰を曲げずに作業できる高さに・・・そんなご希望がうかがえる サイズ感になっています。

毎日の調理を 少しでも楽に、そして 何よりも 楽しく感じていただけるとすれば こんなに嬉しいことはありません。少しでも 家事のお手伝いになればいいな・・・そんな思いで作業にあたりました。淡いペールグリーンは 優しい雰囲気に。作業の邪魔にならないように 四隅に小さなタイルを埋め込んで 可愛さをプラスしました。

あとは 気に入ってくださり、実際の暮らしの中で 役立てていただけること。そこに思いを馳せようと思います。

この場所に こんなものがあれば・・・また、そう思い立ったら お気軽にご相談ください。

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オーダー家具。

パスティーユをオープンした後、お客様からの注文を受けて オリジナルの家具を作り始めました。オリジナル家具といっても 最初は小さな壁掛けの棚からのスタートでした。それもそのはず、木工作業の経験も無く ずぶの素人だったからです。だから オリジナル家具を作ることは おおっぴらに出来ず 店頭の小さな看板で お知らせする程度のものでした。

それでも お客様と話しているうちに 空きスペースにぴったり収まるような家具を見つけることが難しいので 作って欲しいというご依頼を受けることが増えてきました。それにしても、受けられる仕事も 何でも出来ます!とは言えず お断りするケースも多々ありました。なにせ、素人に毛が生えたようなものでしたから。今でも、ちょっと器用な素人だと思いながら、それでもよければと 必ずお話します。少しは 上手くなっている気にはなっていても 本業の人が作るものと比べれば 一目瞭然のものしか出来ないのですから・・・。

なので、オーダー家具とはいってもいっぱしのお値段を頂くことはできません。材料費に 幾日かの最低賃金の作業代を頂くくらい。ただ、素人ゆえに 量販店で見かける家具のように いつか飽きられ 捨てることも惜しくないようなものにはしたくなくて、古い家具の作り方を参考に 長く、暮らしの中で 無くてはならないものとしていただけるように 慎重に 精一杯、一台一台を作ってきました。

気がつけば 色んな家具を作らせていただきました。お店にある 什器代わりの棚を見つけて ご注文を頂いたり、それをご覧になった ご友人の方からご注文を頂いたり、小さな看板を見つけて 探しているけどどこにも無い家具があるので 作って欲しい・・・など、たくさんのオリジナル家具を作らせていただきました。そのどれもに わざわざ作る理由や目的があり 二つとして同じものはありません。まさに その方だけの たった一つの家具なのです。

暮らしの中には 「このスペースがこうだったらな・・・」と思い描くことが きっとあるはずです。決して、大きな家具だけではなく 小さな棚や箱があるだけで 自分のイメージを形にすることが出来ます。その お手伝いをすることが最初の目標でしたので これからも 素人なりに精一杯 応えていけたらな・・・と思っています。もし、なにか イメージをお持ちでしたら 遠慮なく、お声がけしてください。見積もりの上、ご納得いただいてからの作業となります。簡単なイラストと寸法をお知らせいただければ結構です。お気軽に いつでもどうぞ。

久々に、製作のご注文を頂いたのは 実は 私の幼馴染。お仕事柄 クリエイトな感性の持ち主です。ある意味、本業に近い方なので 緊張感を持って作業にあたりました。しかも、出来上がりイメージが ちょっと複雑・・・。形にするだけではなく 家具としてのイメージも大切なので 細部までどうするか悩みながら図面を引きました。でも、複雑ゆえ 頭の中で組み立てることが出来なくて・・・どんなデザインにするかに時間がかかってしまいました。OKが出たので あとは作業しながら 問題をクリアーしていくのみ。材料を切り出していく中では どんな出来上がりになるかわかりませんでした。組み上げていく中で ようやく見えてきます。はたして、気に入ってくれるだろうか・・・とにかく 慎重に作業するだけ・・・。そうして出来上がったのが この家具です。

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写真では ハイチェアを置いていますが、玄関に置くカウンターとして。そして、一番の大切な目的。家族である猫のトイレを置くためのスペースを確保すること。来客があっても 猫のトイレを直接見られないように壁を設けました。小さな引き出しには 印鑑や鍵を仕舞って。

猫ちゃんたちも新しい家具に興味津々の写真も見られて ほんとに良かったなぁと やっと安心することが出来ました。あとは そこにあることは当たり前になるとしても 作ってよかったなと いつまでも使い続けてくださることを願うのみ。ぶつけてへこんでも、猫ちゃんに爪を立てられても それが味となるように、気にせず使って欲しいと思います。

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襟を正して。

以前から 家具製作のご相談をいただいていました。ご自身で作られた ステンドグラスを生かしたオープンシェルフを作りたいというご依頼でした。

ステンドグラスについては その作成方法など 知識がないのでわかりかねますが 一から思い描く作品を作るというのは それは大変なご苦労を経てのことだと想像します。もの作りは どんなものでも苦労を伴います。そう。どんなものであってもです。

その苦労や大変さは いやというほど知っているので、どんな作品が持ち込まれるのか 楽しみでもあり、もし 具体的にご依頼が来たら・・・と考えるだけで 身の引き締まる思いをしていました。作品を引き立てるのも、そうでなくしてしまうのも 私自身のご依頼に対する取り組み方次第ですから・・・。いつものことですが「思いを形にする。」その仕事に 改めて襟を正して向かわなければならないと思ったのです。

完成品をご覧いただき、とても気に入ってくださり、心からほっと 安堵することが出来ました。大事な作品を託してくださり ありがとうございました。素敵な作品と共に 暮らしの傍らに いつまでも お使いいただけますよう、願いを込めて・・・お届けに伺います。

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ぴったり収めて。

いつもお世話になっているお客様から ドロワー製作のご注文をいただきました。

収めるスペースが決まっていて、プラスチックではなく木のものを・・・とのご希望から ご注文を頂いたのです。横幅も高さも、奥行きも ご指定どおりのサイズで作りましたが 実際収まるところを見るまでは やはり不安なものです。収まらないと意味がないからです。

ドキドキしながら そのスペースへ・・・ぴったりすぎて 少しヒヤッとしましたが ぴったりと言うものは そういうもの。余裕がありすぎてもだめ、ぎりぎりすぎると 後々が面倒。収まり具合に お客様もご満足いただけたようです。ほっといたしました。ご注文ありがとうございました。

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似合うものを。

久々にオリジナルの小家具を作ってみました。

実はこれ 娘が小さいときの ちっちゃな靴を置けるように作ったシューズラックを基にして、大人の靴も置けるように サイズを大きくしたものです。デザインは ほぼ一緒です。

玄関は どうしても散らかりがち。さっと出せて 整理できるようなもの・・・考えたら こういうデザインになりました。

シューズラックと書きましたが ガーデニングの小物を並べてもいいかもしれません。玄関にちょっとしたディスプレースペースが生まれます。

靴を並べて欲しいのは 山々ですが このラックに似合うもの・・・となると やはりキャンバスのスニーカーをイメージします。どんな靴でもいいのだけれど ビジネスシューズだけは似合いそうもありません。玄関をちょっと素敵な空間に・・・それをイメージしたものですから。

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お会いしましょう。

久しぶりに 家具の製作のご注文をいただきました。うちがオープンしたての頃からの大切なお客様からのご依頼です。絵本をしまう絵本棚とシンプルな本棚を・・・お孫さんへのプレゼントにしたいというお話でした。

現在、闘病中で病院からご連絡を頂いたこともあり 身を引き締めてお受けしたご依頼だったのです。しばらく お会いできていなかったので 心配をしていましたが ご連絡を頂き ほっとしたのと同時に、きっとご満足いただけるものにしなければ・・・という思いに駆られたのです。

久々の製作ということもあり、少し時間がかかってしまいましたが お約束の期日に間に合うことが出来ました。明日、お届けにうかがいます。お孫さんにも喜んでいただきたいのは 勿論ですが、やはり ご依頼主様に感想を頂くまでは・・・私の仕事は 終わったとはいえない気がしています。

どうか、またお会いできますように・・・元気を取り戻されて また必ずお会いしましょう・・・そして、その時には 出来栄えの感想をお聞かせください。それを楽しみに、楽しみにしています。

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暮らしの傍らに。

昔からお世話になっているお客様から 家具の製作のご依頼がありました。以前お作りした食器キャビネットに合わせて カウンターとして使いたいとのご依頼でした。

お客様が見えたときは カウンターに・・・普段は ミシン作業のテーブルとしてお使いになるそうです。こんな風に 飾り台としても・・・いろんな使い道が広がりそうです。

家具にとって いろんな使い道があることはとても重要です。既存の家具と合わせられるのも オリジナルならでは。暮らしに密着した普段使いの家具として 活躍してくれそうです。

久々の製作依頼だったので 少し緊張しながら・・・でも、お使いいただいていることを想像しながら 慎重に丁寧に作業にあたりました。

暮らしの傍らに 自分が思い描いたものがあること・・・やはり、ちょっと素敵です。

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言葉を大切に。

携帯やパソコンの普及とともに メールの便利さを知り、手紙やはがきを書く機会が めっきり減っています。私も もともと筆不精なのでそんなに手紙を書くこともありませんでしたが 年賀状の発行枚数の減少でも分かるとおり 世の中は肉筆離れが進んでいるようです。

メールで伝える内容というのは 簡単に破棄されてもいいようなことですから手軽です。でも、活字にすることというのは 少しかしこまったことにもなりますから とっつきにくく、書きにくいものです。だから メールの便利さと 活字を書くことの両方を 使い分けていくことを忘れてはならないと思います。

時に、はがきや手紙は 重要なものとなります。簡単に捨てられる物ではなくなります。そこに良さがあるのです。相手を想い、肉筆で伝える言葉は 双方の心の通い合いとなります。そういう 言葉を書きたいし、文面から感じてもらいたい・・・メールが普及すればするほど 大切にしなければならないと感じるのです。

そんな手紙をそっと仕舞っておける場所も重要です。それは 大切なものと思うが故に用意する場所ですから。

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