食器

近くに。

脚の折りたためるテーブルといえば ちゃぶ台などが思い浮かびます。昔の暮らしには 欠かせないものだったに違いありません。

日本家屋は狭く、現代のダイニングなど無い時代です。家族が多ければ 茶の間に布団を敷いて寝るなんてことも珍しいことではなかったのではないでしょうか。ご飯を食べて、家族が集まっての団欒の中心には ちゃぶ台があったはずです。でも、寝る時間には脚をたたんで 立てかければ 寝るスペースが簡単に出来たわけです。出来るだけ置き場所に困らないように・・・脚をたためるテーブルがあったのです。

洋風家屋が当たり前となった現代、このようなテーブルは必要ありません。一人暮らしのワンルームでない限り、リビングと寝室は別なはずです。置きっぱなしのテーブルで食事をするのが当たり前だからです。そんな現代だから あえて、おすすめできる理由があります。

日常の食卓は食卓として必要だけど、今日は ちょっと趣向を変えて・・・和室に置いて、座布団をしつらえ 熱燗で一杯・・・。普段のテーブルの距離よりもぐっと近くに感じられて・・・普段とは違う食卓になりそうです。

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意気に感ず。

先日、ショッピングセンターの食器売り場を覗いてみました。どんな食器が普通に売られているのか気になったからです。

一番目立つ場所には コレールが飾られていました。耐熱食器もたくさんあるのですが なんか素っ気ありません。デザインは豊富にあるので 使い勝手は良さそうですが 古い耐熱食器を知る私にとっては 素っ気無く感じるのです。

耐熱ガラスの業界を取り巻く環境も 昔とはすっかり変わり、パイレックス・コレールに関しては輸入品となり、長らく日本のパイレックスを作ってきた会社は 独自路線のラインナップで作り続けているようです。

コレールは いろんな柄物が作られ 現行品でもお好きな人が多いのではないでしょうか。キャラクターがデザインされたものもあり、行事にあわせて選びたくなる・・・そんな工夫を垣間見ることが出来ます。でも、時代の空気がそうさせるのかどうか分かりませんが 私には 断然、昔のデザインのほうが素敵に思えます。キャラクター人気で 食器が売れるとしたら・・・それは あくまでもキャラクターに頼った もの作りとしか思えないのです。長く愛される定番食器なのですから 独自のデザインで、いい食器として人気が出るような努力をするほうが私はいいと思えるのです。

いろんな暮らし方があり、いろんなインテリアがある。好みも様々で みんなに人気が出るものなど食器の世界では存在しません。だからこそ、インテリアの世界とリンクして それに似合うもの作りをしたりして時代を作っていく・・・そういう挑戦の歴史の連続があって、この先があるのだと思うのです。かつてのものには そんな心意気を私は感じます。10年後、20年後も 使ってもらいたい・・・そんな心意気です。

私たちが大好きな食器も 誰しもに好かれるものではないことは重々承知です。でも、暮らしに合わせ、もし食器を選ぶなら やはり私たちは昔のものを選びます。昔の人のもの作りを、意気に感じるからです。

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いつでも、外でも。

素敵なマホービンをご紹介します。

昔ながらの真空二重構造ビンのポットです。でも、見た目は 籐で本体を巻いてあるので手作りの温かみがあります。保温効果の高いマホービンですから熱いお湯が欲しい時にも、氷を入れれば冷たい水も、飲みたい時に・・・それに、スクリュー式の蓋が採用されているので 漏れる心配が無く、外に持ち出してみたくもなります。

だから、いつでも熱いお湯が使えて、外でも温かい飲み物が楽しめます。何処へでも連れ出せる素敵なアイテムです。

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わくわくの食卓を。

私もいい年になり、食べることを大切に思うようになりました。若い頃は 食べたいものを腹いっぱい食べられれば満足していました。ところが 老眼なのでしょうが 目が不自由になり、夜更かしがきつくなったりして 年齢を実感するようになってきたのです。確かに数えてみれば そんな年なんだと・・・しみじみ思います。

人は食べずに生きることは出来ず、どんなことよりも興味を引かれ 楽しむことをやめることなど出来ません。毎度毎度の食事なのに 面倒くさくなることもないのです。(作る人にとっては大変なことですが・・・)

食事は大切。テーブルに当たり前にでてくるものではありません。用意してくれる人がいて、空腹が満たされる喜びを感じるようになってきました。当たり前のことを当たり前と思わなくなること・・・それが 年を取ることなのかも・・・と思うのです。

うちは そんな食事の場面を大切にして欲しくて、食器をたくさん扱っています。しかも、個性的です。どんな食事にも使えます。というものではありません。食べることをより楽しく感じていただけるものです。食べることだけを楽しむのは もったいないと考えます。せっかくなら わくわくの食卓を・・・。

年を取ったから余計にそう思うのです。

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もの足りなくて。

夏の恒例イベント「夏のマルシェ」も中盤を迎えました。毎年、決して快適とはいえないお店に 暑い中足をお運びいただいておりましたが 今年は 一時の暑さを過ぎたときから 涼しくて・・・いやむしろ肌寒くて 拍子抜けした夏でした。

それでも 一応夏だから、一通り夏の味覚、スイカを食べて、とうもろこしをほおばり、焼き鳥や焼肉などを食べ、仕事終わりの一杯のビールをごくごくと味わってみるものの・・・何か ものたりない。ただでさえ暑いのに あらためて「暑い!」っていいながら 扇風機のぬるいそよぎの中で 味わう夏の味覚のほうが やはりとても恋しいし、うまい!と感じるものです。

暑さの苦手の人も居るだろうと思い、「今年の夏は快適ですね。」とお客様に問いかけます。でも、返ってくる返事は 「暑いほうがいいです。」という言葉。すかさず、「そうですよね~」と返します。みなさん どこかもの足りないのだな・・・と 同じ気持ちになります。

夏は暑いもの。暑いときゆえの お楽しみが味わえないのは やはりもの足りないのです。お店にも 夏っぽいものがあまりありませんでしたが ようやく夏らしいものを見つけることができました。これからの残暑に期待して 今までのもの足りなさを 取り戻したいと思います。

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タイムトリップ。

古いものとの出会いは まさに時間旅行を体験する感覚と似ています。実際には有り得ないことだけど 時間を越えての出会いは 知的好奇心を刺激してくれます。

昔のように 資料を探す手間も無く、今は インターネットで様々な情報や資料、うんちくを見聞きすることが手軽に出来るようになりましたので 居間でくつろぎながらそんな時間をお楽しみの方も多いのではないでしょうか。

ここでも 少し時間をさかのぼる旅へご招待します。

まずは大好きなミルクガラスから・・・。

薄めの黄色が可愛いパイレックスのリフのSとLサイズ。塗装が薄くなっていて 美品とはいいにくい状態です。ただ 刻印が今まで見てきたバックスタンプと 何かが違う・・・歴史あるパイレックスですから 何かヒントは無いものかと調べてみると・・・ヒントは Sサイズについていた蓋にありました。リフは 作られた年数も長く、蓋の形状で製造年数を判断できるようです。全体に縞の入ったタイプは 1950年以降の製造のようですが このリフの蓋を確認すると・・・全体に縞模様の無いタイプなので 1940年代以前の製造ということになります。古いふるいパイレックスだったのです。バックスタンプが酷似していることから見てもLサイズのリフも同年代だといえそうです。

はっきりは判らないけど 日本では GHQの占領下にあった時代か、戦時中だったのか・・・そういう時代のものです。少しの塗装が剥げてるくらいは当然か・・・そう納得させてくれました。一方、蓋のデイジープリントが可愛いシンデレラキャセロールは・・・1960年代前半に作られたようです。日本にも 輸入されるようになったのですが 製造年数が2年ほどだったので生産数は少ないとのこと・・・。戦後の復興を乗り越え、1964年の東京オリンピックの準備にあわただしかった頃のものでしょうか。

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それから この柱時計・・・。どう見ても新品。タグもあるし、ピカピカですから・・・。でも、そのタグを見ると謎が深まります。漢字とカナ使いの表現が古い・・・それに、8日巻きって・・・通常、柱時計の進歩と共に 手のかかりにくいものが開発されていきました。1960年代初頭に 電池式の時計が発表される前の段階で 30日巻きが売られていたことを考えると 8日巻きって大正時代に売られていたものと同じ構造で、そんなことある?って感じなのです。

こればかりは 当時のカタログでもない限り、どんな時代に作られたものかを知るすべはありません。タグが無ければ 昭和30年代位・・・と判断してしまいそう。それくらい ピカピカ新品、デットストック状態なものですから。

古いもの好きの人は 大抵、タイムトリップして 当時売っていたものを買い占めたいと夢見るものです。できっこないことを夢見ちゃうものです。自分が 時間旅行できなくても、ある意味 もののほうが時間を旅して 私の元へとやってきてくれました。80年ほど時間を飛ばして・・・もしかしたら もっとの時間を越えてきたのかも・・・使われ続けてぼろくなって残っていたものとは違い、新品同様だから そう感じるのかもしれません。

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夏の定番。

夏の夕食・・・困りますね~。

「何食べたいの?」って聞かれても 「う~~~ん・・・」と考えても 浮かぶのは 夏の定番、冷たい麺類だったりします。冷麦、そうめん、そば、うどん・・・年のせいなのでしょうか・・・。

昔みたいに 満腹食べたい気分じゃなくなってきています。暑さのせいもあるけれど つるつるっと食べられ、なおかつうまい!頭に浮かぶのは やはり麺類です。

夏の定番メニューの麺類ですが 食卓に よく登場する食器も やはり定番だったりします。日本製パイレックスの花柄プリントです。色付きの冷麦もちょっと可愛く感じられます。冷たい氷水を用意して、好きな薬味で 味チェンジしながら・・・体感も涼しくなるし 夏はやっぱりこれですね。

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この柄は 日本製パイレックスのオリジナルプリント 第1号といわれています。1971年発売の“サワー”という柄です。耐熱食器ですけど 夏の冷たいメニューにも大活躍です。

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暮らしの演出家。

久々にアメリカから荷物が届きました。大好きな食器、ミルクガラスがたくさんです。

箱を開けるそばから かみさんが 「これ可愛い~欲しい~」といいます。やはり 私自身も大好きな食器なので 「そうだね~」と心の中で思います。着いた途端に いいものから買ってしまったら 楽しみに待ってくださっているお客様に申し訳ない・・・そんなことは お互いに口に出さずともわかりきっていることだから、いくら私が 「いいよ~」なんていっても 実際には 買って帰るなんてことは できませんが、言ってみたい気持ちは 夫婦ともに同じなので その気持ちもわかります。まあ、毎度おなじみ 恒例の会話なのです。

そんな会話の後、ふと自分の暮らしを考えました。いくらお店をやっているからといって 十分にお休みもあげられず、一緒の休みだからといって 観光地に連れて行ってあげるわけでもなく、だからといって 贅沢させてあげられるはずも無く・・・むしろ 我慢を強いる暮らししかさせてあげられないこの状況で 店を守り、娘の面倒もみてくれて わたしのことも気遣ってくれることに ほんとにありがたいと 今更ながら思ったのです。

朝起きて、はつらつと元気で居てくれる・・・それだけで 気持ちがほっとする。夫婦って そういうものかと 感じます。

そんな風にいてくれるなら、せめて かみさんの好きなものくらいは買ってあげたい。そう 思い思い、買い集めた食器が うちにはたくさんあります。たくさんあるにもかかわらず 「こんなのうちには無いな。」とかみさんはいいます。それはそうかもしれないけれど・・・元気ではつらつと居てくれるなら・・・欲しいものを買ってあげたいと思うのです。そうやって うちの暮らしは出来上がってきました。賑やかな食卓も、部屋中に見渡せる食器のある風景も かみさんの選んだもので演出されています。

どこのお宅もそうだと思いますが やはり 暮らしの背景を実際に 演出するのは 奥さんの好みなのではないでしょうか。正直、男に口出しは出来ない領域なのです。暮らしは好きなように描きなさい。と言ってあげられるのが 正しい夫のあり方だと 私は思うのです。一緒に手伝うのならなお良し、ですが 言ってはいけないのが 「また買ったの」と不平を言うことです。毎日はつらつと元気で居てくれることを 感謝するべきなのです。

奥さんの好みが 食器だけということは無いでしょう。むしろ 今の時代、そうじゃないことのほうに興味を持つ方が多いかもしれません。それはそれで そういう対象を持っているということを理解し、見守るべきです。なんといっても 奥さんは 家庭の中心なのですから。

でも、私は 素敵な食器は 毎日の家事仕事のモチベーションを上げるものだと言い続けてきました。それは きっといつまでも変わらずそう思い続けることでしょう。だって見てください。こんな 食器に囲まれた暮らしは ちょっと特別な毎日を作ってくれることになるのですから。

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ファイヤーキングのメドウグリーンというシリーズの オーバルプレートとフレンチキャセロール。それに、ファイヤーキングのレストランウェアの小皿。厚手の丈夫なミルクガラスです。

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ファイヤーキングのバブルというシリーズ。ラージベリーボウルとフルーツボウル。シュガー&クリーマーも シンプルだけど可愛い。1940年代から60年代にかけて作られた 古いシリーズです。

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パイレックスのシンデレラキャセロールは アーリーアメリカンという名前。デザインと色合いがマッチしてほんと素敵。へーゼルアトラスのマグは 「ラブグランマ」。可愛いおばあちゃんへのプレゼントに。アンカーホッキングのアドマグは 81年製。気球のデザインが可愛い。イギリス国旗のマグは フェデラル製。イギリス好きにはたまりません。

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チューリップとギンガムの組み合わせ、マグはよく見ますね。色違いで赤やグリーンやブルーがあります。柄は アメリカらしいポップさですが 茶色なので シックなインテリアのお宅にも似合いそうです。ローフパンは ほかのデザインでご紹介したことはありますが オーバルキャセロールとラウンドキャセロールは 初めて出会うデザイン。せっかくのおそろいなので 出来ればセットで持ちたいものです。持ちたいね~ママ。

さて、暮らしの演出家たる奥様方。あなたは どんな暮らしを演出されていますか?あなたの元気が家族を支えていることを自覚してください。元気で居るために 夢中になれる何かを見つけてみて欲しいと思うのです。

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知ることが大事。

私は古いものが大好き。ずっとそうお話してきました。

きっかけは やはり、懐かしさと雰囲気、そして 珍しくて普通じゃないってことだった気がしています。古いおもちゃを飾りながら暮らしたいという思いから、古い家具や食器を知るという 自然な流れだったような気がしています。

古いものが好きといって、いろんな物に手を出していたのは 若いころの事でありました。その時分は インターネットなど無く、調べ物は 伝え聞きだったり 本を探して というのが常でした。だから、好きなものの背景を知る事は とても大変でしたが 調べる事で 漠然といいなと思っていたものが より深く好きになり 欠かせないものとなっていきました。

今の時代、昔と比べると ちょちょっと検索すれば 専門知識を持った人が 知りたい事を詳しく教えてくれるし、資料もたくさん見られて 素晴らしいツールのおかげで 知識も増えた事を実感しています。お店をしていて お勧めする以上、そのものについて 知っているという事が大事だからです。

でも、実際 お客様に 聞かれるかっていうと 案外そうでもありません。一握りの方に 詳しく説明する程度で、すでに知識を持っておられるか 背景には興味が無いのか、もしくは ご自分で調べられるから説明は必要ないのか・・・そういう話が楽しいのに する機会にあまり遭遇しないのです。

いずれにしても、特に古いものには それが生み出された 背景というものが必ずあります。それを知る事で もっともっと古いものが好きになりますし、どうやって使い どう組み合わせて、自分の暮らしに生かしていくのか・・・具体的な意味を持つ事につながっていくので 興味のあるものの背景を知る事が大事なのだと思うのです。

残念ながら 今現在、高級品やメーカー品を除くと ずっと使い続けられるようなものが少ないと感じるのは その背景に魅力を感じないからです。

アンティークやヴィンテージ品を愛する人たちは そのものが生まれた時代や 環境や デザインや思想に感銘を受けて そばに置く暮らしを選んでいらっしゃいます。それは 趣味を超え、生き方へとつながっていくのです。知るという事は この上ない楽しみで 喜びで、とても大事な事だと思うのです。

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戦後の人々の暮らしに 大きな影響を与えたのが ミッドセンチュリーといわれる時代のデザイン家具です。今の 時代にも通じる シンプルでモダンなデザインは 日本の暮らしにも大きな影響を与えました。洋館に暮らすお金持ちの家にある家具だけでなく、一般庶民向けの家具にも取り入れられたのです。勿論、有名デザイナーのものではないにしろ 憧れの洋風な暮らしに 近づく事が出来たわけです。

でも、これらのおばあちゃん家にあったような家具は 古臭い日本の家に置かれ、およそ 憧れの洋風の暮らしとは あまりにもちぐはぐ。その印象が ほとんどの人の記憶の中に ただ古臭いだけのもの。と感じれてしまうのは当たり前のことと思います。でも、本当なら おばちゃんが ミッドセンチュリー時代のデザイン家具のある暮らしを知っていたら・・・今の時代でも そのデザイナーたちが何を求めてデザインしたのかを知る事ができたら・・・きっと ただの古道具には 感じないと思うのです。

今現在、生み出される大量生産の家具にも 何かしらの背景があり、それを選んで暮らしに取り入れる 思いがあったとしたら・・・本当なら何も言う事は無いのだけれど・・・。これから生み出されるものにも 時代を映すような背景を 私は求めたいと思うのです。

日本の家具メーカーの草分け的な存在「カリモク」。ミッドセンチュリーの流れを汲む 素敵な家具メーカーです。写真の右端に写っている オレンジ色のマガジンラック 実は 古いカリモクです。オールドカリモクと呼ばれる時代のものです。鳥をかたどったデザインは 自然のものをモチーフにデザインされた 北欧の雰囲気を感じさせます。可愛くもあり、モダンです。そして、テーブルにあるティーセットは 「名古屋硬質磁器」と銘があります。昭和17年の新聞に包まれておりました。戦火を潜り抜け なぜか今、うちのお店に・・・。その時代を検索してみました。すごい時代です。想像もつきません。知ることが大事と心から思うのです。

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本当に好きな人の下へ。

仕入れに出かけると 当然、目を皿のようにして 何か無いものかと探します。仕入先は 綺麗に並べられた環境とは 程遠いので 結構大変です。欲しいものばかり・・・ということはありえませんので 探して探して・・・ようやくお気に入りのものに出会えるのです。

いつも不思議なのですが ダンボールが山済みになっている中から たった一つ、これは!というものに出会います。しかも、どう見てもスルーしてしまうような 食器の箱の中の一番下にちらっと見えてきて・・・表面だけ見ていたら見過ごしてしまったに違いないその中に・・・不意に 出会いはやってくるのです。見つけて欲しくて待っていてくれたような・・・そんな風にも思うのです。

好きなものがはっきりしているというのはあるかもしれません。好きなものは とことんその背景を調べ、作られた訳や 時代背景など そういうことにまで興味はおよび・・・そして もっともっと好きになっていき、それが自然と いろんなところから集まってくる。好きだから そうなってくるものだと思うのです。

雑誌の受け売りで 手を出しては見たものの、いっこうに集まってこないのは 本当に好きではないからです。案外、品物が人を選んでいるような気にさえなってきます。

うちは 専門で通販などしている都会のお店とは 比較にならないくらいの物量かもしれないけれど 集まってきたものは どこにも負けないくらいいいものだと思っています。そうして出会えたものは また大切に使ってくださるお客様の下へ 旅立っていきます。そんなことの繰り返しだけど 新しいものと出会うたびに 嬉しさがいつものように込み上げて来るのです。

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ファイヤーキングのフレンチキャセロールは たくさん扱ってきましたが こんな蓋がついていたとは 今の今まで知りませんでした。パイレックスのリフリッジレーターは 初めての出会い。Sサイズは今もありますが 蓋つきのこのサイズは初めてです。1960~70年代にかけて テレビがカラーに移行した時期というだけあって とてもカラフル。こんな可愛い食器で彩られた テーブルは 当時あったのでしょうか・・・。和食器に囲まれた環境には ちょっと馴染まなかったのかもしれません。好きな人の下に集まれば こういう食卓が自然に出来上がります。現代でも 本当に好きな人にしか出来ない食卓なのです。

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